「あの人キレイだな」
「あんな人になりたいな」
「うらやましい」
「なんかムカつく。不幸が起きればいいのに」
「あっ、私いまなんてこと考えたんだろう。取り消し取り消し。あの人素敵だわ」
ボクは「自分の感覚や感情に素直になること」というのを何度もブログで伝えています。
そして、これからも何度も伝えると思います。
なぜなら、自分の感覚や感情に正直であることこそ、癒しの近道だからです。
自分の思考や感覚、感情を「倫理」や「価値観」「きれいごと」「正論」で抑えないことです。
出たものは出たものです。
たとえば上記の例のように「ムカつく」「不幸が起きればいいのに」というような感情や思考もありのまま認めるんです。
「こう思う自分はダメなやつだ」という二次解釈をせずに(ここ重要)、「私はそう思っているんだね」とただ認めてあげるのです。
思うだけなら自由です。
別に「殺したい」とか「死ね」って思ってもいいんですよ。そう思ったんだから仕方ない!
でも、それを行動に移すかどうかはまた別問題ですよね。
自分の感情や感覚に素直な人は、間違いなくそんな行動を起こしません。
むしろ、自分の潜在的な感情や感覚を「悪いもの」「無きもの」として抑圧・否定するから、その思いが強くなり、実際の行動まで引き起こすようになるのです。
「あいつをぶっ飛ばしたい」「文句を言いたい」と思うのは全然アリです。
でも、それを実行してしまうのはやらないほうがいいです。やってもいいですが、責任はちゃんと取る覚悟で。
まあ、ほぼ100%いいことにならないでしょうけど。
だから、「思うこと」と「行動」は違うということを頭に置いたうえで、「思うこと」「感じること」はどんなネガティブなものが湧き起ってもそれはそれで仕方がないと受け入れることです。
誰だってネガティブな思いや感情は出ますよ。出ない人なんていません。
それはどんなに癒しが進んでも同じです。
癒された人とそうでない人の違いは、ネガティブな思いや感情の有無ではなく、とらわれるかどうかだけです。
ネガティブな思いや感情が起こったときは、それを気づきながら流すという方法が一つ。先日の記事に書いた思考(感情・感覚)観察ですね。
そして、もう一つオススメは、本音の深掘りです。
そこにどんな本音が隠されているかを自分で正直に探ってみるのです。
上記の例だと、怒りや嫉妬心が出てきてますよね。
それらを感じながら、どんな思いがそこにあるんだろうということを感じてみてください。
身体の感覚を感じながら、そこにある声を探ってみるのもいいですね。
「この怒りはどこから来たんだろう?」「この怒りはいつからあるんだろう?」と問いかけてみるのもいいですね。