自分が心地よくなるのを邪魔している大きなものが「プライド」です。
男性は特に持っていますね。
男性と女性では、女性のほうが癒しが起こるスピードが速いのを実感しています。
全般的に女性のほうがきちんと自分の恐怖に向き合う器量があります。
でも、男性はなかなかそうはいきません。
プライドが邪魔をします。
プライドが邪魔をするので、まずセッションに来ませんね。
自分の弱さを他人に見せることを嫌います。
「そんなのを受けるほど、オレはダメじゃない」って思っています。
そして、鉄の鎧――プライドですが――をまとい、自分の正しさを主張します。
自分が正しければ、自分の弱さに向き合う必要もないからです。
私自身が男性ですから、よく分かります。
ボク自身、めちゃくちゃプライドが高かったです。
プライドで固めて、鉄の鎧を何枚も重ねて自分を守っていました。いかに自分をばれないようにするか必死でした。
そして、そのプライドを守るために、自分の優秀さを証明しようと躍起になっていました。
ボクだけではなく、多くの男性は似たようなものでしょう。
社会的にそんなふうに作られています。
それが悪いわけではありません。
別にそれでもいいのですが、鉄の鎧を脱いだら、どんなに人生が楽になるかを知ってもらいたいんですね。
生身はこんなに軽かったのかって思いますよ。
「そりゃ、そんな重いものを着ていたら疲れるし、苦しいでしょうよ」って思います。
「脱げばいいのに」って大きなお世話ながら思ってしまいますね。
さて、あなたは何を恐れているのでしょうか?
自分がモテないことですか?
自分が賢くないと分かることですか?
自分が弱いことですか?
自分がダサいことですか?
自分が誰からも相手にされないことですか?
自分がバカにされることですか?
自分の能力が他人よりも劣っていることですか?
自分の価値がないことが証明されることですか?…
プライドがあれば、この恐れを見ようとしません。
だから、癒しが起こらないんです。楽にならないんです。
プライドが高いと、自分の弱さに向き合おうとしません。
自分の正しさ、自分の価値観の正しさを証明しようと他人をコントロールします。
誰かを批判するか、自分を責めるか、どちらにせよ、本当の原因ではないものと向き合うことで、もっと深くにある恐れを見ないようにしているだけです。
男性は、プライドだけではなく、勇気があるはずです。
男性の勇気はすごいんですよ。
歴史的に命を懸けてきた「勇気」があります。
この勇気を自分のプライドを守るためにではなく、自分の恐怖に立ち向かうために使ってください。
あなた自身が、あなたらしく生きるために、鉄の鎧はいらないことを実感していただきたいなぁと思います。
とてもタイムリーでフフっと笑いながら、でもずっしりと心に響かせながら拝読しました。
よっし〜さんのご本は2冊とも持っています。
ブログもいつも本当にためになります。
今回は、心がすーっと軽くなったので、その軽さと一緒にコメント致しました。
あと、私の中にある男性性のプライドもおろした方が楽になるな…と感じました。
ありがとうございます!
lalaさま
こんにちは。コメントありがとうございます!
lalaさんにとってタイムリーな記事でよかったです(^.^)
本も2冊ご購入下さったのですね♪
とってもうれしいです。
ありがとうございます。
今回の記事は男性向けに描いたものですが、誰でも「男性性」「女性性」を持っていますね。
どちらもとても大切な要素で、一方を否定し、抑えてしまうと何か不自然な苦しみが起こります。
プライドはとても大切な要素ですが、自分の弱さを隠すために使われていることが多く、
私もずっとそうでした。
本当のプライドは自分らしく生きることを守るものであり、自分の正しさを押しつけるものではないと思っています。
今後ともブログよろしくお願いします!
カウンセラーよっし~