苦しみから抜け出すヒント PR

苦しみを避けたい、現実を輝かせたいときの落とし穴

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ぐるぐるさんの記事の紹介

「ぐるぐる」さんという方のブログ「アハハライフ魂」で、とてもいい記事があったので紹介します。

ぐるぐるさんの「地球ミッション」という本をかなり前に読んで、いいなぁと思ってブログを読み始めました。

紹介したい記事は「守護霊会議」という記事です。
リンク張っておきますのでぜひ読んでみてください。

ホント笑えます。
こんなに本質を面白く伝えることができるのはすごい才能ですね。
尊敬します。

嫌なことや苦しみを避けたいのは自然なこと

嫌なことや、つらい感情、苦しみ、葛藤は、嫌なものですね。
それは当たり前のことです。

それをなくしたいと思うのも無理はありません。

そこまでは全然問題ありません。普通です。

でも、そこからのステップで問題となることが生じます。

嫌なことを「なくす・見ないようにする」のは不自然

嫌なことや苦しみを「なくす、見ないようにする」ために何かをやるということが問題になります。

孤独感を見ないようにするには

たとえば、ぐるぐるさんの例では孤独感でしたが、孤独感を感じないようにするには、成功して賞賛されれば孤独感は感じなくなります。

彼氏、彼女ができると孤独感も感じにくいですね。

または友達との付き合いを増やすとか、どこかの集団に属すとか、仲間ができて、自分の居場所ができれば孤独感は感じにくくなります。

まあ、それでも孤独感を感じる人はどんな場面でも感じるものですが

仮に、自分が輝けて、孤独感を感じなくなったとしましょう。

でも、元々存在している孤独感は心の奥にあります。
これがなくなったわけではありません。

ポジティブとネガティブのギャップが広がる

心の奥にある孤独感を見ないようにして、現実がどんどん輝いていけばどうなるでしょうか?

簡単に言えば、ポジティブとネガティブのギャップが増えていきます。
光と闇のギャップというか、現実と潜在意識のギャップです。
そうすると、孤独感の力が強くなるのです。

これが相当足かせになります。

あまりにも闇が強くなると、余計に闇を見ないようになります。
見たくないですよね。
そうなると、光と闇のギャップが余計に強くなり、それが困難や葛藤を生じさせます。

つまり、現実にある闇を置いてきぼりにして、現実を輝かそうとするのは好ましくないこともあります。

現実を輝かしたいのは自然な欲求

だからといって「現実を輝かせるな」と言っているわけではありません。

現実を輝かせたいのは当たり前の欲求です!

だからこそ、「闇を置いてきぼりにせずに見つめてあげて!」と言っています。
そのほうが足かせなく現実を輝かせられるでしょう。

闇をきちんと見つめた上で、現実が輝くように行動していけばよいのです。

だとしたら、日常生活で生じる苦しみ、感情をきちんと感じてあげることが大切です。

ネガティブをどこまで感じればいいの?

では、どこまで感じればいいのかというと、これはケースバイケースです。

浅いものであれば、ただ気持ちを分かってあげるだけで十分です。
「ああ、悲しみがあるな」と分かってあげるだけで大丈夫です。

深い感情であれば、気持ちを分かってあげるだけでは不十分で、しっかり感じるプロセスが必要です。

抵抗が大問題

深い感情の場合、ここで問題となるのが、「抵抗」と言われるものです。
「感じたくない」というものです。

これがあるために、感じることを妨げてしまい、いつまで経っても変化しません。

抵抗がある状態で感じようとしてもただ苦しいだけで、余計感じたくなくなるでしょう。

この「抵抗」を緩めていくのが、カウンセラーの手腕になります。

抵抗が少なければ、深い感情をしっかり感じられるので、闇の足かせがなくなります。

感じることに慣れていこう

まずは、軽いものから感じていって、感じることに「慣れる」ことが大事でしょう。

「感じても大丈夫」という経験は、抵抗を弱めます。

深い闇はいろんな手を使ってじっくり取り組む

しかし、深い闇は、感じることに慣れた人でも見ることが難しいです。無意識で避けてしまい、ないものにしてしまいます。

ここが難しいところですが、どうしても向き合うことが避けられないものは、現実としてやってきます。

腹をくくってそこに向き合うしかありません。

深い闇は幼少期の心の傷から来る、インナーチャイルドであることが多いでしょう。

そのインナーチャイルドは、無力感を抱え、拗ねて、ひねくれて、一筋縄では行きません。

確かに深い傷ですが、大人になった今なら向き合えない傷ではありません。

セラピーとか、ヒーリンググッズとか、そういったものの力を借りることも有効です。

マインドフルネスで、客観視して、痛みを少なくして感じることも有効です。

いろんなやり方がありますが、いずれにせよ痛みに向き合っていくプロセスは避けれらません。

そこで癒しが起こり、闇が闇でなくなります。

これが真の「統合」のプロセスであり、光と闇という枠さえもなくなります。

要は、ポジティブへの執着、ネガティブへの拒否感が薄れると、自由になるということですね。

現実が輝いても、心が輝いていなければ幸せではありません。

皆さんの心が輝いて、現実が輝きますように!

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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