前回は、やりたいことができていない人を下記の4パターンに分類し、ボクの事例を交えて、やりたいことを見つけるための方法論的なものを紹介しました。
1.そもそもやりたいことが分からない人
2.なんとなくやりたいことは分かっているができないと思っている人
3.ハッキリやりたいことが分かっているが行動まで到らない人
4.やりたいことをやっていてもうまくいかず続けられない人
今回の記事ではやりたいことを見つけるための本質を紹介します。
これは著書「恋愛・職場の人間関係が驚くほどうまくいく」から引用します。
―――――以下引用―――――
コラム5 「やりたいことが見つからない理由1」
やりたいことが分からない。この悩みを持つ人はとても多いです。
かつての私もそうでした。
やりたいことが分からず、何をやったらいいのか、何をやるべきなのか、何をやったら楽しい人生を送れるのか、そんなことをたくさん考えていました。
やりたいことを見つけるための方法は世の中にあふれています。そのような類の本もたくさん発行されています。テクニックもたくさんあります。ここでは、そのようなテクニックを紹介するのではなく、もっと本質的なことを知っていただきたいと思います。
私たちはたくさんの価値観を持っています。それらの多くが幼少期に植えつけられた価値観です。その価値観の下でやりたいことを見つけようとします。これが罠です。ハートが叫ぶやりたいこととは違うケースが大半だからです。
たとえば、「よい学校に入って、よい会社に入るべき」という価値観があったとします。日本人の男性の多くがこの価値観を持っています。この場合のよい学校とは、偏差値が高く、希望する仕事へ就ける可能性が高い学校になるでしょう。よい会社とは、安定的に給料をもらえ、一般的水準よりも高い給料がもらえ、かつ社会的地位も高く、仕事内容もきつくない会社になるでしょう。
この価値観の中でやりたいことを見つけようとしても、見つからないのが分かりますか?
ハートは画家になりたいと叫んでいたとしましょう。本当は画家になりたい。でも、画家では食べていけないだろう。両親は反対するだろう。パートナーも反対するだろう。今さら感もある。成功できる保証もない。当分は貧乏生活を我慢する必要がある。失敗したらみじめなままだ。リスクが高すぎる…
そんな思いがあれば、ハートの叫びに従うことはなかなか難しくなります。
本当はハートに従って行動すれば、うまくいくようにできているのです。困難は当然ありますが、乗り越えられます。そして、ハートに従って行動するほうが人生の満足度は高いのです。
でも、それを信じられません。画家になりたいという思いがハートから来るものかどうかの確信も持てませんし、ハートに従って行動すればうまくいくという論理が論理的でないために信じられません。
だから、自分の価値観の中で、妥協点を探りながら、やりたいことを見つけようとします。
自分を癒すとハートに従いやすくなります。なぜなら、自分を癒すということは、自分の価値観から解放されるプロセスでもあるからです。自分を癒すほど「~すべき」という思いが取れるので、価値観に惑わされにくくなります。
また、自分を癒し、セルフラブが高くなれば、自分自身を信頼できるようになります。自分自身を信頼できるということは、自分の人生を信頼できるということです。自分がやりたいことをやってもきっとうまくいく、そういう確信を根拠なしに持つことができます。
だから、どんなに条件が悪かろうが、自分のハートに従うことができるのです。
やりたいことが分からないから、いろいろ経験したり、やりたいこと探しを考えるのも悪くはありません。しかし、もっと大切なのは、あなたの「やりたいことを見つけるレーダー」の感度を高めることなのです。つまり、ハートの声を聴けるようになることです。
だから、外側を探すよりも自分の内側を癒すことの方がよほど近道だということを知っていただければと思います。
―――――引用終わり―――――
実は著書にはこの続きがあります。コラム6「やりたいことが見つからない理由2」です。
いじわるですが、これは著書を見た人だけの特典にします。
どうやれば、「やりたいことを見つけるレーダー」の感度が高まるのかを書いています。