自己否定を止めよう!
心理カウンセラーとしての私の体験や気づき、そして、カウンセリングで得た気づきをこのブログで読者の方々のお役に立てるように提供しています。
その中でも特にお伝えしたいことは、自己肯定についてです。
自己肯定感を高めるためにはある程度長期的な取り組みが必要ですが、すぐにできることがあります。
それは自己否定を止めることです。
自己否定がなければ悩みや葛藤から早く抜け出せる
これはすぐにできるはずです。
自己否定している自分の思考に気づいたら止めればよいだけですから。
これだけでずいぶん楽になるはずです。
これを繰り返すことで、自己否定癖が少なくなり、それだけでも自己肯定感はグッと高まるでしょう。
自己否定がないときは、気づきが起きやすく、悩みや葛藤から抜け出すのも早いです。
非やダメなところがあることの何が悪い?
罪悪感も同じですが、何か自分に非やダメなところがあると思い込んでいます。
それは「思い込み」ですが、仮に自分に非やダメなところがあったとして、それがなんだというのでしょう。
人間ですから当たり前のことです。
但し、普段、自己否定しない人は別です。自分勝手、傲慢な人は、自己否定が必要です。健全に自分を振り返る必要があるでしょう。
心の悩みを抱えていらっしゃる方のほとんどは、自己否定が多い人でしょう。
そういう人は、自己否定を手放すことが必要です。
自己否定があると適切な対処ができなくなる
100%あなたのミスや不注意であったとしても、自己否定は不要です。
それは「謝るな」と言っているわけではありません。
ミスや不注意を認めて、謝ることは必要です。
適切に謝罪し、適切にミスのフォローを行い、適切に改善策を考えて、次に起こらないようにします。
自己否定をしないというのは、このプロセスを踏まないというわけではありません。
このプロセスは必要です。
このときに、自己否定が大きな邪魔になるから、自己否定をしないほうがよいのです。
自己否定があると、過度に謝罪してそちらのほうばかりエネルギーが向いてしまいます。
ミスをした自分を責め、原因追究や改善策を探すためのエネルギーに向かいません。
そして、自己否定している状態は非常に視野が狭くなっているため、周りがまったく見えていません。
柔軟な思考ができず、さらにミスを増やしてしまいます。
どんなときでも自分の味方で!
どんなときでもご自身の味方になっていただきたいと思います。
そういう相手がいれば好ましいですね。
どんな状態でも自分の味方でいてくれる人はかけがえのない人です。
他者に分かってもらおうとすると逆に悪化しかねない
でも、必ずしも分かってもらえるわけではありません。
また、無理に分かってもらおうとすると、あまりよいことにならないことが多いことを覚えておいてください。
分かってくれないと相手に不満がたまります。
被害者意識が募ります。
また、相手に分かってもらえるために、自分の状態をよくしようとしない(悪いままをキープして同情を買う)ことを無意識でやってしまうこともあります。
こんなことやるの?って思うかもしれませんが、実はこれ結構多いです!私も無意識でやってしまったことがありました
自分で分かってあげること
自分ならコントロールできます。
自分が自分を分かってあげます。
自分の気持ちを労わってあげます。
自分のがんばりを認めてあげます。
自分の至らなさを許してあげます。
そして、自分ならできると励まして勇気づけてあげます。
自分が自分を癒し、自分が自分に力を与えるのです。
それこそ、自己肯定です。
私たちは皆、自分で自分を癒し、力を引き出すことができます。
その力を持っていることを信頼してください。
ぜひ、苦しいときほど自己否定を横において、自己肯定してください!