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依存が強い人の課題と自立が強い人の課題

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以前、成長プロセスのセミナーで説明しましたが、私たちには人生でも恋愛でも仕事でも何でも成長のプロセスがあります。
はじめに「依存」の時期、次に「自立」の時期があります。その次もあり、依存や自立の時期の細かいステージがあるのですが、ここでは省きます。

大きく、依存の時期のチャレンジは「がんばること」です。
一方、自立の時期のチャレンジは「手放すこと、頼ること、任せること」です。
努力の方向が逆になります。

依存時代に苦しんだ人ほど、自立は強くなります。
反発します。傷ついた分だけ、もう傷つかないように強い自立状態になります。

そういう自立状態の人は、がんばっていない人を見るとすごくイライラします。
なぜなら、「がんばらないといけない」と強く思っているからです。
そして、本当は「甘えたい、頼りたい、休みたい、サボりたい、楽したい」と思っているのに、そうしないように抑え込んでいるため、平然とそうしている人が許せないのです。

ちなみにこれが「抑圧」→「投影」のメカニズムです。
私たちが見ているものすべては実は「投影」なのですが、特に抑圧があるものに関しては、投影が強くなります。

自立のステージにいる人は、何でも自分でやろうとするので、必要以上に疲れます。
そして、しばしば他人の境界線を越えます(and越えられます)。
他人がやるべき問題、責任、やるべきことを抱え込みます。

012f71d20964f03088fefb908be17d77_s自立のきっかけは、依存がかなえられなかったからです。
依存時代に傷ついたからです。
十分に甘えられなかった、頼れなかった、迷惑をかけられなかったのです。
この度合いが強いほど、つまり、傷ついた度合いが強いほど自立は強くなります。

その傷を今でもずっと引きずっていて、他人に甘えたり、頼ったりすることができません。

そういう自立のステージにいる人は、それがチャレンジになります。
難しいかもしれませんが、あえて、他人に甘えてみる。頼ってみる。休んでみる。サボってみる。楽してみる。迷惑をかけてみる。無責任になってみる。

そんなことをやってみてください。
そうすると、自立も依存も両方できるようになります(相互依存のステージ)。
そのとき、「○○しなければならない」という行動ではなく、「○○したいから○○する」という行動にスムーズに移すことができます。
「べき」ではなく「したい」、「恐怖」ではなく「喜び」から行動できるようになります。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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