境界線

自分の「選択する権利」を尊重する

自分の選択する権利の尊重

適切な境界線を引く上で大切なことは、「選択する権利」を尊重することです。

それは、「自分自身」の選択する権利と「他者」の選択する権利の尊重があります。

「他人」の選択する権利の尊重は別記事で書きました。

他者の「選択する権利」を尊重する責任と主体性の関係性 人生の主体性と責任はリンクしています。 自分に責任がないのに、主体的には生きられません。 たとえ...

本記事は「自分」の選択する権利の尊重について書きます。

選択する=責任を取る

まず、自分で選択するというのは、自分が責任を取るということです。

たとえば、ある服が欲しいと思い、買ったとします。
着てみたら、イマイチ合わず、ほとんど着なかったとします。
選択ミスですが、この責任は「自分」にあります。

逆に、友達が服を選んだとします。お金を出したのはあなたです。
着てみたら、イマイチ合わず、ほとんど着なかったとします。
このとき、友達が強要していたとしたら、責任は「友達」にあります。
このとき、友達は推薦しただけで、最終決定権が自分に合ったなら、責任は「自分」にあります。

責任を取らないのは楽

責任感がないというのはものすごく楽です。

たとえば、先ほどの服を選ぶ例では、選んだものが悪かったときは問題になりますが、選んだものがよいときは問題になりません。

センスのあるスタイリストが選んでくれるとしたら、自分で選ぶよりもずっと似合って、かっこよいものが見つかります。

時代は便利・楽に進んでいる

時代の進化を見ていくと、便利・楽な方向に進んでいっていることが分かります。

家電の進化の方向を見てみると分かりやすいです。

洗濯機がない時代は洗濯は一苦労でした。
今は、洗濯乾燥機まであって、ワンタッチで乾燥まで終わります。

掃除はロボット掃除機で勝手にやってくれます。

料理もヘルシオホットクックで簡単に美味しいものが作れます。

今はスマホで大抵のことができます。
調べることも、動画を撮ることも、漫画や本を読むことも、ゲームをすることも、音楽を聴くことも、映画を見ることも、ショッピングをすることも、健康管理をすることもできます。

専門家受難の時代

どんどん便利になると、専門家の必要性が薄れてきます。

税務が複雑だと、税理士の有用性が大きくなります。
法律が複雑だと、弁護士の有用性が大きくなります。
医療が複雑だと、医師の有用性が大きくなります。
融資が複雑だと、銀行員の有用性が大きくなります。

複雑で、解決が難しいから、価値があります。

これが簡単に解決できるようになると、専門家の価値が下がります。

今後はAIが専門分野の一部を担うようになります。

そして、それらを誰でも使えるようになるでしょう。

一流専門家を抱えるのと同じ

そうなると、あらゆる専門家を抱えるようになるのと同じことになります。

一流のスタイリストが服を選んでくれるのと同レベルのものを簡単に得られるようになります。

自分の体調面からベストの食材を選んでくれるようになります。

ベストの食材から、最適な料理を選んでくれるようになります。

自分にとって最高の選択をAIが示してくれるのです。

自分の性格や特性から最適な恋愛相手や結婚相手を選んでくれます。
仕事も同様です。

最高の投資手段も選んでくれます。

私の仕事である心理カウンセリングだって同じです。
心の健康を取り戻すためにAIが最適な選択を示してくれるでしょう。

責任を取らないとどうなる

これは楽で便利です。
「得」という意味では最高です。
「失敗の少なさ」という意味でも最高です。
それだけ苦痛が少ない人生です。
無難に生きられる人生です。

AIが選択するということは、AIが責任を取るということです。

同時に、自分は責任を取らないことになります。
自分が選択しないわけですから。

そうなると、どうなるでしょうか?

選択する力を奪われると

親が子どものために最適な生き方を選んだとします。
それに従って生きる子どもはどうなるでしょうか?

成功しても「自分の手柄」にはなりません。
自分の責任ではないからです。

責任があるから、自分の手柄になります。

自分が成功しても、自分がすごいわけではありません。
親の選択を見抜く力がすごかっただけです。

結果的に「自己肯定感」は育まれません。

逆に失敗したら「親の責任」になります。
親に責任をなすりつけて不満を言うだけになります。

結果的に「被害者意識」が育ちます。

自己肯定感が低く、被害者意識が強いと、精神的にはしんどいです。
生きづらいでしょう。

責任を取るから果実を得られる

自分で選択することをしなければ、選択する力がどんどん弱くなります。
自分で決められない人になります。

自分で責任を取らない人になります。

責任を取るからこそ、成功の果実を得られるのです。
失敗から学びという果実を得られるのです。

「責任を取る権利」を誰かに奪わせないことが大事です。
自分で責任を取れるから、責任に伴う結果を刈り取れるのです。

「責任を取る権利」つまり「選択する権利」を大切にしましょう。

最終決定権を明け渡さない

責任を取る権利、選択する権利を大切にするということは、最終決定権は自分にあるという立場を失わないことです。

つまり、自分の人生に関することを誰かに決めさせないことです。

たとえどんなに得な提案で、ベストの望みが得られるとしても、最終決定権を明け渡した時点で、人生の主体者からは脱落です。

便利に楽に生きるなと言うわけではありません。
スマホを捨てろと言っているわけでもありません。

よい選択肢があるのはよいことですが、自分で決めることが大事です。

ハートを大切にする

そして、自分で決めるときに「得」「合理性」だけで決めるとAIと同じ選択になってしまい、実質的な選択権を奪われてしまいます。

得とか損とか関係なく、自分が「どう生きたいか」が大事です。
「どんな体験をして」「どんな感覚を味わいたいか」を大切にしていれば、自分なりの選択ができるはずです。

人間は「心(ハート)」がある生き物です。

心は「得」「合理性」だけで満たされるわけではありません。

つまり、多くの人が羨むような成功の人生を送ったとしても、自分の心が満ちるかどうかとは別物です。

あなたのハートを満たすものは何でしょうか?

その理解を深めていけば、自分で選択する権利を失わずに済むでしょう。


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西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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