コロナウイルスで破綻したバー経営者のTwitter
5チャンネルのニュース速報+を見たら、こんなニュースがありました。
都内のバー経営者がコロナで全てが破綻となり、同じく苦しむ店経営者やメディアにこのツイートを届けてくださいということでした。
詳細は上記のツイッターをみていただければ分かりますが、簡単に書くと、このようなことです。
11月から都内で小さなバーを経営。新型コロナウイルスの影響で売上が激減。閉店しようにも半年分以上の家賃の違約金と、店舗の解体費用がかかり、現時点での閉店は1000万近く費用がかかるため、閉店できない。どうしたらいいか?借金してでも閉店したほうがいいか? 頭を抱え続け、ストレスで体調を崩した。私はリタイアする。最後にできることとして社会を変えたいのでツイートを拡散してほしい
5チャンネルの反応は批判だらけだった
5ちゃんねるでは、この経営者に対して、ほとんどのメッセージが批判的でした。
一方、Twitterでのメッセージは、具体的な対策アドバイスが多かったです。
この記事では、この件を題材に扱っていきます。読者の方々が立場を置き換えて、苦しみを少なくするヒントとなれば幸いです。
悪意の批判
まず、5チャンネルでの批判ですが、批判には「善意の批判」と「悪意の批判」があります。
善意の批判は、批判をすることでその人を違う道に進ませて、相手をよい方向に導きたいというものです。
悪意の批判は、批判することで自分の憂さ晴らしをするというものです。
まず、悪意の批判については、批判する側がストレスを抱えている状態です。そのストレスを解消することは必要ですが、手段の質が悪いです。それは自分を蝕むストレス解消法なので自分のためにも止めることをオススメします。弱っている人を貶めるストレス解消法はエネルギーの質が非常に悪く、そのエネルギーで自分を苦しめるでしょう。
もっとよいストレス解消法があります。自分のためにも、よいストレス解消法を身につけてください。
善意の批判
善意の批判については、悪くないのですが、このケースでは本人の努力不足ではなく、自分ではコントロールできない天災の影響が大きいです。そのため、批判して違う道に進ませるということが成り立ちません。
そういう状態で批判すれば、相手は苦しむ一方です。
いくら善意であっても、批判という手段が相手にとって有効かどうかを考えて使う必要があります。善意だからよいというわけではありません。
このケースに関しては、悪意だろうが善意だろうが関係なく、批判を受け取る必要はありません。
このバー経営者の方は、批判は一切無視していただきたいと思います。
決して自己否定に結びつけないでください。
Twitterでのアドバイス
では、Twitterの具体的な対策アドバイスですが、これはとても有効です。
但し、現時点では有効ではありません。なぜなら、本人がアドバイスを受け取れる精神状態ではないからです。
エネルギーを引き出す必要がある
この店主なりにやるべきこと、できることをやったはずです。他にもやる手段はあるかもしれませんが、画期的な手段は難しいと思います。
また、別の手段を採用するにしても、エネルギーが必要です。
しかし、今の店主にはもう店舗を運営していこうとするエネルギーがないと思います。ある意味、このTwitterが最後のエネルギーかもしれません。
そのため、自分のエネルギーを引き出す必要があります。
苦しいときは承認欲求が出る
店主が、社会のために自分ができることをやろうとして、Twitterを拡散しようとしたのは、最後に少しでも自分の価値を残したかったのでしょう。それはエネルギーになります。
そして、苦しいときは、皆どうしても承認欲求が出ます。苦しみを分かってもらいたいのです。Twitterには書かれていませんが、この行動は承認欲求からという理由もあると思います。
批判が多いと承認欲求は悪化する
ところが、5ちゃんねるではほとんどが批判でした。
Twitterは批判ではないもののアドバイスが多く、苦しみを分かってもらえるようなメッセージは少数でした。
つまり、承認欲求が満たされるどころか、逆に批判を浴びてしまい、逆効果になってしまいます。
分かってくれる人のメリットとデメリット
分かってくれる人を探すというのも手ですが、なかなか簡単にはいきません。そして、慰め合うことで満たされるのは確かですが、それだと、お互いがどんどん落ちてしまいかねません。
慰めあうことが悪いわけではなく、一時的には必要なことです。しかし、あくまでも一時的な対処法だということを分かっておく必要があります。
慰めあうことは効果が強力過ぎて、慰めあい依存になりかねません。そのくらい強力に満たしてくれますが、慰めあいが続くと、どんどん自分の力が弱くなってしまいます。
自分が自分の承認欲求を満たしてあげる
では、どうすればよいかというと、自分が自分を満たすのです。
自分がこの苦しみの最大の理解者になってあげて、しっかりと気持ちを分かってあげます。言い分を聞いてあげます。完全に吐き出させてあげます。
それを冷静な自分が自分にやってあげます。
冷静な自分を作れず、同化しても構いません。その場合は、しっかり感情が表面化するでしょうから、感情を発散してください。
まずは癒しです。自分を満たすことです。
癒しが先で、その次に励まし
今度は、励ましです。自己批判や状況批判(コロナ批判など)があったとしても、全て横に置いてください。
自分の心が楽になる言葉を掛けてあげます。勇気づけてあげます。
自分を肯定してあげます。全面的に味方になってあげてください。
自分を満たし、そのあとは自分に力を与えるようにするのです。
エネルギーが出てくれば動けるようになる
癒しと励ましができると、エネルギーが戻ってくるはずです。
このとき、ようやく行動ができるようになります。
Twitterでの健全なアドバイスを参考にして、取るべき行動を取ってください。
失敗しても大丈夫です。
そのときは、癒しと励ましをまたやってください。
必ず、立ち直れます。大丈夫です。
あなたは失敗を学びに変えられる人です。
マイナスのエネルギーは防御するか、プラスのエネルギーに変える
あなたを批判するようなマイナスのエネルギーは防御してください。
受け入れないようにしてください。かならず、壁を作って止めてください。自分の中に批判のエネルギーを入れないようにしてください。
自分に批判のエネルギーを入れてしまうと、どうしても他者に批判したくなり、自分がマイナスのエネルギーを出していくようになります。だから、マイナスのエネルギーを受け入れないようにしてください。
あるいは、批判のエネルギーを善意の批判だと受け取り、やり方は不適切だけど、自分のことを思ってくれているんだなと、よいエネルギーとして受け入れましょう。感謝して、善意だけを受け取りましょう。
助けてくれる人はたくさんいます。
あなたは助ける人でした。これからもたくさんの人を喜ばせると思います。そのためにも、しっかり、よいエネルギーを受け取ってください。
豆腐メンタルの人に幸あれ!
あなたのTwitter名は「豆腐メンタルの人」ですね。メンタルが弱い分、情が強く、他者貢献したい気持ちが強いのでしょう。私も同じです。豆腐メンタルですよ。
メンタルが弱いことは何も悪いことではありません。
メンタルが弱いことで得ているプラス面があります。もちろん、マイナス面も多くありますが、それは対処すればよいだけです。
そして、メンタルが弱いと同時に、ある面ではメンタルが強い面があります。
だからこそ、このようなTwitterのメッセージが出せたのです。
あなたの弱さと強さを自己肯定してください。
あなたは立ち直れます。仮にBarがダメでも、また別のことで他者貢献、社会貢献ができます。
そのためにも、あなた自身があなたを大切にし、あなたの味方であってください。
マイナスのエネルギーに支配されないでください。
あなたならできます。
あなたの未来に幸あれ。