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HSPはイメージ再現力が高くリアリティが強いという仮説

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イメージすると過去の体感が再現される

カウンセリングではイメージワークをよく使います。

たとえば、過去の心の傷を癒やすときは、そのときの場面をイメージしてもらいます。

すると、そのときの感覚が再現できます。
身体に反応が表れます。感情も表れます。

イメージすることで、ネガティブな体験を作り出すことができます。
逆もしかりで、イメージでポジティブな体験を作り出すことができます。

HSPほどイメージによる体感再現力が高い

私の仮説ですが、HSPほどイメージの「体験再現力が高い」と思います。
イメージするだけで、当時の感覚に簡単になれる度合いが高いということです。

同調しやすい

別の言葉で言えば、当時の感覚と同調しやすいということです。
傷ついたインナーチャイルドと同調しやすいということです。

同調しやすさがHSPの生きづらさの主な原因の一つ

この「同調しやすさ」がHSPの生きづらさの元で、無意識に他人のエネルギーや傷ついたインナーチャイルドと同調して、自分のエネルギーを落としています。

イメージの元となるのは心のプログラム

心のプログラム(思い込み、信念)がイメージを作ります。

たとえば「ダイオキシンが身体に悪い」というニュースを見たとします。
「ダイオキシンは焼却したときに排出される」とか「ダイオキシンは魚介類に多く含まれる」といった情報を知ると、これが心のプログラムになります。

今度は心のプログラムにコントロール(影響)されるようになります。

魚を食べようとするときに、ダイオキシンのイメージが出てきて、「身体に悪いものを食べている」という感覚が出ます。

すると、身体に悪影響が出ます。

ダイオキシンが過去に騒がれたとき、「ダイオキシンの影響だ」という患者さんがたくさんいたそうです。

ところが、ダイオキシンの誤解が解けて、身体に影響がないレベルであることが分かると、報道はピタリと止み、患者さんも一気にいなくなったそうです。

心のプログラムは非常に大きな影響を与えます。

HSPは体感再現力が高いのでリアリティが強い

そして、HPSはイメージして体感するのが上手なので、リアリティが高いのです。

言い換えれば、心のプログラムによって生じる「幻」にリアリティを感じやすいと言えます。

私たちは幻影を見ている

心のプログラムから出てくるのは幻です。幻影です。

「ダイオキシンが身体に悪い」
「空気中に含まれている」
「空気が悪い」

実際にはまったく影響がない空気なのに、吸うと嫌な反応が生じます。

これは、過去のイメージをすると嫌な体験が再現されるのと原理は一緒です。

実際には何も起きていないのにイメージだけで再現される

実際には何も起こっていません。過去に起こった体験をされているとか、されそうなわけではなく、ただイメージしただけです。
イメージしただけで嫌な感覚が再現されるのです。

心のプログラムに基づいて、嫌なイメージが連想されると、それだけで嫌な感覚が再現されます。

再現されたリアリティが強いほど幻を真実だと思い込む

すると、「嫌な感覚が起こるのは、本当に空気にダイオキシンが含まれているんだ」と思うようになるのです。

その結果、心のプログラムが強化され、「ダイオキシン=身体に悪い」が余計に真実味を帯びてきます。

HSPは体感再現力が強く、リアリティが高いため、心のプログラムが強化されやすいという特徴があると私は考えています

フィクションであると知っていることがとても大きい

しかし、これはただのイメージです。ネガティブな幻を見て、ネガティブな反応をしているに過ぎません。

ここをきちんと腑に落としているのとそうでないのでは全然違います。

ぜひ腑に落としてみてください。

ここを腑に落とすと、単に「ドラマを見ているだけ」というのが分かります。

実際にテレビドラマや映画を見るときにもHSPは同調しますが、どこかでフィクションだと分かっているので、同調の度合いが少ないです。

この「どこかでフィクションだと分かっている」というのが大きいです。

現実に起こることは「フィクションではない」と信じ切っていますが、実際には幻想を見てます。
心のプログラムに基づいた幻想です。

本当は空気中のダイオキシンの影響など身体に実害がないにもかかわらず、「害がある」と信じたために、あたかも害があるような身体反応が起こっているというのが、実際に起こっていることなのです。

自分の特徴や傾向をきちんと理解しておくことが重要!

そして、この身体反応にあまりにもとらわれてしまっています。

それも無理はありません。なぜなら身体反応はリアルだからです。
このリアリティさが、真実だと思い込ませています。

身体反応は、実際に体験していなくてもイメージで起こる

これをきちんと理解しておくことで、冷静な視点が持てるようになります。

実際に身体の反応があっても、イメージによる幻である

それを冷静に思えるようになると、同調を外しやすくなるため、実際の身体反応も抑えられます。

HSPはイメージでの身体反応が起きやすい

これは私の仮説ですが、HSPかどうかは別にして、自分がそういった反応が起きやすいと感じるのであれば、その資質があることも頭に入れておきましょう。

私は幻を見やすい資質だ

それが分かっていると「フィクションだ」と思いやすくなります。

厳密に言えば、人は幻、フィクションしか見ていませんが、HSPは「幻やフィクションを見やすい(リアリティを感じやすい)」という特徴があります。

特徴が分かれば、対策すればよいだけです。

対策さえできれば、この特徴はマイナスになりません。

HSP講座ではこの対策を徹底的にやります!

特徴には当然長所もある

イメージでの身体反応が起きやすいという特徴は悪いことだけではありません。

自分を癒やす上では非常に好都合な資質です。
インナーチャイルドワークによる癒やし・浄化の量が大きいです。
それだけ癒しによる「学び」や「気づき」(意識の進化)が生じやすいです。

また、ポジティブな同調もしやすいので、ポジティブなイメージが増えてくるほど、自分のエネルギーが上がります。

特徴を知り、対策をする!

ただ、HSPはネガティブイメージの強い人が多いでしょうから、ネガティブイメージの浄化は欠かせないでしょう。

どうしてもポジティブとネガティブだとネガティブの影響のほうが勝ってしまうため、ネガティブイメージが増えちゃうんですよね。

あと、純粋な人ほど信じやすいので、心のプログラムもできやすく、悪影響も受けやすいです(逆もしかりですが)。

まずは自分の特徴をきちんと理解することです。
それがすごく大事です。

特徴を理解すれば、打つ手はたくさんあります。
まずは特徴の理解です!

皆さんが自分の特徴を理解するための参考になればと思い、ブログ記事を書いています。ぜひ参考にしてみてください。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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