ストレスは老化の元―40歳過ぎたら無理しない―

なぜ昔の人は老けている?

昔の人の写真を見ると、年齢の割に老けているように感じることはありませんか?

ボクが歳を取ったからかもしれませんが、今の40代、50代の人はとても若く感じます。

古くからある国民的アニメ「サザエさん」の主人公サザエさんは24歳です。
マスオさんは28歳、驚くべきことに同僚のアナゴさんは年下の27歳だそうです。
明らかに貫禄ありすぎですよね。

見た目の若さを決めるもの

見た目の若さは年齢で決まってきません。

同じ50歳なのに若々しく見える人もいれば、老けて見える人もいます。

では、見た目の若さは、何で決まるのでしょうか?

昔と違うのは、食事・栄養、生活環境、医療の発達などでしょうか。

一つ言えることは私たちの老化にはストレスがかかわっているということです。

ストレスによって生み出される活性酸素が老化につながる

ストレスを感じると、ストレスに対抗するために副腎からストレス・ホルモンが分泌されます。

コルチゾールというホルモンです。
コルチゾールを分泌することで血糖値や血圧を上げて、ストレスに対抗するエネルギーを出します。

但し、コルチゾールはあくまでも緊急対応のためのものであり、長期的には身体に害があります。

たとえば、コルチゾールが分泌されると大量の活性酸素が発生しますが、この活性酸素はDNAを傷つけてしまいます。

細胞が酸化するということは老化するということと同じです。

肌のシミやシワも活性酸素の影響

紫外線が肌の老化にかかわっていることは聞いたことがあるでしょう。

紫外線を浴びると肌細胞を守ろうと活性酸素が発生します。

シミができるのは活性酸素によるダメージをメラニンが引き受けてくれるからです。

同様にシワも活性酸素によって作り出されます。

コルチゾールが出続けると、身体が老化するリスクは高まります。

コルチゾールに対抗するホルモン

ところが、身体はちゃんとそれを守る手段を持っています。

コルチゾールが分泌されると同時に、DHEA(有名なDHAではありません)というホルモンが分泌され、コルチゾールレベルを元の状態に戻すように働きかけます。

DHEAは男性ホルモン、女性ホルモンの生成にもかかわっています。

DHEAは最終的に50種類ものホルモンに転換されます。
そのため、マザー・ホルモンと呼ばれることもあります。

DHEAは40歳過ぎるとがくんと下がる

このDHEAは、女性の場合、25歳をピークにゆっくりと低下していきます。

男性の場合は40を過ぎたあたりで急にがくんと低下し、20歳のころに比べるとDHEAの量は半分以下になります。

男性の大厄は42歳です。
この年齢になると凶事や災難に遭う確率が非常に高くなるといわれていますが、昔の人は経験的に体力的な衰えを感じていたのかもしれません。

40歳過ぎると今までと同じストレスに対応できない

40歳過ぎたら、若いころと同じようなストレスを抱えることができなくなります。

しかし、男性の40代といえば、一番働き盛りの年代といえます。
部下を持ち、責任も増え、一番成果を求められる年代でしょう。
20代、30代と同じように働いていると、どこかで無理が生じます。

ストレスに対抗することができないからです。

活性酸素も増え、どんどん老化していきます。

40歳あたりから見た目が老けるのが加速するのはそのせいかも!?

なので40歳過ぎたら無理をしないことが大切です。

とはいえ、無理をしないといけない年代であることも確かでしょう。
企業ではそれが求められますし、子どもも大きくなり、教育費もかさんでくる頃です。

もし、無理をしないという選択ができないのであれば、ストレスとうまく付き合うことが重要です。

精神的ストレス以外のストレス

ストレスは精神的なものだけでなく、栄養面や毒素などのストレスもあります。

実はこれは結構バカにできません。かなり影響を及ぼしています。

栄養素が足りないとか、アレルギー源を摂取しているなどがあると、知らぬ間にストレスで身体がどんどん錆びついていきます。

食事や栄養に気を使うことが重要です。

また、軽度の運動はDHEAを増やします。
筋トレ、ストレッチが有効です。

しかし、なんといっても精神的なストレスが一番大きいでしょう。

簡単に状況を変えられない葛藤が大きなストレス

私たちが悩み、困るときというのは、何らかの葛藤を抱えているときです。

「自分がこうしたいのにできない」
「相手にこうしてもらいたいのにそれをやってくれない」
「状況がこうあってもらいたいのにそうならない」

思うようにいかなくて、我慢や犠牲を払っているとき、ストレスが生じます。

簡単に状況を変えられるときはストレスになりません。
変えられないから葛藤が生じているわけです。

葛藤解決の2つのアプローチ

心理カウンセラーとして、2つのアプローチの仕方を紹介します。

行動の心理的ブロックを取る方法

こういうときのアプローチの一つが、状況を変えるようにもっていく方法です。

もちろん、変えるような行動が取れないことで困っているわけですが、ここのブロックが心理的な問題であれば、解消が可能です。

状況を変えるようにもっていくときに、行動のブロックがあることがあります。

たとえば、Noが言えなかったり、ニーズが言えなかったり。
あるいは、他者の考えが気になったり。

ここには恐怖が潜んでいます。

自分がこうしたいという行動ができない恐怖があります。

その恐怖を少なくすることで、状況を変える行動が取りやすくなります。

行動が取れると問題解消に向けて大きく動いていくことが多いです。

但し、いくら自分が行動を変えても、相手や状況が変わらないこともあります。

そういう場合はもう一つのアプローチが有効です。

思い込み、価値観を変える方法

状況を変えることなくストレスを少なくする方法です。

それは、自分の中の思い込み、価値観を変えることです。

価値観が変われば、同じ状況でもストレスが少なくなります。
相手や自分や状況を許せるようになります。

私たちが苦しむ最も大きなものは、世界の見方、解釈です。

私たちは自分の解釈に苦しむ

2015.02.02

同じことが起こっても、人によって何も気にしない人もいれば、ひどく落ち込む人もいます。

これは、解釈が違うからです。

「私は最低な人間でだめなやつだ」みたいな解釈をすれば、当たり前に苦しくなります。

解釈の元になっているのが、思い込み、価値観です。

解釈を生む大きな原因が自分の持っているビリーフ

2015.02.04

そのため、思い込み、価値観を変えることがストレスを減らすことにつながります。

思い込み、価値観を変える方法は、いろいろやり方はありますが、抑圧した感情の解放がカギになります。

また、葛藤それ自体をそのまま感じきることも有効なアプローチの一つです。

小さな我慢の積み重ねが大きなストレスになる

そして、とても多くあるストレスが、小さな我慢の積み重ねです。

それぞれ、特に問題や悩みというほど大きくはありません。
全然我慢できるレベルなのでついつい我慢をしているとも気づかずに我慢しています。

たとえば、仕事であれば、会社の飲み会とか、残業とか、部下の面倒を見るとか、仕事のバランスが同僚と違うとか、たくさんあるでしょう。
家庭内でもたくさんあるはずです。

この気づかない小さな我慢の積み重ねがストレスを生み、疲労につながります。

ストレス源を可視化して、変えられるところは変えていく

何が自分のストレスにつながるかをきちんと可視化し、変えていけるところは積極的に変えていきましょう。
小さなことなので状況を変えやすいはずです。

歳を取るとストレス耐性は低くなる

繰り返しになりますが、覚えておいてほしいことは、

歳を取るとホルモンの関係でストレス耐性が低くなる

ということです。

生理的なものなので、前向きにあきらめるしかありません。

このことをきちんと受け入れてストレスをできるだけためない生き方を心がけましょう。

無理をしない生き方を選択するか、あるいは、無理をするときにはストレスを緩和するケア(食事、筋トレ、心のケアなど)を十分意識して行うかです。

ボクも40代に突入したので、無理をしない生き方を心がけようと思います。
とはいえ、日ごろの習慣で無意識に無理をしちゃうので、意識して無理をしないようにします。


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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。「心地よく、自分らしく、生きる」ためのサポートを提供。得意分野は人間関係の悩み、対人恐怖の悩み、感情・自己否定・マイナス思考の悩み、不安・恐怖の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら