「母親の介護をしないといけないけど、仕事もあるしどうしよう。でも見捨てるなんてできない」
「主人がお酒の飲み過ぎで自分をコントロールできてないわ。どうにか助けないと」
「息子が学校を休みがちで、家でも引きこもっている。どうしよう」
「娘がずっと嫁がない。このまま一人だとかわいそう」
「上司や先輩から嫌な仕事を押しつけられて困っている。でも命令は絶対だからやらないといけない。困った」
「上司や先輩からのお酒の誘いを断れない。お金も飛んでいくし、時間も拘束されるし、困った」
人間関係のいろいろな悩みは皆持っていますが、境界線をきちんと引けるようになれば、苦しみはすごく減ります。私たちは知らず知らずに他人の問題を抱え込んでいるからです。
「境界線を引く」とは、自分と他人との適切な境界線を引くことですが、もっと具体的に言うと下記の通りです。
●他人の問題を自分の問題にしないこと
●他人の責任を自分の責任にしないこと
●他人がやるべきことを自分がやらないこと
そのためには、自分の問題・責任・やるべきことと他人の問題・責任・やるべきことを正しく知っておく必要があります。それはブログではお伝えしきれないので、セミナーで詳しく学んでもらいたいと思います。
また、他人の問題・責任・やるべきことを自分に押しつけられた場合、きちんと「ノー」が言えるようになるテクニックもセミナーでレクチャーします。
境界線がちゃんと引けていたら、他人がやるべきことをやらなくてすむようになるので問題がぐっと減ります。相手からの要求にも、自分の正直な思いを伝えることができるようになります。
こう言ってしまうと、すごく冷たいように感じられるかもしれませんが、そうではありません。
「本当はやりたくないのに、やらないといけないと思っているので、我慢してやる」
「やりたい、やってあげたいからやる」
境界線を引けていないと、前者をやってしまうのです。でも、きちんと境界線を引けていれば、前者は罪悪感なくやらずにいることができ、後者にフォーカスできます。決して境界線を越えないわけではありません。家族や友人、恋人の場合は、境界線を越えてしまうことも多々あるでしょう。
その場合は、境界線をきちんと意識しておけば、苦しまずに済みます。ここでもきちんと境界線を意識しておくことが重要です。