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ありのままの自分とそのままの自分の違い

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私は、ありのままの自分で心地よく生きるための心理面でのサポートをしています。

ありのままの自分というとどんなイメージがありますか?

あこがれる人もいれば、それでいいわけないと思う人もいればさまざまでしょう。

ほとんどの人がありのままの自分で生きていない

ありのままの自分で生きることは簡単そうに思う人も多いと思いますが、実はほとんどの人がありのままの自分で生きていません。

かなり制限された自分で生きています。

自分自身について嫌なところはありますか?

たくさんあるという人もいるでしょう。

容姿が悪い自分、暗い自分、覇気がない自分、頭が悪い自分、運動神経が悪い自分、体力がない自分、物覚えが悪い自分、コミュニケーション能力が低い自分、敏感な自分、繊細な自分、自分勝手な自分、怠け者の自分、強がってしまう自分、虚勢を張る自分、冷たい自分、粗暴な自分、思いやりがない自分、不真面目な自分、真面目な自分、ガンコな自分、ルールに凝り固まっている自分、おちゃらけてしまう自分、根性がない自分、やりたいことをやっていない自分…

例を挙げるとキリがないほどあります。

中には自分について嫌なところはないという人もいるかもしれません。
ですが、他者の嫌なところはどうでしょう?

えっ、これはたくさんある!…そうですか。それは残念ながら自分の嫌なところが表面化しておらず、今は見えていないだけのことです。

自分の本来の要素を抑圧することでありのままの自分から離れていく

自分(他者)の嫌なところがある場合、私たちは抑圧します。
それが自然な行動だと思います。

嫌だからやらない、恐いからやらない、ごく普通の対応です。

そうすると、元々自分が持っていた要素をないものにします。こうして自分の一部を失うわけです。
たくさんの嫌なところがある場合、自分が元々持っている要素のたくさんを抑圧していることになります。

そうすると、本来の自分、ありのままの自分からはかけ離れます。

目に見えないエネルギーレベルでもこの現象が起こっています。
本来の自然なエネルギーの流れを妨げることになり、さまざまな不具合が起こります。

自分自身の要素の制限や「こうあるべき」というルールが多いほど、ありのままの自分を制限し、エネルギーレベルでも流れが滞ります。

そのままの自分でいいというのは本当の意味でのセルフラブではない

そうして出来上がった自分がいますが、この自分でOKというのは本当の意味でのセルフラブではありません。

「そのままの自分でいい」というのは制限された自分でOKという意味になりますが、果たしてそれで本当によいのでしょうか?

よくないでしょう。

今が何となく苦しくて、このままではいけないと思っているから変えたいわけですよね。

そのままでいい、このままでいいというのは非常に誤解を与えかねない言葉です。

本来持っている自分の要素を受け入れること、許すことで、だんだんとありのままの自分に近づいていきます。

無理やりありのままであろうとしないこと

たまに、ありのままの自分になろうと意気込んで「ありのままの自分であるべき」というビリーフを作ってしまっている人がいます。

よくあるパターンですが、否定感満載で制限が強いにもかかわらず、無理にありのままの自分でいようとすると非常に苦しいです。ものすごく無理やり感が出て、かえってエネルギーを消耗し、疲れ果ててしまいます。

本来の自分に戻るには時間がかかる

ありのままの自分になるにはかなり長い道のりです。一朝一夕でできるものではありません。生涯をかけて行う道のりだと思っています。ゴールはないかもしれません。

とはいえ、100%ありのままの自分でなければ楽ではないというわけではなく、5%ありのままの自分で生きていた人が、10%ありのままの自分で生きるようになれるだけで随分と変わります。

ありのままかどうかの見分け方

ありのままの自分かそうでないかを見分けるにはどうすればよいのでしょうか?
何を持って、ありのままから離れていると判断すればよいのでしょうか?

簡単に分かるのは、自分で否定している要素を挙げていくことです。
これはすぐに分かるでしょう。

そして、最大のヒントが「投影」です。

投影こそ最高の教師

問題や他者に見ることそのものから、自分が抑圧している要素が分かります。

そういう意味では、不快な気持ちになる他者や状況は教師と言えるでしょう。他者は自分を映し出す鏡という言葉がありますが、その言葉の通りです。

自分が抑圧している要素を見つけると、今度はそれを受け入れる作業が必要ですが、無理に受け入れようとしても受け入れられるものではありません。

否定しているには理由があるからです。
その理由を無視して、強引に受け入れようとしてもうまくいかないのは当然です。

心の傷を癒すことを優先する

なぜその要素を否定しているかを探っていく必要があります。
多くは過去の心の傷に由来しています。

心の傷を癒すことで許しや受容が自然に起き、結果的に投影が緩くなります。自分の要素の抑圧が緩み、エネルギーの流れもスムーズになります。セルフラブが高くなります。

これまで抑圧していた要素を自由に使えるようになります。どんな要素にもポジティブ面、ネガティブ面があるので、その要素のポジティブ面が自然に自分から出てくるようになります。

パーソナリティの統合

この作業をパーソナリティの統合とか善悪の統合、陰と陽の統合、男性性と女性性の統合などと呼んだりします。

本来の自分で生きるというのはとても心地よく、素晴らしいものです。
ところが、私たちにはたくさんの価値観や理想、安全に生きるためのルールに縛られているため、本来の自分で生きることが極めて難しくなっています。

だからこそ、そのためのサポートと必要な知識を提供していきたいと思っています。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

POSTED COMMENT

  1. 佐藤祥一 より:

    ヨッシーさん

    まさしく その通りですね

    そして それには 決して 遅すぎるとか
    自分には 云々(今 騒がれているが)

    それさえも 招待状になるかもしれないと
    感じてます

    ありがとうございます

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