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人間関係などの悩みの原因と解決法⑤ 「ストーリーを外す」

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カウンセリングセッションを受けることで、セルフイメージがポジティブなものに変わります。
ここで大切なことは、ネガティブな自分を否定することではありません。理想の自分に変えることでもありません。
ネガティブに思っている自分を受け入れることです。
たとえば、「太っている」自分はダメだと思っているとします。
単にその反対である「私は細い」「私は美しい」に思い込みを変えることをセッションでやるわけではありません。
そんなことをやっても逆効果です。なぜなら、無意識で「私は太っていてダメだ」と思っているからです。

「私は標準体重より重い」、あるいは「私は体重○○kgだ」

これは事実です。
そこにストーリーをつけます。「だから私はモテない」「だから私はだらしない」「だから私は価値がない」「だから私は魅力がない」…
このストーリーは事実ではありません。
事実だと思い込んでいるだけです。だから人によってどう思うかは違います。太っていることをすごく気にする人もいれば、まったく気にしない人もいれば、むしろポジティブにとらえる人もいます。昔は太っていることが美しいとされていた時代もありました。そういう時代ではその方が喜びなのです。
ストーリーのつけ方は、自分の価値観に由ります。セルフイメージがネガティブであれば、ネガティブなストーリーをくっつけます。

ネガティブなストーリーを手放したとき、事実を事実としてとらえることができます。
「私は太っている」…以上。それだけです。
それをあるがままに受け入れられています。
卑屈になることでもなく、開き直るでもなく、ただ、それをそうだと受け入れている状態です。

ボクのカウンセリングは、それを目的としています。
たとえば、太っていることで悩んでいる場合は、「太っている」ことでストーリーをくっつけていることを聞き、「太っている私はだらしなくてダメだ」と思っていたとしたら、ストーリーを外すことで、「私はだらしなくてダメだ」と思わないようになります。

すると、「太っている」ことを受け入れられます。
受け入れられると、不思議なことに欲しい状態が手に入ります。やせることが多いです。
これまでは、「太っている私はだらしがなくてダメ」だから、やせなきゃいけないと思っていました。
恐怖が動機となってやせようとするわけです。「私はだらしがない」「私はダメ」というセルフイメージがやせることへの強いブレーキになります。恐怖が動機になると、その恐怖が現実化される方向に強く働きます。

でも、「私は太っている」にストーリーがくっついていなければ、やせている人を見て、「あっ、私もこうなりたい」と思った場合、喜びが動機づけになってやせようとします。すると、心理的なブレーキが働かないため、スムーズにやせることができるのです。そして、結果にもこだわりません。なぜなら太っていてもOKですから。そういう状態だと、太っていてもやせていてもどっちもハッピーです。

今回は分かりやすく説明するために単純化しましたが、実際にはストーリーを完全に外すことは不可能です。悟りを開いている人を除いて。
だから、価値観が外れても、ストーリーはくっつきます。でも、価値観が外れると、ストーリーが嫌なものではなくなるのです。また、ネガティブなストーリーがあってもあまり気にならなくなります。

繰り返しになりますが、ボクのセッションでマトリックス・リインプリンティングによって思い込みを変える際、「私は太っている」ということを「私は細い」あるいは「私は美しい」「私はやせることができる」というようなものに変えることはしません。そういう記憶の書き換え方は意味がないどころか逆効果です。
そうではなく、「太っている私はだらしなくてダメだ」という思い込みを、「だらしがなくても愛される存在だ」「太っている私も愛されている存在だ」「ありのままの私でいい」という思い込みに変えます。
「やせる=善=私には価値がある、太っている=悪=そんな私は価値がない」という価値観を崩します。すると、「やせていても、太っていても両方ともOK。自分の心地よい食事量を取り、身体が運動したければ運動し、いまの自分にあった体型でよい」というような価値観に変わっていきます。自分の枠組みが広くなるのです。仮に太ったとしてもそこから発生する思考のストーリーは自分を批判するものにはなりません。
つまり、ありのままの状態を受け入れられるほど、セルフラブ(自己愛)は高くなり、結果的にネガティブなストーリーに巻き込まれなくなります。

また、ありのままの自分を受け入れる度合いが高くなれば、その分、相手のありのままを受け入れる度合いも高くなります。なぜなら、そこには投影の仕組みが働いているからです。前にも述べたように、投影とは自分の価値観の色眼鏡を通して世界を見るということです。「面白くなければいけない」という価値観があれば、つまらない人を見るとイラッとし、面白くない自分もダメ出しします。でも、面白くない自分を受け入れることができれば、面白くない人を見ても平気なのです。

だから、ありのままの自分を受け入れられるほど、人間関係でイライラすることはなくなります。それは相手の価値観をそのまま受け入れている状態です。これが人間関係の悩みを抜本的に解決する方法です。
そして、それにはボクのカウンセリングがとても大きな効果を発揮します。

同じ癒しのテクニックを使う人でも、知識や経験によって効果は変わってくると思います。
ボクのセッションでは、悩みの表面的な解決を行うことはしません。そうではなく、もっと根本にある原因にメスを入れ、ありのままの自分を受け入れ、セルフラブを高めていきます。
そうすることで、人生のさまざまな問題――恋愛、結婚、家族、友人、仕事、遊び、健康、お金などに関する、これから起こるあらゆる問題にポジティブに乗り越えることができるようになるのです。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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