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依存症の真の原因

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依存症について、これまでの「常識」に疑問を持ち、真の原因、解決策に切り込んだジャーナリストのジョハン・ハリの動画を紹介します。
日本語字幕付き(字幕Japaneseを選択してください)。14分少々の動画です。
ぜひご覧ください。

TEDジョハン・ハリ:「依存症」―間違いだらけの常識

できれば見てもらいたいのですが、なかなか見る時間もないという人のために、内容について気になった点を抜粋します。

  • 先進国では、薬物依存症患者には罪を与えることで薬物を止める動機を与え、抑止効果を目指している。
  • 依存症についての私たちの常識はほとんどが間違いだった。
  • 【常識】ヘロインをしばらく摂りつづけると身体がこの物質に依存して生理的に必要とするようになり、20日後にはヘロイン中毒になる。
  • しかし、事故に遭って骨折して大量のモルヒネ(ヘロイン)を長い間投与されても薬物依存症にはならない。
  • 心理学教授のブルース・アレキサンダー氏によると、皆が持つ依存症という概念や結末は実は昔20世紀中に行われたある一連の実験の結果として生まれたもの。その実験とはネズミをオリに入れ2本の水ボトルを設置し、1つは水だけ、もう1つは水にヘロインかコカインを混ぜたものを入れる。するとネズミはドラッグ入りの水を選ぶようになり、ほぼ間違いなく死ぬ。
  • ところが教授はこの実験であることに気づいた。「ネズミが入っているオリには他に何もない。この中ではドラッグ以外することがない」。教授はネズミにとって天国のような環境の別のオリを作り、実験した。するとドラッグ入りの水はほぼ全く飲まれなかった。ネズミが幸せに社会生活を営むオリの中ではドラッグ入りの水を飲むのは0%だった。
  • 人を対象とした同様の出来事もあった。ベトナム戦争。ベトナムではアメリカ兵の20%がヘロインを大量使用していた。ヘロインを大量に撮っていた兵士たちは追跡調査を受け、禁断症状が出なかった。95%が薬をパッと止めた。
  • 依存症の原因は、依存性物質が問題なのではないとしたら何が問題なのか? もし、依存症の原因がオリにあるとしたら? 環境への適応反応としたら?
  • ピーター・コーエン教授いわく、「そもそも「依存症」と呼ぶこと自体が間違っているのではないか?「つながり」と呼ぶべきではなかろうか。人は他人と心を通い合わせつながることを自然と求める動物なので健康で幸福な人間は触れ合いを通じて関係を築く。しかしそれができない人は人生の中で経験したトラウマ、孤立、虐待などが原因となり、安心感を求め、人間以外につながる対象を探し始める。それはギャンブルやポルノだったり、コカインやマリファナだったりするかもしれない。何かとつながろうとするのが人間の本能。
  • ジョハン・ハリは様々な証拠からこう確信した。「依存症最大の原因は毎日を生きるのがつらいということ」
  • 薬物中毒者は罰せられ、さげすまれ、前歴をつけられる。これは再び人とつながれないような障壁を作ってしまう制度。
  • ポルトガルの制度。2000年、ポルトガルの薬物問題はヨーロッパ中でも最悪レベルだった。人工の1%がヘロイン中毒。そこでアメリカ式の対策を年々強化していった。刑罰を科し、中毒は恥とさげすむなど。しかし薬物中毒問題は年々悪化。あるとき首相と野党との党首が話し合い、科学者や医師を集めて委員会を作り、真の解決策を見つけようと決めた。委員会が下した結論はこう。「マリファナから覚せい剤まであらゆる薬物を非犯罪化する。そして、今まで依存症患者を社会から切り離し阻害するために費やしたお金をすべて患者を社会に再び迎え入れるために使うこととする」
    依存症の人に雇用機会を与える超大規模なプログラムと起業したい依存症患者への少額融資。この制度が始まってから15年経つが、ポルトガルでの注射器系の薬物使用は50%減。薬物の過剰摂取は大幅減。薬物依存が大幅に減少した。
  • つながりを断たれることこそが依存症の主な原因。今はSNSなどでのつながりは増えているが生身の人間関係のつながりは減っている。
  • 「君は一人じゃないよ。愛されているんだよ」。依存患者には全次元においてこういう意識で対応すべき。100年もの間、薬物と戦ってきたのは間違いだったのではないか? 戦うのではなく愛を持って対処すべきだったのではないか。

動画を見ての感想

ホント見てよかったです♪

依存症の真の原因については薬物自体ではないと知っていましたが、薬物にも中毒性があると信じていました。

確かに、薬物中毒以外の依存症――買い物依存、スマホ依存、ネット依存、食べ物依存、SEX依存、ポルノ依存、ギャンブル依存など――は、それ自体が悪いものではありません。薬物だって同じだったのですね。

ジョハン・ハリは依存症最大の原因は、毎日を生きる辛さと言っています。
そしてその主原因を「人間関係のつながりのなさ」としています。

依存症についての補足

依存症についてより深い理解をしていただくために、依存症のメカニズムを補足します。

依存症のメカニズム

私たちは何らかの見たくないものにはフタをします(自我の防衛反応)。

このフタに使っているのが何らかの物質や行為などです。
それなしでは日常生活に支障が出るようになったとき、依存症と呼ばれる状態になります。

依存対象物質や行為が主原因ではなく、何らかの見たくないもののほうが主原因です。

この何らかの見たくないものは、人によって違います。

ジョハン・ハリは「つながり」と結論していましたが、確かに人間関係のつながりの欠如による孤独感などの感情は私たちにとって見たくないものです。

人から疎外されているとき、惨めさ、孤独感、劣等感、悲しみ、自己無価値感、無力感、無能感、不安、恐怖などを感じやすいでしょう。

それらの感情(感覚)を感じたくないので何らかのものを使ってフタをします。

人とのつながりの欠如以外にもつらい出来事はたくさんあります。

なので、人とのつながりだけに限定はできないというのが私の意見です。

依存症それ自体よりもその奥にある原因に目を向ける必要性

ジョハン・ハリは「生きるつらさ」と言いましたが、もっと詳しく言えば、強いレベルの(多くの)負の感情(感覚)自体が本質的に見たくないものであり、それを感じさせるきっかけとなる「何か」を避けるために、何らかの行為をします

その行為の一つの手段が、依存です。

なので、依存だけが「何か」を避けるための行為ではありません。

自我の防衛反応はたくさんの方法があります。

自我の防衛行為自体が更なる苦しみを生みます。

「依存症」であれば、それ自体が苦しみを生みます。
すると、依存症それ自体を解消しようとしますが、本当に解消すべきなのは「私たちがそれ(依存対象物)を使ってまで見たくないもの」です。

そこを扱う必要があります。
そこを扱わない限り、仮に特定物に対する依存がなくなったとしても、また別の何かに依存したり、違う形で自我の防衛反応が現れて、それに苦しむことになります。

カウンセリング・セラピーではそこにメスを入れるので、真の解決まで導けるのです。

とはいえ、一朝一夕には行きません。
依存のレベルや期間が長ければ、当然それだけ解決に時間を要します。

クライアントとセラピストと二人三脚でじっくり取り組んでいく必要がありますが、本質を解決したとき、本当の意味で楽になれます。
サポートが必要な方はおっしゃってください。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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