苦しみから抜け出すヒント PR

どうしても許せない人がいるときに心を楽にする方法

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メルマガ読者さん(Aさん)からご質問をいただきました。
今回の記事はこちらのご質問にブログでお答えします。

私はこの頃、もっとも身近なヒトを許せない気持ちになることが多く、自分でも苦しいのですが、許そうとすると、自分が損して可哀想な気がしてくるのです。
自分の苦しみをわかってもらえず、いつも小さなちいさな声で我慢している自分に腹がたって怒りさえ湧いてきます。
無条件の愛をだすには、何をしたらいいのでしょう。

ファーストステップ

まずは抑圧を解いてあげて、今の本音を出せる状態にしてあげることがファーストステップです。

無条件の愛については考えない

まず、無条件の愛を出すというのは、ここでは考えるのをやめてみましょう。

ちなみに無条件の愛をいつも出せる人は人間ではありません。無理です。

でも、そこに少しずつ近づくことはできます。

無条件の愛で許そうとすると、むしろ苦しくなります。

許さなくてもいい

ここでまず大事なことが、「許さなくてもいい」ということを意識していただきたいということです。

なぜなら、Aさんは許そうとしていることが前提だからです。
許すために、「無条件の愛を得るにはどうすればいいか」というご質問になっています。

でも、今ある本音は「許したくない」のはずです。

それなのに「許さないといけない」「許せない自分はダメだ」
となるのが、一番苦しいです。

抑圧が強い苦しみにつながります

まず、「許す必要はない」ことを押さえておき、許せない自分をまずは許しましょう。

だって、怒っているのですから。

怒ってもいい

そして、「怒ること」「怒り」もあっていいのです。

まずは等身大の自分であることを認めましょう。

ここがスタートラインです。

極端に考えない

「許す必要はない」「怒りはあっていい」というのは、「ずっと許すな」「怒りを相手にぶつけろ」というのではありません。
それは極端です。

感情的になっているときは視野が狭くなります。ゼロ百で考えがちになりますが、そこに注意してくださいね。

まずは等身大の今の状態を許してあげる(=抑圧・制限を解く)

「許す必要はない」
「怒りはあっていい」

これを踏まえて、等身大になった上で、自分を癒やしていきます。
結果として、許している状態や怒りがない状態になると思いますが、そこを目的とせず、自分を楽にすることを目的にしましょう。

まず、一段階、楽な状態になるには、自分の今ある本音を認めることです。

ここまでがファーストステップです。

このステップはとても大事です。
このステップを飛ばさないでください。
このステップを飛ばすと、次のステップがうまく機能しません。

セカンドステップ

次のステップが今の本音をきちんと分かってあげることです。

Aさんの本音をいただいた文章から抜粋・推測していきます。

Aさんの本音

「もっとも身近なヒトを許せない(許したくない)」
「許したら自分が損で可哀想」
「自分の苦しみをわかってもらえない(分かってほしい)」
「いつも小さなちいさな声で我慢している(もう我慢したくない)」
「我慢している自分に腹が立っている」

これをきちんと認めることです。

本音を分かってあげる一つのやり方

やり方はいろいろありますが、一つのやり方を紹介します。

胸に手を当ててみてください。

そして、上記の言葉、あるいは下記の言葉を心の中で語りかけてください。

「許したくない」
「損で可哀想」
「分かってほしい」
「我慢したくない」

これまでAさんはかなり我慢してきたのでしょう。
分かってもらえなかったのでしょう。
おつらかったですね。

しっかり、語りかけてあげたら深呼吸します。

ほんの少し軽くなったのではないでしょうか。

サードステップ

そうしたら、次のステップです。
深い本音を探り、認めてあげることです。

今の本音はまだ浅い本音です。
ここからもっと深い本音を探っていきます。

先ほどの本音を語りかけていくと、過去の記憶・イメージが出てくることもよくあります。

そのときは、そのイメージの自分と対話してみましょう。

イメージが出なければ、胸、あるいは気になる身体の感覚があると思いますので、そこを意識して、その部分に語りかけます。

「分かってほしかったんだね」
「何を分かってほしかったの?」

「我慢し続けて大変だったね」
「どんなことを我慢していたの?」or「どんなことを我慢したくないの?」

そうすると、もっと深い本音が出てきます。

ここまでが文章の限界です。Aさんの本音はAさんしか分かりません。

深い本音が分かった後のプロセス

この後のやり方を説明するために、仮に「寂しかったことを分かってほしかった」「いつも小さくなるのは嫌だ」だったとしましょう。

「寂しかったことを分かってほしかった」のですから、自分がそれを分かってあげましょう。

「ああ、寂しかったんだ」

しばらく、寂しさを身体で味わってあげます。
しばらく感じると落ち着くでしょう。

同じように「いつも小さくなるのは嫌」なのですから、自分がそれを分かってあげましょう。

「小さくなるのは嫌だ」

しばらく、この気持ちも味わってあげます。

縮こまっていたくない、もっと普通でいたい、あるいはもっと大きくありたい、という思いを感じます。

怒りがあれば、それをちゃんと感じます。
怒りは強さを与えてくれるエネルギーでもあります。

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本音をちゃんと分かってあげると引っかかる感覚は消え去るはずです。
まだ残っていたら、同じように本音を探ってみてください。

スッキリしたら、今、相手に対してどんなふうに思うかを感じてみましょう。
捉え方や考え方が自然に変わっていることに気づくでしょう。

許せないという思いや気持ちが変わっていると思います。

やり方は以上になります。

やり方の解説とヒント

自分で自分を分かってあげると、それは自己承認ですね。

自己承認ができれば、自分に愛を与えていることになります。

自分に愛を与えている状態は、愛が満たされている状態です。
一歩、無条件の愛に近づきました。

愛がカラカラになっているから、「分かってほしい」「満たしてほしい」「愛してほしい」という承認欲求が過剰になります。

承認欲求が悪いわけではありません。過度の承認欲求が問題なだけです。

ポイントは本音を聞いてあげること

こんな感じで自分に愛を与えてあげてください。
ここで大切なポイントは、「本音」を聞いてあげるということです。

なので、自分の気持ちに「素直」でいることが大切です。
素直じゃないと本音がひねくれたものになってしまいます。
すると、本音が分からず、うまくいきません。

行き過ぎた我慢を減らす行動を実行していく必要もある

この後のステップとしては、行き過ぎた我慢を減らすようにしていく必要がありますね。
やりたいことをやっていくことを意識的に増やしてください。
Aさん自身で取り組んでみてください。

相手と適切に話し合うというプロセスもあっていいと思いますが、背景があまりに分からないのでそこは書きません。

Aさんが「こうしたい」と思うハートをやってみてください。

許せない人がいるというのは誰もが当たり前に経験しています。
Aさんだけではなく、多くの人に参考になると思ったのでブログ回答しました。
ぜひ皆さんも参考にしてやってみてください。

ちなみに無料メールお悩み相談はやっていません。

ハートシフト・セミナーでやり方をマスターできます

こういったセルフケアを自分でどんどんできるように少人数クラスで指導していくのが「ハートシフト・セミナー」です。

いろんなコツやうまくいくポイント、うまくいかないポイントがあるので、それらをお伝えしています。

セミナーでは癒しの基礎力を上げてもらうので、実践していけばこのようなワークがうまくいくようになります。

うまくいかないのは必ず理由があります。
そこをきちんと指導しますので、できるようになります。

だから、どんどん自分を癒やしていけますし、自己肯定感がどんどん上がっていきます。

自分でそれができるというのがいいですよね。
だからこそ、自信もついてきて自己肯定感がさらに上がってきますよ。

結果、ハートの割合がどんどん増え、満たされて自己実現していくステージに入っていきます。

悩みがパズルを解くように解けていく

ちなみにAさんにこういう出来事が起こったということは、実は自分の無意識の思い込み(ビリーフ)が関係しています。

この思い込みを見つけ、緩めると、現実まで変わってきます。

このやり方もハートシフト・セミナーで指導しています。
ここを身につけると、人生の悩みがパズルのように解けてくるのですごく面白いです♪

こういうのって楽しいものなんです。

セミナーに加えて、動画でのサポートを継続的にやっていますので、相当お得なセミナーになっています。

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西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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