ホリエモン動画
先日、Youtubeでホリエモンの動画を見ました。
『やりたいことが見つかる「桃太郎理論」とは【前田裕二×堀江貴文】』というタイトルの動画です。
視聴者からの質問にホリエモンが回答するという形式でした。
質問はこうでした。
これについて、ホリエモンは「こういう質問が一番多い」と言います。
前田裕二さんも「講演会していても三分の一くらいはこれっぽい質問。やりたいことが見つからないという質問」と言います。
ホリエモンや前田さんがおっしゃるように「やりたいことが見つからない」という悩みは多くの人が持っている悩みですね。
どうしてやりたいことが見つからないのかホリエモンの分析
どうしてやりたいことが見つからないのかということをホリエモンはこう解説します。
それ以外のことはないことになっている。
列車を降りた先の世界を知らない。降りるのが恐い。
ほとんどの人たちはその列車に合っていない。
技術革新が起きて、今までの働き方をしなくてもよいのに社会制度や気持ちが追いついていない。皆そこにチェンジできていない。
今までの社会規範とか道徳とかに従うと(やりたいことを)見つけるのに非常に大変でしょう」
やりたいことを見つけるためのホリエモンの提言
そして、ホリエモンはやりたいことを見つけるための答えをこう結論づけます。
現代社会においてはお金がない、時間がないというのは言い訳に過ぎない。
行動してみないと面白いかどうかは分からない。行動しなさい」
行動が大事なのはもっとも
ホリエモンが言う「行動が大事!」
その通りだと思います。
そして、やりたいことが見つからない理由のホリエモン分析はまさにその通りだと共感します。
私の言葉で言えば、社会の価値観や親からの刷り込み・期待・情によって、自分のハートが見えなくなっているということです。
これはある意味仕方ありません。
大人や親がある価値観の元で育っていて、その価値観が「常識」となっている社会に住んでいるわけですから、ホリエモンの言う「列車」に乗るのが当たり前で、列車から外れると「あいつはおかしい」「あいつはダメだ」とレッテルを貼られてしまうので、恐くて列車を降りられません。
ホリエモンのように、恐くても列車を降りて挑戦するほうがよいです。
行動が恐い人はどうすればいいか
ですが、おそらく多くの人は「そんなこと分かっているよ」「できないから悩んでるんじゃん!」とおっしゃると思います。
私自身が繊細で臆病で傷つきやすいタイプですから、行動することの難しさがよく分かります。
そして、仮に何も考えずに行動しても、傷つく経験をするとすぐに動けなくなってしまいます。
だから、私と同じような繊細で傷つきやすい人向けに対処法と傷の癒やし方を提供しています。
何を行動すればいいか
傷の対処法を知っていればずいぶん行動しやすくなると思いますが、問題は「じゃあ、何を行動すればいいの? そこから分かんないんだけど!」ということかもしれません。
ホリエモンなら「四の五の言わずになんだってやって見ろよ」と言いそうですが、繊細なタイプは何をやるかが慎重なんです。
だって、傷つくことを恐れているからです。
やってみて「やっぱりダメだった」と思いたくないからです。
前向きな人は「それが経験だよ。失敗から学べばいいだけだよ」と言います。
自己肯定感が高い人はそういう発想になりますが、自己肯定感が低い人はそれを「自分の何かが悪い」と自己否定に陥り、どんどん悪い状態になってしまいます。
その状態になるのが嫌なんですね。
ですから、そういった状態にならないための仕組みと、対処法をお伝えしています。
そうすれば自然に前向きになれます。
とはいえ、やりたいことを見つけるヒントが欲しいと思うのは自然なことです。
私がお伝えするヒント
私がお伝えできるヒントは「やりたいことの本質を知ろう」ということです。
どういうことかというと、写真を撮るのが好きを例にしましょうか。
このときやりたいことは「写真を撮ること」となります。
サッカーでもテニスでも、英会話でも、心の勉強でも、映画を見ることでも何でも構いません。
それらは「行為」です。
行為そのものが好きというのは、実は本質ではありません。
本質は行為から派生する感情
本質は行為そのものから派生する感情です。
写真を撮ることであれば、写真を撮ることや撮った後で生じる感情です。
これは同じ「写真を撮ることが好きな人」でも人によって生じる感情は違います。
写真を撮っていて「夢中になって集中できる感覚」が好きなのかもしれませんし、「よい写真が取れたときの達成感」が好きなのかもしれませんし、「写真撮影がうまくなる感覚」好きなのかもしれませんし、「自分が表現したいものができたときの喜び」が好きなのかもしれませんし、「写真を通して自分の心の中を知っていく感覚」が好きなのかもしれません。
好きの本質を見つけてみよう
単に「○○が好き」で終わるのではなく、好きの本質を見つけてみましょう。
たとえば、私がカウンセリングが好きなところはたくさんありますが、一つ挙げるとクライアントさんに気づきがあるときです。気づきがあると意識が広がります。エネルギーが変わるんですね。
クライアントさんが自分の中に宝物を発見したときのエネルギーは本当に素晴らしくて、それを一緒に味わえるのはハートがすごい喜びます。
セッション中に味わえなくても、あとで報告をもらうとすごいうれしいですね。
また、私は知的好奇心が旺盛で、自分の興味あることを学んでいるとき、静かなワクワク感があります。この感覚が好きです。
そして、教えるのも好きです。教えているときは自分の中に力強さを感じます。伝えることそのものの喜びを感じます。
行為そのものが本質ではない
決して行為が本質ではありません。
はじめは好きだったことがだんだん好きじゃなくなったというのは、その行為をしても欲しい感情が得られないからです。
欲しい感情を明確にする
「自分の欲しい感情って何だろう?」
これを明確にしてみてください。
今やりたいことがない人でも、過去に好きだったことやお金にならないけれど興味があるというのはいくつかあるはずです。
「それをするとき、どんな感情を得られるだろう?」
次に行動を探る
それが明確になれば、行動を探します。
「この感情を得るにはどんなことをすれば味わえる可能性が高いだろうか?」
まずは本質の(抽象的)行動を見つける
そして、行動もまずはより本質(抽象的なもの)をまず見つけることがよいですね。その後で具体的なものを探っていきましょう。
たとえば、私は「自分の好きな分野で知的好奇心を満たし、それを人に伝えるのが好き」ですが、今は心の分野でそれをやっています。
ですが、そこから離れたとしても、興味があることであれば何だっていいということになります。
たとえば、「人によいものを紹介して分かち合えるときの喜びが好き」であれば、その感情が味わえる選択肢であれば、職業選択や趣味でかなりの範囲でそれが得られると思います。
はじめから具体的なやりたいことを見つけようとするよりも、そのほうが見つけやすいと思います。
私のアドバイスのまとめ
私のアドバイスとしてはまずは本質を見抜こうということです。
「得たい感情は何か?」
「その感情が得られる行為(抽象)は何か?」
「それには具体的にどんなものがあるか?」
このステップで見つけると見つけやすいんじゃないかなと思います。
ぜひ参考にしてみてください。