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日本国の価値観について

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日本国の価値観

日本人として、日本という国に住んでいる以上、日本の価値観を知っておくことはとても大切なことだと私は思っています。

ちなみに「日本」の価値観って何だと思いますか?

多くの日本人に共通するような価値観はいくつか思いつくと思いますが(たとえば勤勉性など)、日本国家の価値観をパッと思い浮かぶ人はなかなかいないのではないでしょうか?

しかし、それを見つける方法はあります。

日本の価値観はルールを見れば分かる

ある価値観があるとき、それに沿ったルールを作るはずです。

国のルールとは法律です。

では、国の最も根本的な法律とはなんでしょうか。
日本国憲法です。

つまり、日本国憲法を見れば、日本国の価値観が分かるのです。

日本国憲法の核心的価値観とは

日本という国は、何を最も重んじているのでしょうか?

これは「日本国憲法 価値観」でググってみれば分かります。

すると、札幌弁護士会のサイトが出てきました。

それによると日本国憲法の核心的価値観は「個人の尊厳」です。

日本国憲法は、一人ひとりの個人が、かけがえのない存在であるという「個人の尊厳」を核心的な価値観とし、個人の尊厳を保つため、国民主権、基本的人権の尊重を定め、恒久平和主義を誓っています。

個人の尊厳は憲法第13条に表されています。

ちなみに日本国憲法の三大原理とは「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」になります。

憲法第13条

すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

国の価値観は国民の生き方を左右する

国家のルール(法律)は、この価値観に沿って細かなルールがいくつも作られています。

そして、それを運用しているのが「行政(公務員)」です。

日本では「個人の尊厳」が守られるようなルールが作られており、ルールに沿った運営がされています。

国の価値観というのは、そこで生活する人にとって極めて大切なものです。

もし、所属する国の価値観が「王の尊厳」であれば、どうでしょうか。

国民は、王の尊厳を保つために生きることを強いられます。

もし、所属する国の価値観が「国の尊厳」であれば、どうでしょうか。

国民は、国の尊厳のために生きることを強いられます。
国民は、自己犠牲の生き方を強いられてしまいます。

しかし、現代の日本は「個人の尊厳」が核心的価値観なのです。

私は日本人でよかったと思います。

私がこの価値観がよいと感じる点は、国民個人個人の多様な価値観が尊重される点です。

これがある特定の価値観であれば、それと反する価値観を持っているとしんどくなってしまいます。

公共の福祉に反しない限り、個人の自由な価値観が尊重されるというのは、ありがたいと感じます。

理念と実体の乖離

とはいえ、今の日本社会は個人の尊厳が本当に守られている社会かと問われると、私はそうではないと感じます。

もし、私の感じた通りであれば、個人の尊厳という国の根本的価値観が、国民に根づいていないということに他なりません。

会社では「企業理念」の大切さが叫ばれています。

企業理念とは企業が最も大切にする価値観のことです。
会社が何か重要な選択をするときは、この価値観に沿った選択をします。
しかし、企業理念はあるけれど、全然浸透しておらず、社員は知らないし、あるいは知っていても、価値観として根づいていない状態である会社は多いと思います。

日本国の価値観もそのような状態になっているのではないでしょうか?

価値観が浸透していれば行動に表れる

日本の価値観である「個人の尊厳」がもっと浸透していれば、日本人としての行動規範が「個人の尊厳」を尊重するような他者への心がけをするはずです。

それが当たり前になってはじめて、価値観が浸透しているということになるのではないでしょうか。

そういう意味では、日本の価値観は単なるスローガンに過ぎないと思います。

せっかく、いい価値観を持っているのにもったいないと感じます。

自他の尊厳を守るために境界線を引く

「個人の尊厳」という価値観がもっと浸透して、当たり前になっていれば、自然に境界線が引けて、自分も他者も尊重できます。

私がわざわざ境界線について説く必要もありません。

しかし、個人の尊厳が守られていない現状では、自分で境界線を引いて、自分を守らざるを得ないと感じます。

境界線を引く上で、他者から自分の尊厳を踏みにじられたとしたら、それは憲法違反であることを知っておきましょう。

そのためには、当たり前のことですが、自分が自分の尊厳を踏みにじるようなことをすること自体がNGです。

自分で自分のことを否定することそのものが自分の尊厳を踏みにじることになっていないでしょうか?

そして、自分の尊厳が守られる社会とは、他者の尊厳が守られる社会です。

隣の誰かの尊厳が守られない状態で、どうして自分の尊厳が守られると言えるのでしょうか。

隣の誰かの尊厳が守られていない場合、状況が変われば、自分もいつそうなる危険性があります。

そのためにも、他者の尊厳を守ることが求められます。
それは自分の尊厳を守ることに他なりません。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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