前回の続きです。
最近、ブログ更新が遅くてすみません。
書きたいことはたくさんありますが、なかなか手が回らなくて…
しばらくは更新頻度が少ないと思いますが、できるだけ内容は充実させていきたいと思います。
今回は下記の3つを扱います。
良い(役に立つ)ビリーフで世間では当たり前に思われていることです。
ゆえに、それが自分に悪影響を及ぼしていることに気づきません。
自分が自然体でいることを妨げています。
今回シリーズ記事では当たり前ビリーフにひびを入れることを目的にしています。
当たり前ビリーフ(ルール、価値観)
⑥「ポジティブでなければいけない」
「前向きでなければいけない」
「感謝しなければいけない」
「勇気を持たなければいけない」
⑦「嘘をついてはいけない」
「約束を破ってはいけない」
「誠実でなければいけない」
「人を裏切ってはいけない」
「がんばらなければいけない」
「がんばらなければいけない」については、過去に何度か書いたと思いますが忘れたのでもう一度書きますね。
日本人は「がんばらなければいけない」という思いを強く持っている人が多いです。
がんばることが美徳という文化です。
がんばることが美徳で、がんばらないこと(だらけること、休むこと、サボること)はダメだと思っています。
そのため、ハードワークになりがちです。
世界で一番サービスの基準が高い国でしょう。
がんばらなければいけないという思いが強いと、がんばっていない人にネガティブな感情を抱きます。
また、がんばっていない自分にムチ打ったり、自分バッシングをします。
がんばることで成果が出やすいのはメリットですが、疲れてしまうこと、楽しく休めないことはデメリットです。
がんばりすぎることは不自然です。
休み過ぎるのもまた不自然です。
自然なのはがんばりたいときはがんばって、休みたいときは気兼ねなく休むことです。
それができるには「がんばらなければいけない」という呪縛を緩めることも大事です。
欧米では「がんばること」はあまり美徳とされていないようです。
それよりも結果の方を重んじます。
だから、外資系企業は、労働時間よりも成果を重視するのです。
日本企業みたいに残業が当たり前ではありません。
また、周りが残業しているから帰りにくいということもありません。
「がんばること」だけが良いわけではありません。
「がんばること」も「がんばらないこと」も同じように大切なのです。
「ポジティブでなければいけない」
「感謝しなければいけない」
「勇気を持たなければいけない」
もう、ここまで説明するとお分かりだと思いますが、「ポジティブ」であろうとすることは、当たり前に存在する「ネガティブ」を抑圧することになるので苦しみます。
私たちはあらゆる要素を持っており、その要素の一部を「ネガティブ」と分類しています。
それは「ある」にもかかわらず、なくすことができないにもかかわらず、否定していたら苦しむのが自然です。
ポジティブであろうとすることは自然です。
ポジティブでありつづけようとすることは不自然です。
ネガティブがあることは自然です。
ネガティブを否定することは不自然です。
前向きさも大切ですし、後ろ向きさも大切です。
勇気も大切ですし、臆病さも大切です。
感謝できる自分も自然ですし、感謝できない不満だらけの自分も自然です。
一方を抑圧するから不自然になります。
「嘘をついてはいけない」
「誠実でなければいけない」
「人を裏切ってはいけない」
「嘘をつくべからず」「嘘つきは泥棒の始まり」
小さいころからよく聞いてきた言葉でしょう。
しかし、私は嘘つきではない人を見たことがありません。
「私は嘘を決してつかない」
そういう人ほど、実は嘘をついています。
目に見える嘘ではないので、一見分かりにくいです。
自分の心に嘘をついています。
本当は我慢したくないのに、我慢しようとしたり、やりたくないのにやったり。
それって一番大切な人に嘘をついていることになります。
私たちの人生の中では自分が主人公です。
主人公の自分が一番大切なはず。
その人に嘘をついているのは、他人に嘘をつくよりもタチが悪いかもしれません。
「嘘も方便」というように、私たちは嘘をつかざるを得ないことがあります。
嘘つきであったり、自分を偽ったり、不誠実であったり、人を裏切ったりせざるを得ないことは必ずあります。
それが自然なのです。
私たちが生きていくためには嘘も必要だということを理解し、必要に応じて嘘をつくことも大切です。
ボクのセルフイメージは「誠実」です。
なので、自然に「不誠実」を抑圧していました。
自然に誠実だと思っていたので、不誠実な要素はないと昔は思っていました。
でも、実は不誠実な面はたくさんあり、そこに気づいていないだけでした。
不誠実、ちゃらんぽらん、チャラ男のボクも今はちゃんとセルフイメージです。
一見、自分のポジティブなアイデンティティは反対の要素を無意識に抑圧しがちです。