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他人軸から次のプロセスに進むために大切なこと

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心の成長プロセス

心が成長していく上で、単純に言えば、次のプロセスがあります。

①自己中心性 icon-arrow-right ②他者中心性 icon-arrow-right ③統合

別の表現では

①自分軸 icon-arrow-right ②他人軸 icon-arrow-right ③統合

もっと分かりやすく言えば、次のように表現できるでしょう。

①わがまま icon-arrow-right ②他者を気にしすぎる icon-arrow-right ③他者を尊重しながら自分らしさを発揮する

もっと細かいプロセスはありますが、分かりにくくなるのであえて単純にしています。

統合とは

ちなみに「統合」というのは、自己中心性と他者中心性をうまく統合させている状態です。

たとえば、
「病気の弟がいて、情を持ち、同じような境遇の人を助けたいと支援者(医者・看護師・福祉職とか)になって自己実現していく」
「他者に笑ってもらって元気になってもらうことが好きだから、芸人になって自分の心も満たしていきたい」
というようなのは分かりやすい例ですが、そういった分かりやすいものでなくても、自分と相手がWinWinである関係であれば、うまく統合できている状態ですね。

つまり、あらゆるビジネスは本質的には、提供する側と提供される側がWinWinになることですから、健全なビジネスであれば「統合」とも言えます。

極端な自己中心性の例が、詐欺ビジネスで、①自己中心性だけで、②他者中心性を無視して踏みにじっているわけですね。

また、②他者中心性の人たちは、①自己中心性の人たちに搾取されやすくなっています。

他者中心性(他人軸)から統合に移行するには

この3つのプロセスですが、うまく3番目の「統合」まで行ければよいのですが、ここがなかなか難しいです。

①自己中心性 icon-arrow-right ②他者中心性 icon-arrow-right 傷つく icon-arrow-right ①自己中心性

に戻って退化したり、

②他者中心性のまま、自己を見失って長年苦しんでそこから根本的に脱出できない

になりがちです。

特に後者のケースが多いと思いますが、こういう人たちがどうやって突破していけばよいかをこの記事で書いていきます。

他者中心性から統合へ移行できない理由

なぜ②他者中心性→③統合へ行けないかというと、①自己中心性をうまく育んでいないからです。

ここが中途半端にくすぶったままになっています。

たとえば環境として、幼少期に親から自己中心性を押さえられて育ったとか、自己中心性を出して人を傷つけてそれ以降抑え込んだとか、いろいろあるでしょう。

共通するのは「自己中心性」の抑圧です。

つまり、「自己中心性」をダメなものと思い込んでいるんですね。

①自己中心性を抑圧したまま、②他者中心性をがんばると、①の乖離が大きくなってしまい、ここが③統合へ行くことの足を引っ張っています。

自己中心性の他者に振り回される現象

変な話ですが、①自己中心性を抑圧するほど、それが外に現れるという現象が起きるようです。

つまり、なぜかわがまま上司の下で働かされるとか、夫や妻が自分勝手で困るとか、そういった現象が起こるというか、そういった現象に引っ張られやすくなります。

このとき自分自身の①自己中心性を認めることが大切です。

善悪を横において、自己中心性をしっかりありのまま観察して認めていくことで、ようやく抑圧しなくて済むようになります。

とはいえ、これだけでゴールではありません。

抑圧してきた膨大なエネルギーをうまく処理する

長年抑圧しまくっているエネルギーは相当なものです。

このエネルギーを単純に表に出してしまうと「エゴ魔人」になってしまいますから、適切に処理していくことが欠かせません。

まずは、自分の心の中で「子どものようにわがまま放題したいエネルギー」を感じて、それをエネルギーとして処理していきましょう。

心理セラピーを使ってもいいし、身体を動かして処理してもよいでしょう。

わがままエネルギーが落ち着いたら、好奇心とか純粋さといった、いい意味での子どもエネルギーになりますので、そういったエネルギーが使えるようになればよいですね。

文章なのでさらっと書きましたが、人によっては年単位の時間がかかるエネルギー処理になるでしょう。
これはその人が自分の自己中心性を抑え込んできた年月と程度によります。

自分探しをする

それと並行して、本質的にやることは、いい意味での自己中心性を取り戻すことです。

それには、自分がどういう生き方をしたいかを考えていくことが大切だと思います。

そのためには、自分の心が何を喜ぶのかを知ることが欠かせません。

そうなると、自分の心について知っていく探求になるでしょう。
日常生活でいろいろな経験をしながら、自分の心の反応を感じて、自分の感性を知っていくのだろうと思います。

いわゆる「自分探し」ですね。

自分の資質や長所・短所、性格といったような特徴を理解すること。
そして、好き嫌いとか、感性といった感情の特徴を理解すること。
また、自分が何を大切にしているかという価値観を理解すること。

こういったことを理解していくという「自分探し」を通じて、自分らしく生きていくということが、いい意味での「自己中心性」を取り戻していくということになります。

それができれば、③統合へはスムーズに行くでしょう。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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