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手放すワークと感じるワークの使い分け

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新年明けましておめでとうございます。

2020年が皆様にとって素晴らしい一年になりますように。

今年も皆様の心を楽にし、現実を好転させられることに役立つ情報を提供していきます。

セルフコンパスをどうぞよろしくお願いします。

では、新年一本目の記事です。

2種類の癒やし・ヒーリングテクニック

癒やし・ヒーリングのセラピー・テクニックを大きく2つに分けると、手放し系のワーク感じる系のワークに分けられます。

手放し系のワークは、ネガティブな感情を手放したり、水に流したり、浄化させたりするようなワークです。
スピリチュアル系のワークはこちらが多いように感じます。

感じる系のワークは、EFTのような感情解放系のワークです。

手放し系が抑圧になるケース

両方とも有効なワークですが、使い分けを注意する必要があります。

たとえば、孤独感をしっかり感じて癒やす必要があるときに、孤独感を感じたくないがために、手放すワークを選択するケースです。

これは抑圧になってしまいます。

ツールに善し悪し・優劣があるのではなく使い方が大事

スピリチュアルツール、セラピーテクニックそのものに善し悪しがあるというのではなく、使い方や意図が重要です。

抑圧するためにスピリチュアルツールやセラピーテクニックを使っていれば、その場しのぎに過ぎません。短期的には効果を感じられても、長期的には問題を大きくしかねません。

手放し系のワークがダメで、感じる系のワークがよいと言っているわけではありません。

手放し系のよさ

手放す系のワークのよさは、簡単で短時間でできることです。
一方、感じる系はまとまった時間が必要です。

感じる系が逆効果な場合

感じる系のワークが逆効果な場面もあります。
抵抗が強い場合に感じる系のワークをやっても、苦しい感情が強まるだけで、かえって傷を大きくしかねません。

ツールよりも意図が大事

大事なのは「意図」です。

意図の力は非常に大きく、ツールよりも断然こっちのほうが影響力が大きいです。

それだけ心の力は強いことを実感しています。

傷を見ようという意図が大事

まず「心の傷をきちんと見よう」という意図が大事です。

心の傷をケアしたいとき、傷口をさらけ出す必要があります。
そのときの感情、思い、本音をしっかり分かってあげる必要があります。
「見てあげたい」「分かってあげたい」「ケアしてあげたい」

そんな自分への慈しみが必要です。

それがあれば、手順などあまり関係ありません。見よう見まねでも何とかなります。

抵抗がある人は「ケアされたい」

しかし、抵抗がある人は、「見てあげたい」「分かってあげたい」「ケアしてあげたい」という自分への慈しみではなく、「見てほしい」「分かってほしい」「ケアしてほしい」という他者から愛が欲しいとなっています。

そうなると、意図が「他者からケアしてほしい」なので、

「ケアされる状態になろう」→「よい状態になればケアされない」→「だから悪い状態にとどまっていよう」

となってしまいます。

ケアされるまでは変わらないという意図

他人が愛をくれてケアしてくれるまでは、絶対に変わってやるものか!

この意図が、自分を不幸に縛っていることに気づく必要があります。

この意図の前ではどんな強力なヒーリングツールやセラピーツール、またはヒーラーやセラピストでも勝てません。

自己犠牲の人はケアされるまでケアし続ける

自分がカラカラに乾いているのに、それでも水をあげようとする人がいます。
全然恵まれていない状態なのに、それでも他者優先する人がいます。

自己犠牲の愛の持ち主です。

先に愛を与えて、相手が潤ったら愛をもらおうという試みですが、それはうまくいきません。

だから、どんどん現実が苦しくなります。
そうなると承認欲求が強くなり、他者から「ケアされたい」欲求が増えて、上記で書いたような抵抗になりかねません。

このあたりはたくさん書きたいことがありますが、変えたい方はセッションにぜひ来てください。
そこでしっかりお伝えします。

人の意図の力は超強力

意図の力はすごく強く、逆に言えば、それほどまでに本来の自分の力は強いのです。無力というのは誤解です。

この力を前向きに活用できるといいですね!

深い意図に気づいたらそこに至った自分の苦しみを分かってあげる

抵抗に気づいたとき、「私はそれほどまでに愛を欲しがっていたのか。飢えていたのか」と理解し、そこまで傷ついている自分を「自分が」労ります。

自分で分かってあげることです。
分かってあげれば、自分に対する慈しみが生まれ、自己愛の方向に向かいます。

「自分を癒やしたい」という純粋な意図が働き、傷に向き合えるのです。

抵抗や執着を手放す

抵抗や執着に対して有効なのが、「手放す系」のワークです。

意固地になっていて、拗ねていて、あきらめていて、いっこうに動こうとしません。

そういった抵抗や執着はとてもやっかいです。

手放す系のワークをしたからといって、簡単に手放せないでしょう。

それでも、「自分を癒やすんだ」という意図を持ち(何度も何度も)、手放す系のワークをして抵抗を緩め、また、感じる系のワークをして意固地になっている本心をひたすら感じてあげます

手を変え品を変え、じっくりやっていきましょう。

手放す系は簡単だが実は上級者向けテクニック

抵抗がなくなれば、感じる系のワークが有効ですが、手放す系が悪いわけではありません。

自分を癒やす意図がしっかりしていれば、手放す系でも大丈夫です。
手放す系のワークでも浄化されます。

ただ、抵抗は誰しも少なからずあるので、手放す系はある意味上級テクニックと言えるでしょう。
ワークとしては簡単ですが、使い方が難しいです。

無意識で抵抗の味方となって、感じたくない本心や気持ちを手放そうとしてしまいますので。

「苦しみ」を手放すのではなく、苦しみに向き合う「抵抗」や苦しみや栄光にしがみつく「執着」を手放すことが必要です。

ただ、「苦しみ」そのものを手放したいのは自然な欲求なので、なかなか難しいですね。

そういう意味で、癒しの初心者には、落とし穴に陥りにくい「感じる系」のワークのほうをオススメしていますが、手放す系のワークも効果的なので、使い分けが重要になります。

この記事が使い分けの参考になれば幸いです。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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