境界線の概念を学び、誤解する人も中にはいます。
「あなたはあなたで、私は私。あなたがどんなに不幸になろうが私には関係ない――こんな考え方になりたくないから、やっぱり境界線を引くのはしっくりこない」
そんなふうに思う方もいるかもしれません。
でも、それは誤解なので、誤解を解きたいと思います。
境界線を越えてはいけないと言っているわけではないんですよ。
境界線を越えずにいることは逆に無理があります。不可能です。
苦しいのは、無意識で境界線を越えて、相手の領域に入って相手をどうにかしようとするからです。
あるいは、相手が自分の領域に入ってきていても、そのままの状態が普通だと思っているからです。
境界線を越えていることを自分でちゃんと分かっているときは、そこまで苦しくないんです。
これ以上長く相手の領域に入らない方がいいとか、自分の領域に入られない方がいいということがちゃんと分かるからです。
それが分かっていると、適当な線引きができるようになります。ここまではやるけど、ここからは任せようとか。これ以上やってもらうことは拒否しようとか、きちんと判断できて行動できるようになります。
だから、大切なポイントは、境界線を越えないようにするのではなく、境界線を意識するということです!
境界線を意識することができても、相手が自分の領域に入ることに「ノー」と言えなかったり、相手のことが気になってしょうがないこともあります。
とはいえ、境界線を意識することで、だんだん境界線を越えない、越えさせない行動ができるようになります。
一気にできるわけではありません。
自分を癒していくと、だんだんそれができるようになるので、しっかり癒してあげてくださいね。
なかなか「ノー」が言えない人へ一つヒントを!
断って自分の領域にとどまったほうが、心地いいだけじゃなく、相手に優しくなれるので、結果的に人間関係もスムーズに行きますよ!
嫌々「イエス」を言うと、相手に嫌な思いが湧くので、その人との人間関係も結局悪くなります。
だから、ハートに従って「ノー」を言うほうが、結果的にうまくいきますよ!
境界線もすごく奥が深く、とっても大切な概念なので、境界線をきちんと引けるようになれるセミナーを今度開こうと思います。
お楽しみに。
よっしーさん
『境界線を越える』自分を客観視した奥には、相手の事を思って心配したり、アドバイスしたりして、相手に自分を認めてもらいたい。。。私(エゴ)がおりました。
そして、そんな時はちゃぁんと新たなるスムーズに行かない葛藤&ストレスを生み出しますね(笑)
境界線を持てる事は、自分も相手も等身大に認め、尊重している証でもある。。。なんて感じてます。
アシュタンギーニさん、いつも素敵なコメントありがとうございます。
>『境界線を越える』自分を客観視した奥には、相手の事を思って心配したり、アドバイスしたりして、相手に自分を認めてもらいたい。。。私(エゴ)がおりました。
とっても素直にご自身の感情・感覚を感じられているアシュタンギーニさんは、これからも素晴らしい自分自身を発見していかれるんだろうなと思います。
人に認められたい、愛されたい、受け入れられたい、甘えたい、そんな感覚があるのは当然です。エゴを持つ人間の感覚としてはごく当たり前の感覚。それを排除しようとせずにただ、「そう思っているんだね」と自分を受け止めてあげることで、自己承認が得られ、自己価値、自己愛も高まっていきます。
>境界線を持てる事は、自分も相手も等身大に認め、尊重している証でもある。。。なんて感じてます。
ボクも同じように感じています。だからこそ、境界線の概念がもっと広がっていけばいいなと思います。