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欠乏感の愛(素晴らしさ)を知る

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私たちの根源的幻想は「愛の欠乏感」

カウンセリングでは「思い込み(心のプログラム)」の幻想を解くことをやっています。

最も深い思い込みの一つが「欠乏感」です。

「私には愛がない(欠乏している)」というのが根源的誤解です。

愛がないから外から愛をもらおうとする

愛がないと思い込んでいる(リアルに信じている)ため、外側から愛をもらおうとします。

愛をもらうために一生懸命がんばっています。

「愛」という言葉がしっくりこなかったら、「他者に認められること(承認愛)」や「恋愛の愛」「お金」「権威や賞」「価値」「貢献」という言葉に置き換えても構いません。

乳幼児期に愛を十分もらった子どもは愛の欠乏感が少ない

乳幼児期に両親から(本人が望む形で)愛情を十分にもらった子どもは基本的安心感が高いことが分かっています。

愛情といっても過保護・過干渉・過心配は逆に基本的安心感を下げます。愛情の表現の仕方が間違っていたのです。

こういう子どもは大人になってからもストレス耐性が高く、「愛がない」という欠乏感が少ないです。

そのため、自己肯定感が高く、他者承認に振り回されることなく、自分がやりたいことに挑戦できます。

愛の欠乏感の誤解を解く

とはいえ、多くの人は自分が望む形での愛情を受け取っておらず、「愛がない」という欠乏感が多くあります。

ここが根本原因で、あらゆる心や身体や現実の問題が派生しているといっても過言ではないと思います。

そのため「愛がない」という欠乏感の誤解を解くことを長期的に目指しています。

ブログでもそのために役立つことを書こうと思っています。

私には愛がないというのは幻想

まず、頭に入れておいてもらいたいのは「私には愛がない」と思い込んでいるのは幻想だということです。

他者からどれだけ愛をもらってもこの幻想は解けない

ちなみに、どんなに親から愛をもらったとしても、この幻想は取れません。

「愛が満たされた」という別の幻想が起きてくるだけです。
もちろんそれは至福でしょう。

しかし、根本的に「愛がない」幻想がある限り、愛を埋めても時間が経てば「愛がない」という幻想が戻ってきます。

そして、また「愛をもらう」ということに精を出すのですが、これは「無意味」「無駄」であることを心底理解する必要があります。

いつまでこの無限ループを繰り返すのでしょうか?

愛がないフリをして愛をもらう「ごっこ」をしている

「愛がない(幻想)」 icon-arrow-circle-right 「愛をもらう」 icon-arrow-circle-right 「満たされる」

あるいは、

「愛がない(幻想)」 icon-arrow-circle-right 「愛がもらえない」 icon-arrow-circle-right 「苦しみ」 icon-arrow-circle-right 「愛を求める」

この「ごっこ」「一人芝居」をやっているに過ぎません。

これは「ごっこ」です。
「ごっこ」であることを見抜き、「愛がない」という幻想を解く必要があります。

愛を水に例えてみる

愛を水に例えると、あなたの家には水が出る蛇口があります。
でもあなたはその蛇口があることに気づいていません。
だから「私は水を持っていません」とリアルに信じています。
そして、「水をください」と誰かにすがります。
「水を頂くためにあなたにとって有益なものを提供します」と交渉します。
水がもらえたらあなたは満足します。
水がもらえないとあなたは相手に不満を持ちます。

「どうやったら水がもらえるんだろう」
「となりのAさんは簡単に水がもらえている。うらやましい」
「私は水がもらえない。価値や能力がないからだ。私はなんてダメなんだろう」

こうやって見ると、このバカらしさに気づくはずです。

高い視点から見ると「コント」

ドリフの「志村~後ろ~」じゃないですが、あなたの後ろには水が出る蛇口があるのです。
それなのに、「水がない」と言って、「水を求める」ことに精を出しています。
そして、水がもらえないと自己価値を下げています。

でも、高い視点(水の蛇口が見えている視点)から見ると「コント」ですよ、これ。

この幻想が解けたら、

「愛は無条件にある」 icon-arrow-circle-right 「ハートで愛を表現する」 icon-arrow-circle-right 「愛の世界になる」

というようになります。

愛があることを理解するにはどうすればよいか

「愛がある」ことを理解するためには、私たちはそれと正反対のものから学ぶことが、今のステージです。

なぜなら、私たちは「善悪」「二極」のステージで生きているからです。
そのステージで生きているということは、そのステージから学ぶ必要があるからです。

「愛がある」ことを理解する最も重要な教師が「愛の欠乏感」です。

欠乏が満たされたときに満足が生まれます。

喉が渇ききったときに水を飲むと、細胞一つひとつが生き返るかのようです。

このときの水は、命の恵みです。

愛も同じです。

欠乏感があるから愛の素晴らしさを知れる

愛の欠乏感を持って生きているということは、愛の素晴らしさを知るステージにいるということです。

愛が当たり前にあるとき、愛のありがたみはありません。

愛の欠乏感を感じている人ほど、愛の素晴らしさを感じられるのです。

であれば、徹底的に愛の素晴らしさを感じることです。

愛の素晴らしさを感じるほど、自分に愛があることに気づく

愛の素晴らしさを感じれば感じるほど、自分の中に愛があることに気づきます。

愛があるからその素晴らしさに気づくのです。

元々自分が持っていたことが分かります。

欠乏感に徹底感謝してみよう

欠乏感という幻想は、愛の価値を知るための神様からのプレゼントです。
このプレゼントに徹底感謝しましょう。

そうすれば、このプレゼントの価値が分かるはずです。

そして、欠乏感こそ、自分を本当の愛に気づかせてくれる愛であることに気づくでしょう。

そうすれば、欠乏感は役割を果たし終えることになります。

愛がない状況を恨んでも何の解決にもならない

「愛がない」という状況を恨んでも無意味、無駄です。
それを何千年やっても変わりません。

それを続けて、「自分に愛がある」ことに気づけますか?
シミュレーションしてみれば分かると思います。
ここにあなたが求めるゴールはないことに。

愛がもらされないことを恨むなと言っているわけではありません。
恨むのは当然です。
ですが、その方向にいくら進んでも報われないことを理解する必要があります。

恨んでもいいけれど、ほどほどにして、今置かれている状況こそ「愛」であるとしたら、何に気づく必要があるのだろうと考えてみます。

それを冷静な視点でリサーチすれば見えてきます。

この記事が「欠乏感という愛」の理解になれば幸いです。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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