前回、願望実現系をボクが好まない理由は大きく2つあると書きました。
1)「そんなに簡単に願望は実現しないよ」
2)「願望が実現したら幸せになるってのは幻想だよ」
前回は、1について書きましたが、まだ続きがあります。
引き寄せの法則系の願望実現法があります。
自分が望むことをありありとビジュアル化してイメージする方法(ビジュアライゼーション)ですね。
ボク自身も引き寄せの法則にハマった人間ですので、魅力は痛いほど分かります。
楽に願望実現したいですもん。
ただ、この方法って多くの自己啓発系の著者が推薦するんですが、本当に有効なんでしょうか??
ボクは極めて怪しいと思います。
もちろんうまくハマる人もいると思います。
ハマる人というのはどういう人かというと、今の自分を否定することなく願望実現したい人は成功確率が高くなるでしょう。
具体的にいうと、願望が「恋人がほしい」だったとしますね。
恋人がいなくてもOKであり、恋人がいるともっと人生が楽しくなるから望む場合です。
恋人がいない自分は×で、だから恋人がほしいと望む場合は、この方法はあまり効果がないでしょう。
否定している自分(=無意識に抑圧している)のほうがパワーが強いので、こっちの方が実現されます。
成功のビジュアル化の原理とは、簡単に言えば、脳にその状況から得られるポジティブな感覚を刷り込ませ、その感覚を得られるような方法を無意識でサーチし、そこへ向かう行動を取りやすくできるという仕組みです。
行動抜きに、勝手に願望したものが降ってくるということではありません。
「ザ・シークレット」などの本は、そこの原理を省略して説明していて、あたかも願望が向こうから「引き寄せ」られるかのようにうたっているので「うーん???」という感じです。
現状にOKを出せている状態であれば、行動を妨げるものが少ないので、ビジュアライゼーションはうまくいくでしょう。
しかし、現状にOKを出せていない人は、行動をブレーキするものが多いです。
だから、どんなにビジュアライゼーションして、成功をイメージしても、無意識の抵抗が多いので、行動に結びつかないため、結局成功できません。
ところで、願望を実現したい人は、その願望を実現しなくてもOKな人でしょうか???
99%の人がOKじゃないと思いますよ。
だからこそ、願望実現したいと思っているはずです。
なので、ものすごくこの方法って矛盾を抱えているんです。
なのに、「成功法則」ってうたうのは、ひでぇ話だよなぁと思うわけです。
だからこそ、自己啓発、成功哲学系の落とし穴の話を広めたいなと思う次第です。
「よっし~さん、分かりました。そこまで言うなら、結局どうやって成功すればいいか教えてください!」
書きながら、そんな声が聞こえてきました。
ボクが書いたことを全否定するような言葉ですが、分かりました。教えましょう。
次回へ続く。
初めまして。
mameと申します。
100%自分原因説〜の流れでこちらのブログにたどり着きました。
目からうろこの連続です。
100%〜の方は元の説よりも、よっし〜さんのブログに首を縦にふりっぱなしの納得です。だって、色々ムリがあるし、ただでさえ自分を責めてることが多い読者に、そんな風な考え酷すぎやしないか?と、うーーーん、と思ってたところに、よっし〜さんのブログ、気持ちがスッとしました(笑)
そして、引き寄せの方もしかり!
望んでるんだから、持ってないものを望むよね?
でも持ってないことにネガティブな思いを描いてはいけない?!
って、正に、「シロクマのことを考えないで下さい」ですよね。
持ってなくてもOKなら別に望まないかも、とさえ思う、、、
だから、この点に切り込んで下さって、ほんと、読んでて気持ちよいです!
続き、楽しみにしてます。
mameさま
はじめまして。よっし~こと西川佳宏と申します。
コメントすごくうれしいです♪♪
そう思ってくださる方がいて、ブログ書いた甲斐がありました。
100%~とか引き寄せとか、結局自分を責めちゃう材料が増えて、余計苦しくなってしまうんですよね。
また、現実的にも相当無理がある方法だと思うんです。
それが当たり前のように世の中にはびこっているので、切り込みたいわけなんですよね。
スッとして頂けてうれしいです。
このシリーズは全5回です。ぜひ、楽しみにしてください。
カウンセラーよっし~