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悩みを明確化できるのはカウンセリングの大きなメリット

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悩みや苦しみがあるけれど悩みを具体化できていない

私たちが悩みを抱えているとき、必ずしも悩みの中身が明確になっていないことはよくあります。

  • 何が苦しいのかが明確に分かっていないけれども、心は苦しい
  • もしくは、嫌なことがたくさんあって、どれが主な原因が分からない
  • あるいは、本来の悩みではなく、表面化している悩みで悩んでいる

私自身もそうですが、自分の悩みを適切に表現することは、結構難しいことだと感じています。
簡単なようですが意外に難しく、多くの人が実はできていないと思います。

一つは、悩みや問題を明確化することの難しさです。

悩みや問題があいまいになっていて、きちんと具体的に特定化できていない状態になっています。
これは後ほど述べていきます。

本来の悩みから派生した別の問題を悩んでいる

そこから派生することで、次の問題が生じます。
それは、本来の悩みから派生した二次的な問題を、自分の問題として捉えてしまうということです。

たとえば、心の病気やストレスからくる身体症状はその代表例です。

うつで悩んでいるとき、うつを治したいと思うはずです。
不安症で悩んでいるとき、不安症を治したいと思うはずです。
不眠症で悩んでいるとき、不眠症を治したいと思うはずです。

そのため、悩みは「うつ」や「不眠症」などになります。

もちろん、それが悩みでないわけではありません。
それこそ、大きな悩みです。

しかし、その悩みのもっと深くに、別の悩みがあって、それがストレス源となっていることを知っておく必要があるでしょう。

心理カウンセラーは悩みを明確化する役割がある

心理カウンセラーは、症状だけにとらわれず、もっと奥に隠されている本当の悩みや問題を発見していく力が必要です。

また、心理カウンセラーの役割として、本人の悩みを明確化することがあります。

  • 悩みが分かっていない
  • 悩みがこんがらがっている
  • 何でこんなに心が苦しいのか分からない
  • 何でこんなに心が動かないのか分からない
  • 悩みを適切に他者に表現できない

こういうケースでは、悩みや問題があいまいになっていて、本人が言語化できていないものを「具体化」「特定化」「言語化」してあげられる力が心理カウンセラーには必要になります。

問題や悩みが明確になったうえで、問題解決を一緒に取り組んでいく力が今度は求められます。

でも、まずは、問題を明確化できる力が必要です。
それがなければ、いくら問題解決能力が高くても、的を射ないカウンセリングになってしまいます。

悩みを明確にできる重要性

悩みが明確になるだけで、十分カウンセリングの価値があります。

分からないものが分かるというのは非常にスッキリ感があります。
そして、悩みが明確になってはじめて、悩みの対処法がより具体化していきます。

漠然とした悩みだと、漠然とした対処法か、あるいは、勘で悩みを推測して、その対処法をしていくことになります。

漠然とした対処法は、漠然としか効果がなく、勘で推測した場合、当たることもあれば当たらないこともあり、結果オーライ的になってしまいます。

結果オーライでもよいのですが、再現性を高めていく上では、悩みや問題を明確化することが必要だと思います。

悩みや問題を明確にするにはどうしたらよいか?

では、悩みや問題を明確にするにはどうしたらよいのでしょうか?

これは正直ブログで語れるようなものではなく、語ることがありすぎて難しいですし、ある意味カウンセラーの職人芸的なものがあって、簡単に伝えることはできません。

とはいえ、基本的なことで言えば、さんざん言われていることだと思いますが、「5W1H」です。

5W1H

「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」

5W1Hがあいまいだと、伝わらないのです。

簡単に言えば、5W1Hがあいまいだと、誤解を生じやすく、相手に伝わらないから、相手も分かってくれません。

会社の中でも、普通に言葉足らずの人が結構いると思いますが、皆さんの周りはいかがでしょうか?

自分の世界観を相手が分かっているかのように話をします。
その場合、必ず言葉足らずで、いろんな意味に取れて、漠然としか分かりません。

「あれやっといて」
「こないだの件はどうなった?」

「あれ」や「それ」では分かりません。

5W1Hはビジネスでも基本

また、会社に電話でいきなり「そっちから手紙が来たんだけど、これどういうこと?」と言われても、こっちがどういうことか聞きたいですよね。

  • 「When」 いつ届いたのか?
  • 「Where」 どこから届いたのか?
  • 「Who」 受け取った人は誰なのか? 誰から届いたものなのか? どの部署に対する問い合わせか?
  • 「What」 何のお手紙なのか? どのような件なのか?
  • 「Why」 なぜ電話を掛けてきたのか? 電話を掛けた目的は何か?
  • 「How」 (相手は)どのようにしたいのか? (こちらは)どのようにしたらよいのか?

こういったことをこちらから聞いて、明確化する必要があります。

この能力はビジネスに置いて大事なことで、心理カウンセラーにとっても非常に大切なものです。

自分の気持ちや悩みを明確化する

私たちは、聞く側、話す側の両方に立っていますから、聞く立場、話す立場の両方で、明確にしていく力が求められます。

「相手が分かってくれない」
「自分の気持ちを理解してくれない」

ということで悩んでいる人は、伝え方の問題もあるかもしれません。

こういうのは意識したり、練習したら改善できますので、やってみるとよいでしょう。

もちろん、伝え方だけではなく、それ以前に、自分の本当の気持ちや悩みを自分で明確化しておく必要があります。

それがあって、「どう相手に伝えるか」が次に出てくるわけです。

まずは、自分の気持ちや悩みを明確化することが大切だと思います。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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