怒りをコントロールする方法

怒りをコントロールできないという悩み

  • どうしてもイライラが治まらない
  • 相手への怒りが手放せない
  • 社会に対する恨みが取れない

怒りが激しくあり、怒りをコントロールできずに困っている方も多いと思います。

今回の記事はどうしたら怒りをコントロールできるかということを書いていきます。

怒りの感情

怒りをコントロールするためには、まずは怒りについて知っておく必要があります。

怒りとはエネルギー

まずは怒りという感情について説明します。

感情というのはエネルギーです。

心理の専門家は、感情をエネルギーとして考え、扱っています。

エネルギーは使われない限り、そのまま保存され、使われると減るという特性があります。

つまり、感情というエネルギーは何も対処しなければ、そのまま蓄積されていっているということです。

そして、特にエネルギーレベルが大きい感情が怒りです。

怒りを感じているとき、激しく力が湧き起こるのを感じるでしょう。

怒りを抑圧する人は多い

怒りにまみれているとき、相手から嫌われがちです。

怒っている人を見て、気持ちいいと感じる人は少ないでしょう。

怒っている自分も気分がいいわけではありません。
怒らないといられないほどの嫌なことがあったから怒っているわけです。

なので、しばしば怒りは嫌なものと扱われ、抑圧しがちです。

抑圧し続けるとどうなる

さて、怒りをずっと我慢し続けるとどうなるでしょうか?

大きく3つのパターンがあります。

①キレる

怒りのエネルギーが少しずつ蓄積され、自分のエネルギー容器の器が満杯になってしまい、更に怒りのエネルギーがその容器に注がれたら、その容器からあふれてしまいます。

それが、キレるという状態です。

キレたときは今までの怒りのエネルギーと合体して放出されるので、とてもすさまじいものになります。

また、キレやすいというのは、エネルギー容器の器に恒常的に怒りのエネルギーが溜まっているということです。
そのため、キレる沸点が低くなります。

ちょっとしたことで、怒りのエネルギーが限界点まで達してしまうのです。

②怒りの対象と関係性を断つ

怒りを起こさせる対象にキレる代わりに、一切関係性を断つという選択を取ることもあります。

たとえば、会社を辞める、学校を辞める、家出をする、別れる、離婚する、絶縁するなどです。

③心の病気や身体の病気になる

怒りを溜め込むとうつになりやすくなります。

うつというのは心のエネルギーの枯渇によって起こるものだと考えられています。

怒りというのはものすごい大きなエネルギーです。
それを抑えるには、それだけ強いエネルギーが必要です。
何もしていなくても怒りを抑えるだけで心のエネルギーが消費されます。

心のエネルギーの枯渇につながり、うつになってしまいます。

また、身体の臓器の不調として現れることもよくあります。

ハーバード大学の研究結果によると、日ごろから怒りを押し殺している人は、そうでない人に比べて早死にするリスクが35%高いことが明らかになっています。

怒りを我慢し続けるのは私たちにとってデメリットがとても大きいため、怒りをコントロールしたいと思うのも当然です。

怒りのメリット

とはいえ、怒りにもメリットがないわけではありません。

普段、自分の意見が主張できない人が怒りの力を借りて、主張するというのは一つのメリットです。

たとえば、いじめを受けた怒りがあったとして、見返すためにがんばるという方向で怒りのエネルギーを使うこともできるかもしれません。

世の中の成功者の中にはコンプレックスをバネにがんばって成功した人が多くいます。

怒りもこのような形で肯定的に使うことができます。

怒りのエネルギーを有効利用するのはほどほどに

但し、怒りのエネルギーの有効利用は限度があります。

いくら、見返すためにがんばることに使っているとはいえ、それは幸せにしてくれる使い方ではありません。

なぜなら、怒りのエネルギーで動いていること自体がそもそも苦しいし、怒りのエネルギーを使って何かを達成してもむなしく感じることが多いからです。
心から望んだことではなく、復讐や見返すための目標なので、幸せにしてくれる目標ではないことが多いのです。

また、怒りからの行動はうまくいかないことも多いです。
たとえば、スポーツでも怒りでプレーしているときよりも、冷静でリラックスしているときの方が圧倒的にパフォーマンスは高いでしょう。

怒りをコントロールするためには

怒りをコントロールできないということは、それだけ怒りのエネルギーがたくさん溜まっているということです。

そのことで自分を責めてしまうと、自分に対する怒りのエネルギーが加わって余計苦しくなります。

怒りが溜まっているシグナルとして受け止め、怒りを解放することをやってけばいいだけです。

別に悪いことでもなんでもありません。

怒りをコントロールするためには、怒りを扱いやすいレベルまで小さくする必要があります。

そのため、大事なのは怒りを解消する手段を持つということです。

そして、もう一つ大切なのは、怒りを生んでいる原因を知ることです。

怒りをコントロールするための重要な2つのこと

(1)怒りを解消する手段を持つこと
(2)怒りを生んでいる原因を知ること

水道とバケツの例

水道の蛇口とバケツの例が分かりやすいです。

水が怒りのエネルギーで、バケツが自分の許容量で、蛇口が怒りのトリガーです。

バケツいっぱいに水が溜まっていたとしたら、バケツの水を捨てる必要があります。

バケツの水を捨てること=怒りを解消する、ということです。

怒りをいくら解消したとしても、蛇口から水が出っぱなしではいたちごっこです。

蛇口から水が流れること=怒りを生んでいる原因です。

なので、怒りを解消するとともに、怒りを生んでいる原因を知る必要があります。

まずはバケツの水を捨てる方法について書いていきます。

怒りのエネルギーを解消する方法

怒りのエネルギーを解消する方法はいくつかあります。

怒りの矛先に文句を言うことも解消方法の一つです。

大声を出したり、愚痴を言ったり、話を聞いてもらうことも解消法です。

文句を紙に書くのもとても有効です。

ただ、相手に怒りをぶつけるのは人間関係が悪くなるのでオススメしません。

相手に怒りをぶつけなくても十分解消できます。

たくさんの解消方法がありますが、ここでは私が使っている方法を2つ紹介します。

私がよく使うのは、ぞうきん投げとEFTです。

怒りを解消する方法 その1「ぞうきん投げ」

ぞうきん投げは単純です。

家の壁に向かって、ぞうきんを丸めて投げるだけです。

乾いたぞうきんにしてくださいね

なぜぞうきんを使うかというと、壁にぶつかる音が小さい割に、ある程度のスピードが出るからです。

前は丸めた紙を投げていましたが、ぞうきんのほうが音が小さいことに気づきました。

タオルでもいいですよ。

文句を言いながら、怒りのエネルギーを身体で感じながらぞうきんを投げるのがコツです!

怒りを解消する方法 その2「EFT」

EFTについては、ブログで何度も説明していますが、感情解放のセラピーテクニックです。

やり方はこちらをご覧ください。

EFTのやり方(EFTトレーナーがやり方を分かりやすく丁寧に解説)

2015.08.19

こちら「EFTの動画」も参考になるでしょう。

無料オンライン講座の特典としてEFTマニュアルを配布しています。

イメージで相手に文句を言ったり、攻撃をしたりしながらタッピングするのもオススメです。

怒りを生んでいる原因を見つける

次に、怒りを生んでいる原因について書いていきます。

ここについてはブログでは書ききれないほど大量になってしまいます。

たくさんある原因の中から、2つだけ紹介します。

1つは、自分の中のルールを相手が破っているから怒りが生じるということです。

たとえば、「あいさつをしないといけない」というルールがあって、相手があいさつをしないと怒りが出ます。
「がんばらないといけない」というルールがあって、相手がだらけているとき怒りが出ます。

もう1つは、自分の見たくないもの(思いや感情)を刺激されるときに怒りが生じるということです。

たとえば、「私は役立たず」であることを恐れていて、ある人がした言動に対し、「私が役立たずだから」と解釈したとき、そう解釈させた相手に対して怒りが出ます。

自我は、自分の嫌な面を見るのを嫌います。
そこを見させる相手を攻撃することで、自分を正当化します。
怒りがフタになっています。

無意識にある、これらのルールやセルフイメージ、見たくないものを探していくのが、セルフワーク講座でやっていることです。
講座の半分を使ってみっちりやっていきます。
これは一朝一夕に見つけられるものではありません。
体型的な知識とテクニックを学び、それを使ってワークをたくさんやっていく必要があります。

自分で見つけられると、自分で蛇口を締めることができます。

自分で見つけられない方は、カウンセリングを受けると気づかなかった蛇口に気づけるでしょう。

根強く怒りがある理由とは?

世の中には怒りを解消するいろんなテクニックがありますが、どんな方法を使っても、怒りがなかなか減らないことがあります。

抵抗の可能性

EFTをしても一向に減らず、根強くある場合、抵抗の可能性があります。

簡単にいえば、潜在意識では怒りを手放したくないという状態です。

  • 怒りを手放すと、自分がなくなってしまう
  • 怒りを手放すと、相手にダメージを与えられなくなる

などの理由があります。

怒りを手放せない例

一つ例を挙げます。

怒りというのは強いエネルギーです。
たとえば、Noをなかなか言えない人、ニーズをなかなか言えない人は、この怒りのエネルギーを借りて主張するケースがあります。

怒りの力を借りないと言えないわけです。
恐怖よりも怒りが勝っている状態です。
そのため、言えるわけです。

しかし、怒りを解放してしまうと
その力が持てず、また言いなりとか自分を苦しめる状態に置いてしまいます。

そのため、怒り自体が自分を苦しめているにもかかわらず、怒りを手放したくないという状態になります。

そんな状態では、いくら意識上では怒りを手放したくとも、手放せません。

他にもたくさんのケースがありますが、要は、理由はともあれ怒りを解放したくない理由があるのです。

怒りを解放したくない理由(抵抗)を見つけるには?

もし、根強く怒りがあるときは、自分に問いかけてみてください。

  • この怒りを手放すと、私はどうなるんだろう?
  • 私はどんなことが困るんだろう?
  • 私はどんな感情や思いに悩まされることになるんだろう?

そこが見えてくると、その思いや感情にワークすることもできるし、意識上で、怒りを解放する許可を出すこともできるかもしれません。

抵抗を手放す

たとえば、上記の例であれば、

「怒りの力を借りなくても、きちんとニーズを言えるようになろう」

と思えると、怒りを手放すことへの抵抗が薄れ、ワークが効くようになるかもしれません。

また、たとえば、誰かに強い怒りを抱いていて、絶対に許さないと決めたケースであれば、この怒りを手放すと困ることは、もっと奥にある嫌な感情を感じたくないことかもしれません。

怒りを手放すと、罪悪感を感じてしまうとか、強い自己否定感を感じてしまうとか…

怒りがフタになっていて、怒りを手放すとフタが空いちゃうので、怒りを手放したくないのです。

抵抗の構図を理解することが抵抗から抜け出す第一歩

この構図を理解することが、楽になる一歩です。
抵抗の構造がハッと分かるだけで怒りが一気に落ちちゃう場合もあります。
なので、自分に問いかけして、抵抗している中身を探ってみてください。

それが分かると、今度はその抵抗自体にワークをしてあげれば、怒りを手放しても大丈夫になります。

EFTには抵抗を手放すやり方があります

なかなか怒りが手放せず、長年怒りがある場合は、怒りのエネルギーを持ち続けることによるデメリットのほうが大きくなってしまいます。

なので、そういうケースでは抵抗を探ってみましょう!

一人では難しいケースはもちろんお手伝いします。


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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。「心地よく、自分らしく、生きる」ためのサポートを提供。得意分野は人間関係の悩み、対人恐怖の悩み、感情・自己否定・マイナス思考の悩み、不安・恐怖の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら