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恋愛の心理学 前篇

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私たちは、自分が満たされないニーズを別の何かを使って埋めようとします。

これを恋愛相手で埋めるのはよくあることです。

恋愛は愛ではなくニーズだというと、夢がないですね(-_-;)

でも、ほとんどの場合、ニーズなんです。

一例を挙げると、自分の中に安心感が欠けていて、安心感の欠如からくる不安感やさみしさがあるとします。

すると、他人から安心感を埋めようとします。

何で安心感が埋まるかは人によって違います。

たとえば、背の高い人が好きという人がいます。

もしかしたら、相手の背が高いことで、安心感を得ているかもしれません。

ニーズを満たしてくれるから、好きになるのです。

この関係を、溝口あゆかさんのインテグレイティッド心理学ではスペシャル・ラブ・リレーションシップと呼びます。

さみしさがある人は、さみしさを埋めようとします。
さみしさを埋めてくれる相手を求めます。

恋愛初期では、相手もたくさんの時間を共有してくれるため、ニーズが埋まります。
でも、だんだん相手も仕事などで忙しく、時間を共有してくれなくなります。

すると、自分のニーズがかなえられなくなるので、相手に不満を持ちます。

「あいつが悪い!」

となるわけですね。

そうなると、好き→嫌いに変わっていきます。

ニーズが満たされなくなって、嫌いになっている関係をスペシャル・ヘイト・リレーションシップと呼びます。

でも、問題の本質は、相手が悪いことではないんです。

上記の例だと、問題の本質は、不安感やさみしさがあり、安心感が欠けているということなんです。

それを自分で埋めることができたら、どうなりますか?

相手にそれを求めなくなります。

「相手が○○してくれない」と不満を持たなくなるんですね。

自分で自分を満たすこと、つまりセルフラブが高いほど、恋愛関係が「ニーズ」ではなく、「愛」となります。

なぜなら、相手にニーズを求めなくなるので、愛から相手に提供できるようになります。

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そういう恋愛こそ、真に自立した恋愛と言えるかもしれません。

自分の幸せを相手に依存しません。

だからこそ、愛を与えあえる関係になれるのです。

この関係をホーリー・リレーションシップと呼びます。

ただ、この関係を築くのはとても難しいです。

とはいえ、0か100かではないので、セルフラブが高まった人通しの恋愛は心地よいものになりやすくそういう恋愛が理想だなと思っています。

恋愛の心理学 後篇セルフラブが高い人同士の恋愛関係は、ニーズではなく愛の部分が増えることを前回「恋愛の心理学 前篇」の記事で書きました。 セルフラブが高...
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西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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