セミナーやセッションをやっていると、変化の速い人遅い人いろいろいます。
変化の遅い人のパターンは色々あります。
たとえば、なかなか感情にアクセスできない人。
感情を感じることに抵抗があるため、なかなか感情が出てきません。
すると、ネガティブな感情を解放できないので、なかなか楽になりません。
また、ビリーフにくっついている感情を取れないので、なかなかビリーフも緩みません。
一方、感情にアクセスできて、きちんと解放しているのに、変化が非常に遅い人もいます。
基本的には何かしらの抵抗です。
無意識で変化に抵抗があります。
そういう人はなかなかセルフイメージやビリーフが変えられません。
そのセルフイメージが真実だと信じ切っているのです。
たとえば、「私はバカだ」というセルフイメージがあるとします。
これは思い込みではなく真実だと信じていて、いくら第三者が「あなたはバカじゃない」と言っても「イヤイヤ、私はバカだ」と思っています。
そこに強いリアリティを持っています。
どのくらい真実に捉えているかというと、たとえば、皆さんが「私は人間だ」ということと同じくらい真実だと思っています。
私があなたに「あなたは人間ではありませんよ」と言っても、「私は人間だ」という思いは変わらないでしょう。
それと同じようなレベルで、「私はバカだ」と信じ込んでいるのです。
これは例えなので、「私はブスだ」「私はモテない」「私は面白くない」「私は失敗する」「私は運が悪い」とか、すべて一緒です。
皆ありますよ!
なぜ真実だと思っているかというと、その証拠があるからです。
学力がクラスで下の方だった。
偏差値の低い高校しか受からなかった。
いい大学に行けなかった。
テストの成績はいつも悪かった。
バカだと他人からバカにされた…など
私はバカだと思うのは別に何も問題ないのですが、バカだからダメだと思えば問題です。
なぜなら、自分がバカなことを責め、自分にバッシングするので苦しくなるからです。
「私はバカだ」…問題ない
「私はバカだからダメ(価値がない)」…苦しい
私はバカだからダメだと思うのは、バカなことで苦しんだ証拠があるからです。
それが心の傷になっています。
この心の傷を癒してあげればいいのですが、それでも頑なに「私はバカだ」というセルフイメージを手放さない人もいます。
ある意味すごく頑固です。
手放すのに恐怖もあるのでしょう。
ただ、意識では「私はバカだ」というセルフイメージを変えたがっています。
だったら、あきらめたり、他人に任せるのではなく、自分で変えるという真剣な決意を持ってください!
「私はバカじゃない」と宣言してみるんです。
どんな証拠があろうが関係ありません。
これは決意の問題です。
そして、「私は賢いかも」と思ってみるんです。
ふりで構いません。
はじめはそう思うふりしかできませんが、それでいいのです。
すると、少しずつ、思い込みにヒビが入ってきます。
「真剣に決意する」
「ふりをしてみる」
この2つをやってみてください。
本当の意味であなたの人生を変えられるのはあなたしかいないのですから。