明石家さんまさんがテレビ番組で嫌なことの向き合い方を明かしたことがネットニュースで取り上げられていました。
一部を引用させていただきます。
嫌なことが起きないのか聞かれると、「起きてるよ、いっぱい」とさんま。そして、「嫌なまま、ダメなまま過ごす方が楽しいと考えろ。嫌なことを楽しいと思ったら、もうあとは何があっても平気やねん」と嫌なことの捉え方を明かし、「俺はそうしてきた。地獄を見過ぎたから、若い時」と続けた。
このあり方ですね。さすがさんまさんです。
やはり何の分野でもトップに立つ人はすごいですね。
さんまさんはスピリチュアルには興味がないと思いますが、生き方そのものがスピリチュアルです。
嫌なことを避けるともっと苦しくなる
芸能界で最も成功している人とも言えるさんまさんですが、さんまさんですら、嫌なことがいっぱい起きているのです。
私たちは嫌なことが起きると苦しくなるので、嫌なことを避けようとします。
この避けようとする努力は、自分のハートとは違うことなのです。
自己防衛の生き方になり、消極的な生き方になってしまいます。
嫌なことを避ける努力がやりたいことだと錯覚してしまう
たとえば、人からバカにされることが嫌だとしましょう。
嫌だから、バカにされないようにがんばります。
「バカにされない状態=○○」と設定し、○○を目指します。
この○○は人によって違います。持っているイメージが違いますから。
人によっては、「高い地位に立つこと」「高学歴であること」「難関資格を持つこと」「人がうらやむパートナーを見つけること」「結婚して子どもを持つこと」・・・いろいろあるでしょう。
そして、この状態を目指します。
これが自分のハートだと誤解して、「これがやりたいんだ」「これができたら幸せになれるんだ」とがんばります。
このブログを読んでくださっている方はもう分かっていらっしゃると思いますが、仮に達成しても幸せになれるわけがないです。
嫌なことが起こることをあきらめる
そして、嫌なことはなくなりません。
私は、人生に嫌なことが起きることを「あきらめて」います。
仕方ないと受け入れています。
嫌なことをどう受け取るかは自分次第
でも、嫌なことをどう受け取るかは自分次第です。
さんまさんはこれを「楽しい」と受け取るのです。
本当に素晴らしいですね。
嫌なことを避けずに味わってみる
先の例だと「人からバカにされる」ことが起きたとしましょう。
ここを受け入れていたら、抵抗しません。
人からバカにされた嫌悪感をただ感じてみてください。
人によってこの感覚は違います。
胃がキューッと縮んで痛くなる感じがしたり、胸が締め付けられて呼吸が浅くなる感じがしたり、喉が熱くなる感じがしたり、それぞれです。
実は潜在意識は体験したがっている
これをさんまさんみたいに「楽しむ」にはどうしたらよいでしょうか?
楽しめるわけがないと思っていますが、決してそんなことはありません。
工夫してみてください。
一つヒントを言っておくと、顕在意識はこの感覚をものすごく嫌いますが、潜在意識の深いところでは体験したくて仕方がないと思っています。
実は喜んでいるのですよ。味わいたいのです。
味わいたくて地球での人生を送っているわけですから。
体験を拒んでいる状態が最も苦しい
未知の料理を食べるがごとく、味わってみてください。
「おいしくない」と言うのが目に見えます。
でも、子どもの頃はおいしくなかった料理が今は好きと言うこともあるでしょう。
食わず嫌いです。
イメージで嫌いと思っているだけです。
イメージで苦しいと思っているだけです。
食べることを拒否して、「食べたくない」と荒れ狂っている状態です。
これは実際に食べて味わっている苦しみではありません。
食べてみて、一口一口味わってみてください。
バカにされたときに感じる自己否定感という食べ物を味わってみてください。
意外にいけるかもしれませんよ。
これが食べられるようになれば、一気に恐れは減りますね。
ハートで生きることを邪魔する者は消え去るでしょう。