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経営コンサルティングと心理カウンセリング

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私のカウンセリングの説明

心理カウンセリングって何をしているか分かりにくいですよね。経営コンサルティングに例えると分かりやすいのではないかと思ったので、経営コンサルティングに例えて説明します。

余計分かりにくかったらすみません(-_-;)

経営コンサルティングは、まずは会社の診断から

私がもし、経営コンサルタントであればまずは会社の状態を診断することから始めます。
それ抜きに、いきなり「御社のITシステムを変えましょう」と提案はできません。

その会社を調べて、何に問題があるのかを見て行きます。始めに全体像を抑えます。

  • 会社の戦略、ポジショニングに問題があるのか
  • 財務面に問題があるのか
  • 人材配置が適切でないことに問題があるのか
  • 商品が市場ニーズに合っていないことが問題なのか…など

見るべきポイントはたくさんあるのでいちいち書きませんが、その会社のどこに問題があるかを探り、問題が大きいものを見つけます。

もちろん、問題は一つではありませんが、改善に回せる資金や人材も限られているので、一番効果が挙げられであろうポイントを見つけようとします。
最も改善効果が高いポイントを見つけることが鍵でしょう。

それ抜きに単にITシステムだけ変えたり、財務バランスを整えたり、新商品開発に注力してもあまり意味がありません。たまたま合っていればよいですが、的外れな施策であれば、改善努力が逆効果になりかねません。

まずは全体を見て、どこに問題があるのか、何をすれば、一番効果が上がるのかを見極めます。

場合によっては最大の問題点ではなく、二番目の問題点のほうから先に取り組むこともあるでしょう。
そちらのほうが費用対効果は高い場合があるからです。また、改善の順番が大事なケースもあります。

たとえば、はじめに財務にメスを入れて、次にITにメスを入れるほうがスムーズに行くというのがあれば、必ずしも一番の問題から取り組む必要はありません。

但し、やみくもに取り組むのではなく、全体像を把握したうえで戦略的に取り組み、改善効果を検証しながら仮説を確かめ、間違っていれば軌道修正します。

一流の経営コンサルタントは、一分野の専門家ではなく、全体を見通せる力があると思います。
その中で、どこに注力したほうがいいかを見極め、それを定量的に示し、経営者に説得力ある形で提案できるのだと思います。

カウンセリングもやっていることは一緒

実は、カウンセリングもやっていることは一緒なんです。

その人の話を聞いて、全体像を抑えます。
その人が持っている悩みはもちろん尊重しますが、そこにこだわらずに全体像を見ようとします。

経営コンサルの例であれば、社長が「経営不振は人材の問題だから何とかしてくれ」と相談があったとしても、コンサルタントはそれをうのみにせず、その可能性を加味しながら、経営不振の真の原因を見つけようとするのと同じです。

その人の全体像を見て、何が最もその人の自然なあり方を妨げているのかを見つけようとします。

つまり、カウンセリングのゴールはその人の自然なあり方です

最も妨げているものにメスを入れていきますが、経営の例のように、必ずしも一番の問題から取り組まないこともよくあります。
どういう順番でやれば、最も効率よく、その人が自然のあり方になれるかを見極めてやっていきます。

但し、その人の全体像を把握するには限られた時間では無理なので、分からないところも当然たくさん出てきます。一番の問題点がすぐに分からないことも多々あります。そこは仮説を立てながら取り組んでいき、効果を見ながら仮説を確かめ、間違っていたら軌道修正して取り組んでいきます。

会社経営にもたくさんの要素、要因があるように、人の心にもたくさんの要素、要因があるので、学ぶことは山ほどあります。問題点を見つけていき、改善していくサポートはとてもやりがいがあります。

経営コンサルタントは単にMBAを取っただけではダメで、継続的に学ぶ必要があると思いますが、心理カウンセラーも同じです。

自然のあり方の指標として私はスピリチュアルの考え方を取り入れています。それで格段に効果がアップしました。

コンサルティングを受ける会社とクライアントの比較

コンサルティングを受ける会社

これまで経営コンサルタントと心理カウンセラーとの比較をしていきましたが、次は会社とクライアントの比較もしたいと思います。

会社の健全度は会社によってさまざまです。健全な会社は問題点が少ないです。人事、財務、経営戦略、ITシステム、マーケティングなどどれも及第点以上でしょう。問題があるとしても一つ二つなので改善も早いです。

一方、倒産しそうな会社はいろんなところでガタが来ています。人材だけの問題ということはなく、財務やマーケティング、商品、企画、経営者などいろんなところに問題があるでしょう。一つだけが問題だから会社が傾いているということは稀です。

そして、問題を放置しておけば置くほど、問題が深刻になります。どうしても自力では解決できないところまできたときは既にいろんなところにガタがきており、優秀な人材も流出し、余計復活は難しくなります。

そういう状態で、いくら超一流の経営コンサルタントを雇っても、簡単に改善させるのは無理だというのはお分かりかと思います。経営コンサルタントは魔法使いのように奇跡を起こす人ではありません。
いろいろ悪いところが絡み合っているので、すこしずつやっていくしかないのです。

カウンセリングを受けるクライアント

これはカウンセリングを受ける人にも当てはまります。

「心は健全だが、悩みがある」というときだったら、セルフラブが上がるのも簡単なんですね。
でも、心の病気にまでなっている場合、それを普通の状態まで持っていくだけでもかなり大変です。
1回、2回のカウンセリングでどうにかできるようなものではありません。

そこまでこじらせてしまった人は、正直相当な覚悟が必要です。心で言えば、自分を制限しているたくさんのビリーフがあります。これまでたくさんためこんできた感情もあります。心の傷がたくさんあります。これらを少しずつ解きほぐしていかなければなりません。

一昔前の一般的な心理カウンセリングは、週何回かを数年かけてやっていました。
今の一般的なカウンセリングは技法の発展もあり短縮していますが、それでも限度があります。

私がやっているカウンセリングは上記の経営コンサルタントの例のようなやり方でやっており、他の一般的なカウンセリングに比べて、相当効率的に改善できるものだと実感していますが、じゃあ、他に比べて1/10くらいの回数でできるかというとそれは無理な話です。全体像を把握するだけでも時間がかかります。

心の病気を抱えている人が「カウンセリング1回で改善してほしい」と言うとき、倒産寸前の会社を「90分の経営コンサルティングで立て直してほしい」と言っているようなもので、そもそも目線がまったく合っていません。そういう場合は依頼を受けられません。

症状の程度や状態、本人の資質が違うので十把一絡げにはできませんが、心の病気の場合は1年はかかるでしょう。

私のカウンセリングを受ける場合に限らず、どのカウンセリングでも一緒だと思います。

ここで奇跡の方法を求めてさまようと余計に時間とお金を無駄にするでしょう

とはいえ、自分と向き合う覚悟がある方、その時期に来ている方は1回のセッションの成果が恐ろしく高いです。どれだけ症状がひどくても5回程度のセッションでかなり変わります。なのでそこをブログで啓蒙しています。

カウンセリングは心の病気を持った人が対象という誤解

あと一つ誤解は、カウンセリングって心の病気を持った人が対象というのがあります。
カウンセリングを受けるということ自体が「負け」だと思っている人もいます。よほど、悪い状態にならないと行こうとしません。
そうすると、リカバリーが大変です。早めの対処であれば、早く改善できます。
身体の病気もそうですが、どうにもならないところまで我慢していると手遅れになるケースもあります。

心の病気になっている人は、ある意味限界を超えてしまい、症状が出ています。できればそれまでにカウンセリングを受けることがベターです。あるいは、症状が出てすぐに受けることをオススメします。

苦しみは今の生き方が本質から外れているという指標

苦しみというのは「これまでの自分の価値観、生き方がもはや時代遅れだよ」ということを伝えてくれる素晴らしいメッセンジャーです。
カウンセリングではそこに気づくサポートをしているのですが、早く気づいて早く変化したほうが余計な苦しみを味わわなくて済みます。

だから自分は健全で普通だと思っていても、苦しみがあればカウンセリングを受けたほうがいいのです。
苦しみがない人なんていないので、全員が対象になります。

心の健康度が高いほうが、変化しやすいので余計ども受けたほうがいいのです。

自分の本来の自然な生き方ができれば、人生は相当好転します。

そのためには、まずは苦しみがあってそこに向き合う必要があります。

簡単に言えば、抑圧の解放なのですが、具体的に言えば、ダメだと思っている自分でいいと思えること、そして、そのダメさが実はダメでもなく素晴らしいものであったと気づくこと、それだけです。

ちなみに私は何も問題なくても継続的にカウンセリング受けていますし、受ければ受けるほど、自分がよい意味で変わっていっています。

ただ、人間って追い込まれないとやらないんですよね。
特に困っていないのに1万も2万も払ってカウンセリングを受けようとは思わないですよね。うまく行っている会社が経営コンサルタントを雇わないのと同じように。

なので、こう書いても一般の人たちが気軽にカウンセリングを受けるというのはまだ先かなとは思いますが、少しでも誤解が解けたらと思います。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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