行動の結果はすべて自己責任

どんな言葉であっても、普遍的に役に立つものはありません。
ブッダやキリストの言葉であっても文脈によって変わってきます。

「自分のわがままを許すこと」

これは、自分のニーズを主張できないで、我慢や犠牲を抱えている人にはとても役立つ言葉です。

でも、前回定義したような、自分のニーズを主張し、相手がそれに従わないと非難するエゴイストの方には逆効果になります。
自分のわがままを許す免罪符になってしまいます。

自分のニーズを押し通したとき、相手の迷惑になるケースがあるとします。
たとえば、自分が俳優だったとします。
監督は納得しているものの、どうしても自分の演技に納得がいかないシーンがあったとします。自分としてはもう一回やりたい。
しかし、そのカットは大がかりで、お金も時間もかかるので、もう一度やることをスタッフや共演者はとても嫌がっています。追加の予算もかかってしまいます。
でも、主演俳優の自分には力があるので、それができるとします。

あなたならどうしますか?

これって難しい問題ですよね。
もちろん正解なんてないんですが、仮にもう一回やるのなら、その責任を自分で負う必要はあります。
スタッフや共演者から嫌われるかもしれません。その覚悟を持ってやることです。
自分の心の声に従うと何もかもスムーズにうまく行くわけではありません。

自分の行動は自分で選ぶ権利がある。その代わり、その結果生じることについても自分で責任を負う。
行動の結果はすべて自己責任です。これが生きるということです。

「私はもう一回やりたいと思うけれど、嫌われたくはないし、相手に嫌な思いをしてほしくもない。私がもう一回やりたいというのであれば、監督、スタッフ、共演者の方もこころよく引き受けてほしい。協賛企業も追加の予算をこころよく払ってほしい…」

これではムシが良すぎますよね。
でも、単に自分の主張だけを通すというのはこう言っていることと同じですよ。

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もう一度言いますが、自分がやりたいことをやるというのは、その結果の責任も引き受けるということです。

どうしても、もう一回そのカットを撮り直したいのなら、誠心誠意、監督、スタッフ、共演者の方などに説明、説得し、分かってもらうことも必要でしょう。
自分の心に従うというのは、何も労力が生じないということではありません。
たくさんの労力を払ってでも、突き通す。それが自分にとってより心地よいからそれを選ぶということです。

監督やスタッフを説得するのが面倒でやりたくないのであれば、嫌われたり文句を言われたり、次に仕事が一緒にできないリスクをも引き受けることです。

この例では、もう一度やることがいいと言っているわけではありませんよ。不満だけどあきらめる選択肢も当然アリです。

相手に嫌われる怖さがある人にとっては、相手の気持ちよりも自分の気持ちを優先させることが課題です。
でも、「相手の気持ちをまったく考えなくてもいい」わけではありません。
やりたいようになるんなら、そのメリットもデメリットも両方きちんと受け入れることです。

とはいえ、これまで自分のニーズを主張できなかった人は、あえて、相手からどう思われるかを無視してニーズを主張してみてください。その結果、いろんな学びがあるでしょう。

ただ、本当にハートからの行動であれば、相手を思いやらない自分勝手な行動は取らないと思いますよ。
相手を思いやらない自分勝手な行動は、自分の本心に見えて、実は恐れから来るものですから。


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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。「心地よく、自分らしく、生きる」ためのサポートを提供。得意分野は人間関係の悩み、対人恐怖の悩み、感情・自己否定・マイナス思考の悩み、不安・恐怖の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら