「彼氏から全然認めてもらってないなぁ」
「彼女から全然尊敬してもらえてないなぁ」
「夫から粗末な扱いを受けているなぁ」
「妻からひどい扱いを受けているなぁ」
「友人たちから全然わかってもらえない」
「世間は自分のことをちっともわかってくれない」
「会社は私のことを全然評価してくれない」
「上司は私を過小評価している」
「あぁ~、なんで、ほかの人は私のことをきちんと評価してくれないんだろう…」
今日はそんなふうに思っている人のための記事です。
認められたい願望は誰にでもある?
私のことを認められていないと不満を持つのは、心の奥に認められたい願望があるからです。
自分にとってどうでもいいことであれば認められなくても平気なはずです。
自分にとってどうでもいい人であれば認めれれなくても平気なはずです。
認められたい願望を否定・抑圧すると逆効果
この認められたい願望をなくそうとすると、ものすごくきつい方向への入り口となります。
なぜなら、認められたい願望はなくならないからです。
我慢すると余計に手が付けられなくなります。
心の法則
「ニーズを抑圧すると、ニーズはかえって強くなる」
まずは認められたい願望があることを認める
まずは、認められたい願望があることを認めることが大切です。
これは誰でも持っている自然なものです。
むしろない方が不自然です
認められたい願望が苦しみを生むケース
認められたい願望は、行動力を生みます。
エネルギーを生み出します。
制作、仕事などのモチベーションになります。
達成力が上がります。
それ自体が必ずしも悪いわけではありません。
問題は、認められたい願望に人生がコントロールされているケースです。
要は無意識に認められたい願望が強くあり、それを満たすために人生を使ってしまうことです。
よくあるケースの例
よくあるケースが、幼少期に認められるニーズが十分にかなえられなかったケースです。
両親に甘えることが十分にできなかったり、ありのままを受け入れてもらえることができなかったため、満たされなかったニーズを別の誰かや何かから満たそうとします。
この満たし方は人によってさまざまです。
- 恋人から愛をもらうこと
- 仕事で認められること
- 出世すること
- 地位・権力を手に入れること
- 大金を稼ぐこと
モノも同様です。
- 嗜好品を収集すること
- アルコール、タバコ、薬物
- 買い物
- 食べ物
たくさんあります。
誰しもやっていることですね。
人生を手段のために生きているので満足できない
この何が問題かというと、人生が本末転倒になっていることです。
例えば、出世することは目的ではなく手段です。
でも、出世が目的となったとき、自分がどうしたいかということを見失ってしまいます。
あくまでも自分がどうしたいかというのがあって、そのために出世という手段を求めるのであればよいのですが、出世が目的となるのは不自然なので、得てもその場限りの満足感に過ぎず、達成までの労力にまったく見合うものではないのです。
そのため、人生がつまらなく、徒労感を感じてしまいます。
ほとんど報われない努力をたくさんしている状況
自分の情熱から行動して、結果的に認められるという形であれば満足度も高いはずです。
実はこのケースでは認められなくても満足度は高いのです
しかし、認められるということが目的になると、自分がどうしたいという情熱・ハートが置き去りになり、他者の価値観が優先され、自分自身を失います。
知らず知らずに自分の領域から離れています(境界線越え)
そして、認められるための行動をして、成果があったとしても、実は満足できません。
それは自分の情熱やハートが望んだものではないので、自分自身が満足できないのは当たり前です。
さらに悪いことに「認められたい」というニーズも一時的にしか埋まりません。
幼少期の自分のニーズと今の自分のニーズは違うので、今の自分のニーズを満たしても幼少期の自分のニーズは満たされません。
本当はサッカーで認められたかったのに、勉強をがんばって勉強で認められるみたいなものです。
「サッカーで認められたかった」という思いやニーズはそのままあるのです。
それを無意識でやってしまうのが、認められたい願望を満たそうとする生き方なのです。
だから苦しいわけですね。
認められたい願望を満たす2つの方法
では、どうすればよいのでしょうか?
まずは人生の構図が、認められたい願望を満たそうとする生き方かどうかを正直に自分に問うてみることです。
Noであれば、何もしなくても大丈夫でしょう。
もし、認められたい願望を満たそうとする本末転倒の生き方をしていると感じているならば、「認められたい願望」にケアしてあげることが必要でしょう。
これは、簡単に解決できるものではないので、セッションかセミナーで詳しくお伝えしていますが、ここでは簡単に文字で書けるものを紹介します。
①「認めてほしい~」「わかってほしい~」と声を出す。ジェスチャーつきで!
くれぐれも誰もいない場所でやってくださいね。
大げさにやるのがコツです。ジェスチャーもオーバーにやってみてください。
認められたい願望をきちんと表現することで多少は消化されます。
②認められたい願望を感じている過去(あるいは現在)の自分自身をイメージに出して、その自分が感じている思いや感情にひたすら共感してあげる
タッピングを加えると尚よいです。
イメージの中で、その子が欲しがっているものを思う存分与えてあげましょう。
お母さんから抱っこしてもらうイメージとか。
要はイメージの中で過去のニーズを満たしてあげます。
潜在意識は時間の概念がなく、現実とイメージの区別がつかないので、このようなイメージワークで過去のニーズが満たせるのです。
認められたい願望が満たされるとどう変わる?
認められたい願望がだんだん満たされてくると、認められたい願望を満たすための行動が減ってきます。
やりたいことであれば全然問題ないのですが、問題はやりたいことではないのに認められるためにやっている行動です。
たとえば、男女間では相手に尽くすとか相手の顔色をうかがうとか。
要は認められたい願望が適切な状態になれば、より自分らしく振る舞うことが自然にできるようになるのです。
すると、人生がもっともっと楽しく、輝いていきますよ♪