苦しみから抜け出すヒント PR

癒しには時間がかかるので焦らないことが大事

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前回の記事では、「嫉妬」を例にして、それを受け入れるということについて書きました。
言葉での説明はどうしても誤解や説明不足の点が出てくるので、誤解を生じかねないことについての補足をしたいと思います。

たとえば、「嫉妬」を例にすると、「嫉妬」を受け入れるということは、一瞬で受け入れられるということではありません。
どうしても0か100かで考えがちですが、嫉妬している状態と嫉妬していない状態の2つしかないわけではありません。嫉妬のレベルには程度があるはずです。グレーゾーンが必ずあるんですね。
「嫉妬」を受け入れるプロセス、スピードは人によって異なりますし、一度に受け入れられる範囲も違います。
たとえば、今までは嫉妬を10%しか受け入れられなかったけど、30%受け入れられるようになったというのも大きな改善なのです。そうなると楽になるはずです。
苦しいので一気に楽になろうという思いが強いから、少しずつというのをあまり受け入れられないんですね。
だから、返って苦しい状態がずっと続いてしまうんです。
少しだけでも受け入れられただけでも大きな進歩ですよ。一歩歩いて二歩下がるようなこともあるかもしれませんが、それでもちゃんと受け入れられて、どうでもよくなる日が必ず来ます。
焦る気持ちはすごく分かりますが、それでも時間軸を取ってあげてください。

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そして、癒しにおいて完璧主義は大きな邪魔になります。
ボク自身が、完璧主義が強かったのでよく分かりますが、100%癒したい、100%楽になりたいっていう思いが強くなりがちです。
でも、「100%癒さないと!」という思いは苦しみを生みます。
なぜなら、不可能だから。
一生癒しのワークをやっても無理だと思いますよ。
何があっても、どんなときでも楽でいられるというのは不可能です。
くれぐれも完璧な癒しを目指さないでくださいね。

そして、0か100かの思考だと、どうしても「できていないこと」にフォーカスしてしまうため、不満が溜まりやすいんですね。
また、世の中には100を実現できるセラピーやテクニックがきっとあるに違いないと手法ばかり追い求めてしまって、肝心のワークはおざなりになるのでいつまで経っても楽になりません。
もちろんテクニックも大事ですが、癒しはワークの量が大事だと思います。
そういう意味でも「セルフワーク講座」をいい機会にしてほしいなぁと思います。
癒しのワークをやっていくと、少しずつ楽になって、心地よい自分でいられるベースが増えます。その少しの気づきや癒しを自分自身できちんと承認してあげてください。
そして、癒しの旅を楽しんでいただきたいなと思います。それが、ワークを継続する秘訣です。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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