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不幸な人生から抜け出せない7つの原因

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不幸な人生から抜け出せない原因

不幸な人生から抜け出せない原因は、運や環境ではなく、心理的な原因にあります。

雲黒斎さんのブログの記事「不幸を支える7つの理由」とってもオススメです。
ぜひ見てみてください。こちら

カウンセリングを受けても変わらない

「カウンセリングを受けたり、本を読んだり、ワークをしたり、セミナーに行っても、どうにも変わらない…」
「いつまで経っても苦しいまんま。もう何年も、下手すれば何十年も同じ…」

そういう人は実は、無意識で、その苦しみを自ら握りしめて離さないのです。

黒斎さんの言葉を借りれば、「頭では不幸に抵抗しつつも、腹の底が不幸の継続を望んでいる」のです。

そして、不幸を抱え続ける理由として黒斎さんは7つの理由を挙げています。

不幸を抱え続ける7つの理由

1.制裁(抑圧)タイプ
2.転嫁タイプ
3.防衛(引きこもり)タイプ
4.利得(共依存)タイプ
5.復讐(クレーマー)タイプ
6.抵抗(変化拒否)タイプ
7.解離(トラウマ)タイプ

黒斎さんの説明を基にボクなりに解釈して書いていきます。
それぞれ簡単に説明すると、

制裁タイプ

1(制裁タイプ)罪悪感です。強い罪悪感を持っているため、自分が幸せにならないように行動します。無意識で自分を罰するタイプです。

転嫁タイプ

2(転嫁タイプ)もっと味わいたくない感情があって、それを味わわないようにもっとマシな苦しみにしがみついているタイプです。

防衛タイプ

3(防衛タイプ)自分が不幸でいることで、やりたくないことを避けるタイプです。構造は2と同じです。

利得タイプ

4(利得タイプ)自分が不幸でいることのメリットがあるタイプです。いわゆるセカンダリーゲイン。病気でいれば、普段は厳しい親がいたわってくれるなど。

復讐タイプ

5(復讐タイプ)自分が不幸でいることで相手に罪悪感などを味わわせるタイプです。または、過去の恨みを誰かに投影し、その人を攻撃することで恨みを解消します。たとえば、幼少期に男性からいじめを受け、大人になっても恋愛で男性に恨みを無意識でぶつけるような構図です。

抵抗タイプ

6(抵抗タイプ)不幸でいることが自分のアイデンティティ(存在理由)になっていて、不幸を手放すと、「これまで苦しんできた自分は何だったの?意味がないじゃない」などと考え、不幸を手放せません。不幸を手放すと自分の存在価値がなくなると無意識で考えています。

解離タイプ

7(解離タイプ)自分が不幸になったきっかけがあまりにもショック(トラウマ)なため、思い出さないように解決しないまま放置・継続するタイプです。

原因に気づけば変わるケース

ちなみにカウンセラーとしての経験上、5は自分がそこに気づけば変わります。意識化できるだけで行動を変えることができる可能性が高いです。

但し、これを自分で発見するのはなかなか難しいと思うので、自己分析していくか、第三者の視点が必要かも知れません。

セラピーで解放できるケース

また、7はショックは大きいものの、トラウマを取る手法は確立されているため、カウンセラーなどの手助けを借りれば、短期間で取り除くことができるでしょう。

1の罪悪感は、時間がかかるものの、私であれば、セッションではマトリックス・リインプリンティングで罪悪感が生じたエピソードを地道に癒していきます。罪悪感を持ったのは誤解であることを心の底から(潜在意識で)納得するまでやります。罪悪感を手放せれば、不幸を選択することはなくなります。

最悪な恐怖を避けるために今の不幸にしがみつく

2~4は形が違えど、構造は一緒です。
今の不幸よりももっと恐れていることがあるのです。

最悪の恐れよりもマシだから今の不幸にしがみついているのです。

たとえば、2は(今:寂しい)(最悪の恐れ:実際に皆が去っていく)というような例です。

意識上では寂しさを手放したいけれど、寂しさを手放すと相手を求めることがなくなるから、相手が去っていってもっと深い孤独感を感じてしまうので、手放せません(例ですよ)。

この場合の構図は、

実際に皆が去って行ってしまうという恐れ(深い孤独感)>寂しい感情

となっているため、寂しい感情を持っていたほうが自分にとってはマシなのです。

また、こんなケースもよく見られます。

今不幸に感じていて、いつも嫌なことばかり起こると感じていたとします。

でも、実は不幸を手放して幸せになると、幸せになった状態で嫌なことが起こるともっと苦しくなるために、落差がすくない「不幸状態が続くこと」を選択しているケースです。

3、4は説明を省きますが、構図は同じですね。

次善の不幸に長くしがみつくとそれがアイデンティティとなり抜け出せなくなる

そして、最悪ではない次善の不幸に長くしがみついてしまうと、それが当たり前になってしまいます。

すると6のように自分のアイデンティティになってしまいます。アイデンティティになると、手放すのは難しくなってきます。

不幸が長くなればなるほど、脱却するのは難しくなります。でも抜け出すのは可能ですよ!

抜け出す方法

今の不幸は、最悪な恐怖を避けるために今の不幸にしがみついていて、苦しくなっている状態です。

最悪な恐怖というのは思い込みの恐れであり、思い込みの恐れを避けるために、ずっと苦しんでいます。

これが無意識のレベルで起こっているのでなかなか不幸から抜け出せません。

不幸にしがみついている仕組みを理解すること

まずは、この仕組みを理解することが大切です。

まずは、自分がどういう構図で不幸にしがみついているかを可視化します。

カウンセリングでも1回では見抜けないことはたくさんあります。

手放したいと心から決意すること

そして、本人が手放したいと心から決意することが重要です。これが一番重要かもしれません。

最悪な恐怖に向き合うこと

そして、最悪な恐怖に向き合うことをやっていきます。

この恐怖に向き合うことへの抵抗がたくさん起こりますが、抵抗を解放しながらこの恐怖に向き合います。

すると、この恐怖が幻想であることに気づきます。

最悪な恐怖が幻想であることが体感で分かると、不幸にしがみつく理由がなくなります。

あとは、自分がどうしたいか、どう生きたいかを選択していきます。

クセになっている点もあるので、簡単には行きませんが、幸せを心から受け取れるようになれます。

変わりたいという覚悟

もし、セッションで取り組みたい方は、長期間になることを覚悟で取り組むことをオススメします。

不幸を手放した方を見ていると、「変わりたい」という覚悟がとても大きいと感じます。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

POSTED COMMENT

  1. S.K より:

    よっしーさん、こんにちは。ホームページリニューアルされて、とても素敵になりましたね!
    いつも、メルマガ楽しく拝読しています。
    16日配信の内容は、15日に友人とケンカしてしまった私を心から救ってくれました。ありがとうございます。

    今日、この記事を読んで、今まで謎だった部分が瞬間で紐解けたので、コメントしました。
    それは、独身で生きることを決意すると結婚相手とめぐり逢う。といわれていることです。
    私はそれまでこの言葉がとてもうさん臭く思えて、信じられませんでした。
    それって、偶然上手く行った人の結果論の押しつけなんじゃないかって。

    でも、そう思う原因は、自分が2〜4のタイプだったからだったんですね。

    ようやく、腑に落ちました。ものすごく、納得しました。

    アイデンティティになってしまっているのか、まだその瀬戸際で留まっているだけなのかわかりませんが、とにかく、腑に落ちたからこそ動き出せるパワーが今じわじわとわき出しています。

    とっても大きな気づきをありがとうございました!

    • S.Kさま

      こんにちは。
      コメントありがとうございます!

      メルマガも読んでくださってありがとうございます。
      タイムリーな記事がお届けできて本当にうれしいです♪

      そして、ホームページもほめてくださってありがとうございます!
      私自身、とてもデザインを気に入っています♪

      ブログの記事で、SKさんの謎がひもとけて良かったです。

      ということは結婚相手に巡り合うことに何らかのブロックを抱えているということに気づいたということでしょうか。

      そこに気づけると無意識に避けることを回避できるので(意識することができるので)、結果が変わってくるのではないかと思います。

      「独身で生きることを決意すると結婚相手と巡り合う」

      私自身、仕組みはよく分かりませんが、いい意味であきらめることで、力が抜けて、自分らしく振る舞えるようになって、魅力も増すということは十分考えられます。

      不思議なもので、「結婚したい~!」と強く望んでいるとき、結婚は遠ざかり、「結婚しなくてもしてもどっちも幸せ」と思っているとき、幸せな結婚がやってくることがよくあります(必ずではありません)。

      結婚ではなくとも他のことも一緒です。

      いい意味であきらめるには、実は「結婚したい」という希望をとことんまで正直に見つめていくことです。

      「結婚したいけど、手放すと叶うのなら、手放そう」

      では、「結婚したい」という願望が無意識に抑圧され、結果的に「結婚したい」が強まってしまいます。

      引き寄せの法則でいえば「結婚したい=結婚できない状態を望んでいる」ということになるかもしれませんね。

      ここまで書いていって、これはブログの記事で説明したほうがいいなと思いました。

      もしかしたら、もっと詳しくブログ記事で書くかもしれません。

      コメントありがとうございました!

      腑に落ちたということ、本当にうれしいです。
      ブログを書いていてよかったと思います。

      今後ともよろしくお願いします。

      よっし~(西川佳宏)

  2. S.K より:

    よっしーさん、ありがとうございます。

    「結婚したいけど、手放すと叶うのなら、手放そう」

    これって、冷静に考えるとものすごい下心満々ですよね。
    もしこれが私で、客観的に見たらちょっと怖いなぁと笑ってしまいました。

    結婚したいという希望をとことんまで見つめる、というのをひとりでやると袋小路になりそうな感じもします。

    ここで、焦らず腐らず…とことん自分のハートに寄り添うように心がけてみます!

    これからもブログ、メルマガ楽しみにしています。

    • S.Kさん、どういたしまして。

      S.Kさんのおかげでよいブログ記事が書けました。
      後ほどアップしたいと思います。
      おそらくタイトルは「願いをかなえる方法」です。

      ではでは。

      よっし~(西川佳宏)

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