境界線

新型コロナウイルスワクチン接種の境界線越え

新型コロナウイルスワクチン接種の境界線越え

現在、新型コロナウイルスワクチン(以下「ワクチン」)の接種が進んでいます。

本記事ではワクチン接種をテーマに境界線について書いていきますが、個人的にワクチン接種しないこと、もしくはワクチン接種することを推奨するものではありません。

但し、日本ではワクチン接種は努力義務であり、接種が推奨されているものになっています。

それがゆえに境界線越えが起こりやすい事象であるため、境界線の専門家として、自らの権利を守る例として本記事を書きました。

境界線を学ぶ上で参考になればと思います。

ワクチン接種は自分で判断して決めること

ワクチン接種は、自分で判断し、自ら決める必要があります。

ワクチンを接種することで発症や重傷化を防ぐメリットがあります。
一方でワクチンを接種することでの一部の副作用もあることが報告されています。
逆に、ワクチンを接種しないとワクチン接種のメリットを得られません。また、集団免疫の効果を持つには多くの人がワクチンを接種する必要があります。

ワクチン接種のメリット・デメリットと自分の身体の状態を考慮に入れて、ワクチンを打つか打たないか、あるいはいつ打つかということを自分で判断する必要があります。

ワクチン接種有無を差別的扱いをすることは境界線越え

ここで「接種する」と判断した人が、「接種しない」と判断した人に対して、非難中傷したり、差別的な扱いをすることは、完全な境界線越えです。

その逆も然りで「接種しない」と判断した人が、「接種する」と判断した人に対して、非難中傷することも境界線越えです。
ワクチン接種しないように強制することはもちろん境界線越えです。

今の世の中では、接種する人が多数派であり、接種しない人への差別的な言動が想定されるため、接種しない人がどうやって境界線を引いていくかをこの記事では書いていきます。

逆の立場の人は、逆の立場で置き換えてください。

ワクチン接種の報告義務はない

接種する、しないの意志は、他人に述べなければならないものではないと思っています。

ワクチン接種をしたか、しないかを会社に伝える義務は法的に規定されていないことを覚えておきましょう。

戸舘弁護士の記事

ワクチン接種しない人の権利については、弁護士の戸舘圭之氏の記事が参考になりましたので紹介します。

記事ではまず以下のことを明らかにしています。

  • 新型コロナウイルスワクチン接種は「努力義務」
  • ワクチン接種は法律によって義務づけられていない
  • ワクチンを受けない自由がある

そして、記事にある以下のことも知っておくとよいでしょう。

  • ワクチンの予防接種は強制ではなく、同意に基づいて行わなければならないと法律上は明確にされている
  • ワクチンを接種していない人に対して、差別、いじめ、不利益取り扱い等は決して許されるものではない
  • ワクチン接種者のみ入店・入場を認め、非接種者を拒絶する対応は、ワクチン非接種を理由とする差別的な取り扱いとして違法と評価され、損害賠償責任が生じる可能性がある。

また、記事では、差別や不利益な扱いを受けた場合にはどうすればよいかを書いています。引用します。

労働者が会社からワクチン接種を受けないことを理由に不当な取り扱いをされた場合、労働組合や労働問題に詳しい弁護士に相談してほしい。
老人ホームなどの施設や学校での差別的な取り扱いの場合は、弁護士に相談をするほか、その施設を監督している県や市などの行政機関の担当部署に連絡、相談すれば対応してもらえる場合もある

境界線の観点から

私たちは、自らの行動を選択し、行動の結果として生じることは自分の責任となります。
そのため、自らの行動を選ぶ権利があります。

権利が尊重される社会

もし、自分の行動を選ぶ権利がなく、強制的な行動を強いられ、その結果責任を相手が取ってくれないとしたら、一方的に不利になるだけです。成熟した社会は一人ひとりの権利が尊重されている社会です。

ワクチンに関しても接種するかどうかは自分で決める権利があります。接種しない権利も認められています。
ワクチンを接種するかどうかは自分が決めるべきことです。他人が決めることではありません。

社会や他人の圧力にどう対応するか

とはいえ、ワクチン接種は努力義務になっていることと、集団免疫効果を得るためには多くの人がワクチンを接種する必要があるため、ワクチン接種の圧力が社会的にかかってくることは避けられません。

それを分かった上で、自らの選択でワクチン接種をしないと決めた人が、どう自分の境界線を引いていくかについて書いていきます。

間違ったことはしていないことを理解する

まず大切なことは、ワクチン接種をしないことは「悪いことではない」「間違ったことではない」「法律違反ではない」ということをしっかり自分が認識しておくことです。

もし、他者から責められた場合、自分がやっていることは何も問題ないと自分がしっかり分かっていればダメージを最小限にできます。

どう感じるかはその人の領域

その上で、人がどう思うか、どう感じるか、どう表現するかはその人の権利で、その人の領域であることを分かっておきましょう。
それをしっかり分かっていれば、相手の意見を聞き流すことができます。

自分と違う意見や考え方に対して、反発してしまうのは境界線が引けていない証拠です。

考え方や行動の強制は境界線越え

但し、相手の意見が単なる意見表明にとどまらず、考え方や行動の強制になっている場合は、よりしっかりとした境界線を引く必要があります。

考え方や行動を強制されて、自分が行動した結果の責任は相手には取れません。相手は金銭的な補償してくれるわけではありません。相手は健康を回復してくれる手立てを持っているわけではありません。

もし、考え方や行動の強制をされる場合は、「責任を取るのは誰か?」を自分が理解し、「責任が取れないのに行動を強制するのは境界線越えである」ことを伝えてもよいかもしれません。
相手に伝えなくても、相手の言動が境界線越えであることを自分がしっかり分かっていれば、相手の言動をスルーしやすくなるでしょう。

権利を主張しすぎるのも境界線越え

多数派からの圧力がある程度かかることは仕方がありません。今回のワクチン接種は努力義務ですから。
ワクチンを打たない人は、ワクチンを打つ人に対する尊重が欠かせません。

リスクを負った上でワクチンを打っている人のおかげで集団免疫効果が出たとしたら、ワクチンを打たない人は、打った人の利益を得ていることになるわけです。
ワクチンを打った人から見れば、打たない人に対する批判が出る気持ちになるのも自然なことです。

それなのに「全く圧力をなしにしてほしい」というのは難しいと思います。
自分の権利を守ることに固執しすぎると、他者との軋轢が生まれかねません。

他者や社会からの圧力があることは避けられないと受け入れ、ワクチンを打った人への敬意を持ったうえで、自分の選択を尊重できれば、他者を尊重しながらも、自分の権利を守ることができると考えます。

また、ワクチンを打つ側の人も、今回は多数派の立場ですが、自分がいつ、別のことで少数派の立場になるかは分かりません。少数派の権利が守られる社会は、自分にとっても生きやすい社会です。そういう社会の実現のために、一人ひとりが寛容な意識を持つことが求められると思います。


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西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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