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なぜ女性はぶりっ子を嫌うのか?

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私が小学生のとき、たまたま隣の席の女の子と「どの子が好き?」という話になりました。

ボクは「Aさんが好き」と言うと、Aさんは有名なぶりっ子らしく「えー、あのぶりっ子?信じられない。見る目がない」と呆れられました。

ぶりっ子ってこんなに嫌われるんだと思ったのを覚えています。

今回の記事はぶりっ子をテーマにします。
女性向けの記事のように思えますが、男性にも関係あるのでぜひ最後まで読んでみてください。

ぶりっ子にもいろいろタイプはあると思いますが、ここではぶりっ子の定義を「男子の前ではいい顔をして女性同士ではそんな振る舞いをしない子」にしましょう。

ぶりっ子が嫌われる理由

ぶりっ子が嫌われる理由はいくつかあります。

1)表と裏の顔が違う

表面的には男性に媚びて優しかったりしますが、裏ではむしろ厳しかったりします。その二面性を嫌います。

2)男性にチヤホヤされる

ぶりっ子は多くの男性から好かれます。男性の前でかわいい一面を見せているのですから当然です。男性に受け入れられるような行為をします。これは女性から嫉妬を買います。1の二面性がここに拍車をかけます。

3)モテるために男性に媚びる姿を嫌う

男性に媚びる、いい顔をするということを嫌います。
「そこまでしてモテたいの?」と浅ましく思います。

別のたとえで表すと、中間管理職の人が社長にお世辞を言って、気配りをして、機嫌を取って、部下の成果を自分の成果のようにアピールし、気に入られる一方、部下には厳しく当たり、優しさの欠片もないような感じでしょう。
程度の差はあれ、どこの会社にもいるでしょう。

まあ、嫌われますよね。

男女逆バージョンだとどうなる?

男女逆バージョンだとどんな感じでしょうか。

女性の前ではかっこつける人、大きく見せる人でしょうか。

ボクは中学が男子校でしたが、普段は普通な感じなのに、女性を前にしたとき、あたかも自分がクラスの番長でリーダーのように振る舞っている人がいて「どんだけかっこつけるの」と思ったことを覚えています。

ボクは昔はこのタイプの男性が嫌いで、ボクが女性ならぶりっ子大嫌いだったでしょうね。

ただ、ぶりっ子の真反対である、女性に媚びを売って、男性には厳しく当たるというタイプの男性はあまり見かけませんでした。
立場が上である女性が少なかったこともあるのでしょう。

女性が不当に支配された数千年の歴史

男性優位の社会

これは何を意味するかというと、男女の地位の違いです。
だいぶ是正されつつありますが、世の中は男性優位の社会です。
特に昔は顕著でした。
収入の差、地位や権威がある人の男女比、圧倒的に男性が高いです。

女性は支配される側、立場が弱い側でした。
家族も男性が「主人」です。メインは父親で、母親は父をサポートする役割が一般的でした。

歴史を振り返ると、ずっと男性社会です。男性が支配する側です。
女性がトップに立ったのはエカチェリーナ2世、則天武后、クレオパトラ、エリザベス1世、卑弥呼など若干いますが、ほぼ男性がトップです。

支配されて報われなかった集合エネルギー

集合意識的に見ると、男性から支配されて報われなかった女性たちの集合エネルギーがあります。
このエネルギーはかなり大きいです。

男性からの支配を抜けだそうとしている女性の集合エネルギーがあり、ぶりっ子はまさにここに反するあり方です。
だから、嫌われるのです。

女性が、男性から不当な扱いを受けるのは一過性のものではなく、数千年の歴史に渡るものです。このエネルギーの蓄積は半端ないです。

私たちは無意識にこのエネルギーに影響を受けていますから、男性から不当な扱いを受けながらも媚びを売るような姿を嫌うのはある意味当然のことなのです。みじめでみっともないと感じます。

フェミニストのあり方

ここに極端に反発しているのがフェミニストたちです。
彼女たちは、この集合意識のエネルギーにより同調しているのでしょう。男性に媚びることを目の敵にし、女性の権利を声高に主張します。

残念ながらフェミニストは報われません。
男性を敵にしているので、当たり前ですが男性からモテません。パートナーシップもなかなかうまくいかないでしょう。

対立するのは、恨みや怒りのエネルギーから来ています。男性にはなぜそこまで反発するのか理解できません。

フェミニストは女性性を抑圧している

フェミニストは女性の権利を叫びながらも、女性性そのものを認めていません。フェミニストの代表的な人は男性っぽい人が目立ちます。
明らかに女性性を抑圧しており、男性に対して、自分の中の男性性で闘おうとします。

女性性の抑圧というあり方は、対立する男性たちと実は同じなのです。

なので、やっていることは、本当の意味で女性解放ではないのです。

支配された集合エネルギーにどう対応するか

では、どうするかですね。
これを書きたくて、このテーマを出しました。
女性だけでなく、男性も一緒です。
男性も、男性性、女性性の2つのエネルギーを持っています。

結論としては、男性から不当に支配されたことへの許しです。

女性だけでなく、男性も少数の支配者から数千年の歴史に渡って支配されてきました。
支配され、奴隷のように扱われたこの苦しみのすさまじい集合エネルギー、ここの解放が必要です。

エネルギー解放だけでは不十分

解放というのは許すことです。ガス抜きでは意味がありません。
エネルギーをただ解放していくだけではガス抜きにしかなりません。
そうではなく、ここを許すことです。
但し、これは簡単なことではないかもしれませんね。
とはいえ、許せば一瞬で終わるんですけどね。

許すためのヒント

簡単に許せない人のためにヒントをお伝えします。
まずは自分の中の女性性の抑圧を解くことです。
女性性の価値を理解し、その素晴らしさを知り、女性性を開花させることです。

女性性の資質

女性性の資質はたくさんありますが、大きく言えば「受容」です。
優しさとか、調和、寛容、柔軟性、繊細さ、自然体、自由、可憐、直感、楽しむ、情熱的などのエネルギーです。

これらの女性性の資質の抑圧を解き、ここを開花させましょう。

特に抑圧されているのは「弱さ」です。
ここを受け入れきること、許しきることが極めて重要です。

特に男性はここを強く抑圧しているので男性全体の重要なテーマです。

女性性の抑圧を解くことは必須

女性性の抑圧を解くのは、許すための必須条件です。
なぜなら、許し自体が女性性のエネルギーだからです。受け入れるエネルギーはまさに女性性です。

今まで不当な扱いを受けて、たくさんの恨み、憎しみのエネルギーがあります。
そこを許すのは至難の業です。これを許すには自らの女性性のエネルギーを最大限まで出す必要があります。女性性を抑圧していたらまず許せる段階まで至りません。

支配する側のあり方を感じてみる

女性性の抑圧を解き、開花させると共に、支配してきた側のあり方をよく感じていきます。

あまり書きすぎると、分かったつもりになって皆さんがワークしなくなると逆効果なので詳細は省きます。

ぜひワークしてみてくださいね。

結果、自分も相手も一緒であったことに気づき、許しが起きます。

一連のプロセスはエゴの許しであった

支配してきた側のあり方とはまさにエゴです。
ここの許しは自分のエゴの許しとなり、エゴを弱め、無条件の愛のあり方へ移行する大きなプロセスとなります。

ある意味、ここをやるために長年の不当な抑圧があったと言ってもいいくらい重要なことです。

ぶりっ子は深い課題を表面的に表したものに過ぎません。
ぶりっ子の許しというワークを通じて、抑圧された集合意識のエネルギー、そして、エゴそのものの許しにつながっていきます。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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