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嫌いな相手を許す必要はない

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癒しや自己啓発系の本によく書かれている「許し」。

「嫌いな相手を許すことがあなたの幸せにとって大切だ」
というようなことが書かれています。

それはその通りです。
相手が憎い状態で悩まされているとき、自分が苦しいですからね。

でも、許そうと思って許せるものではありません。
そう簡単に許せれば苦労しません。

確かに許せれば楽になりますが、怒りの感情がたまっていれば許せないのは当たり前ですし、それを無理に許そうとすると、怒りの感情を抑圧することになります。

すると、「無意識に抑圧したものは余計強くなる」という心のルール通りに余計悩ませることになります。
一時的に抑圧することに成功できても、必ず引きずっています。

ですので覚えておいてほしいのが、

「相手を許す必要なんてこれっぽっちもない」

ということです。

憎い相手は許さなくていいです。

また、ボクのブログでも投影についてたくさん書いていますが、投影について学ばれた方は、知識上では、相手が憎い点は自分のそれを相手に投影しているということを分かっていらっしゃるはずです。

すると相手を責めたいにもかかわらず、自分を責めるという方向に向かいます。
そして相手への怒りの感情が置き去りになってしまいます。

投影のしくみを知ることは、自分が楽になるために必須の知識ですが、ときに自分を責める材料にしてしまう人もいます。

そういう人に言いたいのですが、
自分に嫌な面があったっていいじゃないですか!

嫌な面がない人なんていませんし、すべてを受け入れることなんてちょっと無理がありすぎます。

あまりに行きすぎると完璧主義が過ぎてそれが違う苦しみになってしまいます。

あくまでも自分を楽にするツールなんです。
自分が楽にならないのなら、どんな考えであっても手放してください。
もちろんボクがブログで行っていることも含めて。

話を戻して、相手への許しですが、無理に許そうとする必要はありません。
ですが、相手に憎しみがある状態も苦しいです。

では、どうすればいいかというと、すごく単純です。

ただ、今の苦しい感情をただ解放すればいいだけです。
EFTをオススメします。
(5/2-4でJMET認定EFTプラクティショナーコース講座の講師をやります)

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憎しみの感情を解放すると、相手を許してしまうのが嫌だと思う人もいるでしょう。
EFTは許しのツールではありません。

相手を許さない思いは持ったままで構いません。
ただ、今溜まっている怒りや悲しみの感情を出して、スッキリしたほうがいいじゃないですか。

完全に解放しなくてもいいんです。
半分で構いません。
怒りで苦しくてしょうがない状態から自分を少しでも楽にしてあげましょう。

そして、強い怒り、憎しみがあるとき、実は自分の大切な何かを傷つけられたから起こります。

セッションではそこを見ていくことになります。
コアにあるものは1回、2回でたどり着けるものではありません。
見ていくにはかなりの勇気が必要です。
でも、そここそ最も向き合う価値があるところです。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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