組織を活性化し、ポジティブな組織へ変える方法として、「グッド&ニュー(GOOD&NEW)」という手法があります。
これは、アメリカの教育者ピーター・クライン氏が開発した方法で、校内暴力が多発する学校をこの方法で短期間に改善させました。
やり方は次の通りです。
1.グループで輪になります。
2.誰か一人がボールを投げ、受け取った人が、過去24時間以内にあった「良いこと」もしくは「新しいこと」を話します。
3.一人の発表が終わると全員で拍手をします。
4.次の誰かにボールを投げ、全員が終わるまで繰り返します。
「最近どんないいことがあっただろう?」
「最近どんな新しいことがあっただろう?」
これを考えることで、リフレーミングが起きます。ポジティブ思考のクセがつきます。
組織で習慣的にやることで、ポジティブな雰囲気になり、活性化します。
「良いこと」「新しいこと」の他に「ありがたいと感じたこと」もいいですね。
とはいえ、すごく居心地の悪い組織でこれをやると、逆効果になる場合もあります。強制的なリフレーミングはネガティブな気持ちを強めるので注意が必要です。
実質が伴わないのに、形だけポジティブにしてもダメということです。
この「グッド&ニュー」は一人でやってもいいです。
毎晩「今日はどんな良いことがあっただろうか?」
「今日感謝したいことはなんだろうか?」
これを考えることで、幸福度が上がることがポジティブ心理学の研究結果でも証明されています。
ボクも、この方法を何年か習慣的にやっていました(過去形ですが…)。
毎晩、それぞれ3つずつパソコンに記入するのを習慣づけていました。
これをやると、良いことやありがたいことを見出していくクセがつきます。そうすると、良いことやありがたいことが数多く目につくようになるんですね。
人は意識したものしか目に入りませんから。
とてもオススメの方法です。