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動くとエネルギーは消費するというのは一つの「常識」ですね。
激しい運動ほどカロリーは消費されます。
緩やかな運動ほどカロリー消費量は少なくなります。
ダイエットする際は、カロリー消費を上げるために、できるだけカロリーが減る運動を長時間つづけられるかがポイントになりますね。
この常識から、次の常識が生まれます。
「動かなければエネルギーは消費されない」
でも、実はこれは違うのです。
動かなくてもすごいエネルギーを使っているところがあります。
それは、「脳」です。
脳は体重の約2%しか重量がないにもかかわらず、エネルギー消費量は全体の2割を占めます。
囲碁将棋界では、プロ棋士は一局で体重が2、3キロ減る人も少なくないらしいです。
思考活動が激しいときはその分エネルギー消費量も多いのです。
うつ病はストレス下で交感神経が最大かつエネルギーレベルがほとんどないときに生じると言われています。
そのときに身体を守るために活動を強制的にストップさせるのです。
ネガティブな思考にとらわれている人ほど、色々な思考をめぐらすことに陥って、知らず知らずの間に膨大なエネルギーを消費しています。
そのため何だか分からないけれど疲れているという状態に陥ります。
そこでオススメなのが、思考を観察するということ。
ネガティブな思考が湧いてきても、ジャッジせずただひたすら、そうであるものとして思考を流していく。
思考を客観的に見つめるのです。
思考に気づいている状態が、思考を観察しているという状態です。
思考に余計なエネルギーを与えずにすむため、ネガティブ思考地獄から早く抜け出せます。
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