苦しみから抜け出すヒント PR

シンプルに起こっていることを見たとき苦しみはない

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先日、カウンセリングの師匠である溝口あゆかさんの「問いかけタッピング練習会」に参加しました。

JMET認定EFTトレーナーは必須の会で、さらなるスキルアップを目指したものです。

あゆかさんはセラピストやセラピストを目指す方向けにフォローアップの講座を開いてくれていて、できる限り参加しています。

また、私はあゆかさんのEFT講座やマトリックス・リインプリンティング講座のアシスタントもしており、何度もあゆかさんの講座を受けています。

あゆかさんの講座は素晴らしく、毎回内容が進化します。

ただ、講座の後、ボク自身が少し落ち込んだので、その理由をワークしてみました。

溝口あゆかさん流のカウンセリング

あゆかさん流のカウンセリングは、2つのアプローチの組み合わせです。

問いかけセッション+セラピー

問いかけセッションで、問題の本質となるものを見つけます。
苦しみの大きな原因になっている潜在意識の深いビリーフ(セルフイメージ)を見つけていきます。

ビリーフ以外が原因になっていることもあります。

その後、セラピーを使って、ビリーフを緩めていきます。

刑事ドラマでカウンセリングを例えると

あゆかさんの真骨頂は、問いかけセッションの華麗さです。

あゆかさんは、問題の本質となっているビリーフを刑事ドラマに例えて「ホシ」と呼び、問いかけの質問によって、ホシを見つけていきます。
犯人を見つけるスーパー刑事(デカ)です。

問いかけの質問自体は単純ですが、なかなかあゆかさんのようにはできません。
かなりのトレーニングが必要です。

ボクもあゆかさんから捜査のやり方を教わり、日々犯人捜しをやっているわけですが、あゆかさんの犯人探しの華麗さを見ると、つい自分と比較して落ち込むわけです。

「ボクはこんなふうにはできない」「頭の回転がついていけていない」と。

落ち込んだ原因の犯人捜し

そこで、ボクもデカとして自分が落ち込んだ原因(ホシ)を探っていきました。

ボクなりに分析すると、問いかけセッションは3つの要素が必要だと思っています。

問いかけセッションの3つの要素

  • 1つは心の仕組みの基本的理解(抑圧、投影、ニーズなど)
  • 2つ目がデカのセンス(判断力、頭の回転力、理解力、直感…)
  • 3つ目が経験(場数の多さ)です。

ボクが問題としているのは、デカのセンスの方です。

どの程度違うのかは定量化できませんが、あゆかさんを10としたら、ボクは6としましょう。
(この数字はどうでもいいのですが、分かりやすく説明するために適当につけています)

デカとしてのセンスがあゆかさんよりも劣っていて、それを否定しているからボクは落ち込むのです。

「セラピストとしてセンスがないのかも」
「これだけやってもまだまだだ」
「あゆかさんのようには一生かかっても無理だ」

ボクはあゆかさんのようなデカのセンスがないといけないと思い込んでいるわけです。
だから、苦しみが生まれます。

そのストーリーを発見すると、苦しみは落ちました。

ストーリーにとらわれていることを知ると気づくことがある

100メートルを15秒で走れる人が、10秒で走ろうとするから苦しみが生まれるのです。
今、100メートルを15秒で走れるとしたら、それを受け入れたうえでやっていけばいいだけです。

つまり、センスが2/3であるならば、1.5倍じっくり考えてホシを見つければいいだけです。
時間がかかるならば、図解しながら進めていくとか、いろんな工夫もできます。

サッカーでドリブルやパスの精度で劣っているとします。
それならそれで、自分の個性を生かして取り組めばいいのです。
たとえば、体力やディフェンスで優れているならそれが重視されるポジションでがんばるとか。

自分の個性を生かして、クライアントさんが楽になるサポートを一生懸命取り組めばいいだけです。

また、デカのセンスが高いことが必ずしもいいわけではありません。
じっくり問いかけセッションをやっていくことで、クライアントさんもより理解できるかもしれません。

ストーリーや思い込みに気づくと、グッと楽になり、自然に発想が変わってきます。

解釈が苦しみを生んでいる

実際の事例で説明したほうが分かりやすいので、ボクの事例を使いましたが、皆さんに伝えたいことは次のことです。

解釈が苦しみを生んでいる!

起こっていることはシンプルです。

あゆかさんが問いかけセッションでホシを探している。ホシが見つかった。

ここに意味づけ(解釈)をするから苦しみが生まれます。

「私は劣っている」
「セラピストとして才能がない」
「デカセンスをもっと上げないといけない」
「努力が足りない」…

解釈を落としてシンプルに見れば

解釈を落として、ただシンプルに起こっていることを見たとき、そこには苦しみはありません。

ただ自分のやりたいようになればいいだけの話です。

ホシ探しがしたければ、するだけのことです。

でも、意味づけがあるとき、自分のやりたいことを邪魔します。

「私はセラピストとして才能がない」「やっていけるのだろうか」…

こんな思いがあれば、やりたいことが楽しめなくなります。
パフォーマンスも落ちるでしょう。

どっぷり解釈にハマっているときはセラピーが有効

どっぷり解釈にハマっているときは、解釈の原因になっているビリーフを緩める必要があります。

そのビリーフ見つけが、ホシ探しであり、問いかけセッションです。
ビリーフを緩めることが、セラピー(EFTやマトリックスなど)です。

とはいえ、浅い解釈であれば、「私たちは解釈の世界にいる」ということを知っているだけでストーリーが落ちます。

感情がさほどくっついていないストーリーは気づくだけで落ちやすいです。しかし、大きな感情がくっついている(=過去の心の傷がたくさんリンクしている)ストーリーは気づいただけではまず落ちません。セラピーで感情解放すると落ちます。

あとは自分の中のビリーフを緩めていくことをどんどんやっていくと、ストーリーが落ちやすくなります。

なので、今ではボクはすごく楽になりました。

  • 苦しい解釈をすること自体が減りました。
  • また、苦しい解釈にハマっていても、解釈に気づけるようになりました。
  • そして、苦しい解釈の世界から抜け出すことがある程度簡単にできるようになりました。

この楽になる方法をセルフワーク講座でお伝えしています。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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