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カウンセリングで変化する人としない人の違い

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もう20年以上も前のこと。
大学受験に失敗したボクは、ベッドで絶望に浸っていました。

もう、人生は終わったと思っていました。

18歳のボクの写真
18歳のボクの写真
ここから大逆転するには、何か奇跡を起こすしかない

そんなふうに思っていたように思います。
そして、たくさんの奇跡的なことを追求するようになったのかもしれません。

奇跡、魔法って魅力的♪

奇跡、魔法のようなことって魅かれますね。

ボクは努力するのは大変ですし、才能もあまりあるとは思えませんでしたし、何か魔法のようなものがあって、状況が好転し、ハッピーになりたいと思っていました。

一時期自己啓発に夢中になったのもそういった背景があったからだと思います。

自己啓発は、夢や願望をいかに効率的にかなえるかを説きます。

引き寄せの法則もそうですね。

引き寄せの法則は、自己啓発よりももっと単純です。
単にポジティブな思いを持てばいいだけですから。
ポジティブなことをありありとイメージすればいいだけですから。

ボクみたいな努力が嫌いな人間にはぴったりです。

たくさんの本を読みました。

引き寄せの法則でかなったこともありましたよ。

朝の電車に座れるとか。

東京だと奇跡かもしれませんけど

その程度でした。

奇跡はある!?

いろいろ回り道したボクですが、それでもまだ奇跡はあると思っています。

世の中には魔法とか奇跡の類はたくさんあると思います。

実際に、科学では全然説明がつかないようなことも見てきました。

末期がんが治ることもあると思っています。

ただ、回り道したおかげで学んだことは、問題を奇跡や魔法で対処しようとするのはうまくいかない可能性が高いということです。

奇跡というのはあくまで奇跡であって、方法が確立できていないものです。
確立できていれば、もはや奇跡ではありません。

成功確率が著しく低いものです。

悟り・非二元に魔法・奇跡を求める人たち

今だと、悟り、非二元にそれを求める人も多いようですね。

悟ったら、今の状況が好転すると誤解している人も多いと思います。

まず、そんなことはないのですが、仮にそれがある程度正しいとしても、悟りは求めて得られるものではありません。

悟りを求めることで何かを達成しようとするよりも、ダイレクトに何かを達成しようとした方が圧倒的に近道です。

そもそも悟りは願望達成とは無関係です

セラピーに魔法・奇跡を求める人たち

セラピーに奇跡を求める人がいます。

心理カウンセリングに奇跡を求める人がいます。

スピリチュアル・ヒーリングなら奇跡が起こると信じている人がいます。

前にこんな記事を書きました。

カウンセリングを受ければ簡単に問題解決するという幻想先日、友人のセラピストがこんなことをぼやいていました。 同じカウンセラー/セラピストとして非常によく気持ちが分かります。 ...

確かに奇跡と呼べるようなことが起こることもあります。

でも、確率的には多くはありません。

奇跡を求めてセラピーを受けてもまず望んだ奇跡は起こらないでしょう。

「セラピーの手法を変えれば望む結果が得られるはず」
「他のセラピストなら望む結果が得られるはず」

セラピーを変えても、セラピストを変えても一緒です。

相性が合う合わないや経験の違いや習熟度の差はあるものの、本人の意識や姿勢の方が重要です。

どんなに優れたセラピストであろうが、スピリチュアル能力に優れている人だろうが、他人を変えることはできません。

料金5千円のセッションだろうが、5万円のセッションだろうが同じです。

あくまでサポートに過ぎません。

変化はクライアント本人の問題

そして、どんなに下手なカウンセラー、セラピストでも、クライアントに資質があれば大きな変容が起きます。

奇跡を求めて、セラピーを受けるというのは、他人に運命をゆだねるという姿勢です。
他人に自分の人生をどうにかしてほしいと思っています。

そういう姿勢で変化は起きるでしょうか?

「自分の人生を変えてやる!」という決意があって、そのサポートのためにカウンセリングやセラピーを使っている人は、どんどん変化します。

実際のカウンセリングというのは奇跡を起こすものではなく、地に足がついた行動をやって、変化を促すものです。

カウンセリングの一例

たとえば、相手の意見や顔色をうかがうタイプの人がいるとしましょう。

その人は人生でたくさんのデメリットを被っています。

キリがないくらいありますが、仕事面で挙げてみましょう。

  • Noが言えないので仕事を抱え込みがち
  • 周りの人よりも仕事量が多く不満がたまる
  • あまり自己主張しないので出世も遅い
  • あまり文句を言わないので大変な部署に回されがち
  • 上司に振り回される
  • 上司と部下の板挟みにあう
  • いつも自分ばかり損をしている
  • 顧客から無理難題を押し付けられる
  • 我慢できなくなって退職、転職をする
  • 面倒なことを押し付けられる
  • 愚痴や不満を言う上司や同僚の聞き役にされる

ざっと挙げましたが、他にもたくさんあるでしょう。
恋愛面や他の人間関係などもたくさんあります。

もし、これがなくなったらどんなにかいいと思いませんか?

こういう問題があるときに、奇跡を望む人は、何らかの魔法的なことでこのような状況が改善することを望みます。

でも、相手は変わることはありません。
だとしたら、自分が変わらない限り変わりません。

もし、Noが言えたら…

もし、きちんとNoが言えるようになれば、無理な仕事は引き受けなくなるでしょう。

そうすると仕事の質も上がってきます。

周りの人よりも仕事量が多いという不満も少なくなるでしょう。

仕事の質が上がると、評価が上がり、結果的に出世につながるかもしれません。

もし、自己主張ができたら…

もし、きちんと自己主張ができるようになれば、強引な上司や風見鶏の上司にも対応できるようになります。

面倒なことを押し付けられたり、愚痴や不満のはけ口にされる役割からも脱出できます。

部下ともきちんとコミュニケーションが取れるようになり、関係も良好になります。

顧客に対してもいいなりではなく、相手のメリットを考えながら、自己主張できるようになります。

会社にとってメリットにならないと思えば、毅然と要求を断ることもできるようになります。

結果的に仕事に対する不満が少なくなり、退職、転職も考えなくなります。

もちろん敵や批判する人が増えることもあるでしょう。

でも、相手の顔色をうかがうことがぐっと減れば、ほとんど気にならなくなるので嫌われるストレスは多くありません。

これまでの過負担や我慢、犠牲がぐっと減ることでのメリットの方が圧倒的に大きいでしょう。

これが地に足がついた変化です。

変化するのは簡単ではない

でも、変わるのは簡単ではありません。

相手の意見や顔色や伺うのは、小さいころからの習慣であり、そう簡単に変わらないからです。

自分で変わろうと思っても難しいです。

だからこそ、カウンセリングが大きなサポートになります。

カウンセラーは未完了の問題を完了させる

プロのカウンセラーは原因を探り、未完了の問題を完了させます。

たとえば、このような未完了の問題があったとしましょう。

  • 幼少期に親の感情のケアをしていたこと(境界線越えの無意識プログラム)
  • 本当は甘えたかったし、認めてもらいたかったけれど、それが満たされなかったこと(ニーズ)

大人になってからもこの未完了の問題に振り回されているので、そこをセラピーを使って解決します。

セラピーはあくまで手段として使うものに過ぎません。

単にセラピーを使えば問題が解決するというものではありません。

セラピーの使い方が習熟したセラピストと初心者セラピストの違いでしょう。

カウンセリングでの変化

何回、あるいは何十回のカウンセリングを経て、相手の意見や顔色を気にならなくなっていることに気づくでしょう。
自分がしたいことが自己否定なくやれるようになっています。

すると、どんな職場に行こうが、誰と付き合おうが、どんな人間関係の中でも、うまくやっていけるようになります。

うまくやっていくとは、全員と良好な関係を築くことではありません。
それは不可能です。

付き合いたくない人とは付き合わずにいられます。

仕事などで嫌だけれどどうしても付き合わざるを得ない人との付き合いでも、ハッキリ自己主張することでストレスを最小限にとどめることができるようになります。

嫌われることも当然ありますが、それはほとんど気になっていません。

そして、自分が心地よい人間関係を築くことができます。

それがうまくやっていけるという意味です。

大きな変化は一瞬では起きない

もし、一瞬でそう変わったら奇跡ですね。
まずそんなことは起こりません。

しかし、地に足をつけて、原因を見つけ、意味のある対処をしていけば、着実に変わります。

時間は一瞬ではありませんが、結果の変化から見るとまさに奇跡です。

変化を望むのはごく自然な欲求です。

人間誰しももっと心地よい状況を求めます。

それは何も悪いことではありません。

それを短期間で求めたり、魔法のような確率の低いことで求めたりすることで、何も変化が起きなかったり、逆に悪化したりするのです。

そうではなく、着実に地に足がついた取り組みをしている人は着実に変化します。

私はそういった人のサポートをしています。

そして、そういった人にとって、私は強い力になれる自信があります。

私自身が大きな回り道を経て、地に足がついた方法に取り組み、大きな変化を体験していますから。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

POSTED COMMENT

  1. 隆司 より:

    よっし~さん…こんにちは。いつもありがとうございます。そして、ブログ更新も嬉しく思います(^-^)
    ※なぜか僕のアドレスには更新メールが届かないみたいですが、頻繁にお邪魔させて頂いているので大丈夫です(笑)

    クライアントの資質ですが、確かにそのことは、僕も昔から感じています。僕も一応セラピストのはしくれなので。(ここはあまり突っ込まないでくださいね。セラピストとして専門的に仕事をしているわけではないので…笑)

    やはり、何事も本人の心の根底に、自分で「自身と向き合う意思」「依存ではなく、自分自身で立つ」といった心持ちがない方へは、何を施しても響かないように感じています。勿論、だからと言って何もしないというわけではありませんが。当人も自分でどうにもならないから、結果的に誰かに依存的になっていることもあるんでしょうし。

    僕もよっし~さんと同じように長い間遠回りをしてきました。自己啓発本なんかも読みあさりました(笑)

    でも、僕にとってはあまり意味がなかったように思います。勿論、そういった遠回りしたことにより今があるのだと感じています。話しは変わるのですが、マトリックス リインプリンティングという手法を知る何年も昔から、幼少期の自分に現在の自分が会いにいって話しをする!ということはやっていましたね(笑)

    時間とはなんなのか?人間とはなんなのか?他人とはなんなのか?などといつも考えていた変な奴でしたので(^^;)

    あっ!すみません。話しが脱線してしまいそうです(笑)

    話しを戻して、クライアントの資質によりけりで、下手なセラピーや何らかの手法でも、当人に何らかの資質があれば、変われる人は変われますよね。僕も昔からそう感じております。

    何らかのきっかけにより、意識のスイッチが入る方もたくさんいらっしゃいますし。

    僕も日々勉強といいますか、日々研究といいますか…

    半分だらだら、半分集中的にといった感じで勉強中です(^^;)

    これからも勉強させてくださいね。
    今回もありがとうございました。

    隆司

    • 隆司さん

      今回もコメントありがとうございます。

      そして、更新メールが届かなくてすみません。
      登録は確認できていますが、届いていないようですね。
      ごめんなさい。原因不明で対処できません。

      とりあえず週1ペースで更新予定です。
      ときどき覗いてください。

      クライアントの資質について昔から感じていらっしゃったとのこと、共感が得られ、うれしいです。

      隆司さんも長い間遠回りされたのですね。
      あまり意味がなかったとのこと、よく分かります。

      早く楽になる道を知るに越したことはないと思います。
      皆さんが遠回りしないようにブログを書いています(^_^)

      MRを知る何年も前から過去の自分に会いに行って話をするワークをされていたとはさすがですね。
      センスがあります!
      私はセラピーに出会う前はイメージワークの類はまったくやったことがありませんでした。

      私の記事が何らかの参考になれば幸いです。
      こちらこそありがとうございます!

      よっし~(西川佳宏)

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