信頼していたパートナーや友人、ビジネスパートナーが、陰であなたの批判をしているのを知ってしまったらどうでしょうか?
すごく嫌な思いが湧き上がりますよね。
パートナーが浮気をしたのを知ったとき、どう思うでしょうか?
苦しい思いが湧いてきて、許せないと思うでしょう。
「裏切られた」という思いが湧いてくるでしょう。
相手を信頼していた度合いだけ、裏切られた感は強くなります。
そして、怒りや絶望感、失望、喪失感、憎しみ、復讐の念などが上がってくるでしょう。
そんなときは、苦しくても湧き上がってくる感情をひたすら感じきるのが苦しみから抜け出す近道です。
EFTなどが有効ですが、あまりに苦しい場合は自分でEFTをやってもほとんど効かないと思います。
その場合は、カウンセラーに頼るのも一つの方法です。
感情を感じ切ると、相手を許せる余裕が出てきます。
今までは自分のことしか考えられなかったのが、相手のことを考えられるようになります。
たとえば、「私も仕事最優先で、相手のことをほったらかしにしていたな」とか「わがままばかり言いすぎていたかも」とか「相手も事情があったのかも」などと考えられるようになるでしょう。
感情を感じ切らないうちに無理やりこのようなことを思おうとしても無駄です。
むしろ逆効果になる場合があります。ネガティブな感情がかなり残っているのに、ポジティブな考え方をしようとするとネガティブな感情を抑圧してしまいます。
考え方を変えようとすることを「リフレーミング」といいますが、リフレーミングは注意が必要です。
それを踏まえたうえでの一つのリフレーミングですが、「相手に裏切られた」と感じたとき、「相手が変化しただけ」と考えてみてください。
裏切ったというのは、自分が勝手に相手に対して要求をしていたからそう思うのです。
実は勝手に期待していただけです。勝手にそれが当たり前だと思い込んでいただけです。
でも、あなたが何を思うかはあなたの自由であると同様に、相手が何を思うかは相手の自由です。
人生の中で考え方が変わることなんて日常茶飯事です。
自分だって考えは変わるのですから、相手だって考えは変わります。
その自由を許容できれば、「裏切られた」とは思わなくなるでしょう。