心理カウンセラーという職業上、メンタルを強くする方法について聞かれることがあります。
メンタルが弱いというのは、ちょっとのことで動揺するというようなイメージですね。
逆にメンタルが強いというのは、ピンチになっても動揺せずに平常心を維持できる感じです。スポーツで使う場合は、特にこういう意味で使っていると思います。
ボクはメンタルが弱くたって何も問題ないと思うのですが、それだと身も蓋もないので、どうやればメンタルが強くなれるかについて今日は書いていきましょう。
結論は簡単です。単にその状況を受け入れればいいだけです。
たとえば、平均台を渡るとき、すぐ下が30cmくらいだったら全然怖くなく平常心で渡れますが、下が100mだったら恐くて渡れないでしょう。
仮に、下が100mの状況で平常心を取り戻そうとするなら方法は一つ。最悪の状態を受け入れることです。それは落っこちて死ぬことを覚悟することです。
まあ、これは極端な例ですが、状況を受け入れられれば受け入れられるほど、メンタルは揺るがなくなります。
不安で悩まされている人は、最悪の状況を想定してみましょう。
可能な限り最悪な状況を思い描いて、ノートに書いてみましょう。
そして、仮にそうなっても大丈夫だと腹がくくれるまで、シミュレーションしてみましょう。
もちろん、すぐには大丈夫だとは思えないですから時間はかかると思います。
最悪な状況が受け入れられたら開き直れるんです。
そうなると、メンタルは揺るがなくなります。
そして、最悪な状況なんてまず来ないということも分かるようになるんです。
すると、心配や不安も減ってきますから、実際にやってみてくださいね。