杏さんと東出昌大さんの別居報道の過熱について
俳優の東出昌大さんの浮気を原因とした、女優の杏さんとの別居報道は、世間を賑わしたニュースでした。
あまりに過熱したため、「一家庭の問題のことにここまで騒ぐことじゃないのではないか」という意見もありました。
また、東出昌大さんバッシングと不倫相手の唐田えりかさんバッシングが強く、過熱したバッシングについて、「弱っているものを叩く弱い者いじめだ」という意見もありました。
どうしてこんなに過熱したのか?
なぜ、こんなに過熱したのかについて、私なりに考察してみました。
報道の背景にあるもの
調べてみると、背景にはこのようなことがありました。
事実かどうかは分かりません。報道や記事から抜き出したものです
- 東出昌大さんは唐田えりかさんと3年もの間、不倫関係にあった
- 杏さんと東出昌大さんの結婚生活は5年。半分以上不倫していることになる
- 不倫関係にあったのは杏さんが妊娠中だった
- 東出昌大さんはイクメンイメージがあったが、実際には子どもの世話は全て杏さん任せでほとんど何もしていなかった
- 杏さんは、父親の渡辺謙の不倫で家族が崩壊した体験を持っている
- 杏さんは、つらいことがあっても我慢するがんばり屋さん
- 杏さんは、両親が離婚し、母親の元で金銭的に苦しんでいたときに、昼間はモデル、夜間は飲食店や掃除のアルバイトをして家計を支えていた。
杏さんへの同情心
こういった背景があれば、杏さんに同情が集まるのも無理はありません。東出昌大さんが執拗に叩かれるのも無理はありません。
私も杏さんに強く同情します。
ただ、余りに東出昌大さんが叩かれすぎているので、逆に彼に同情する気持ちが出てくる方の心境もよく分かります。
今の時代の価値観が分かる
ここから今の時代の価値観がよく分かります。
まず、以下の価値観はもう時代遅れだということです。
時代遅れの価値観
- 男尊女卑
- 女性だけが子育てをする
- 男性が浮気をするのは芸の肥やし
- 女性の苦労・我慢のほうが大きい
家庭によっては男女の立場が入れ替わっていることもあります。
男性、女性という性で区別したものではありません。「あり方」をみてください。
今の時代の価値観
つまり、今の時代の価値観は「男女対等(夫婦対等)」です。
- 女性だけが一方的に我慢をするのはおかしい
- 女性だけが一方的に苦労するのはおかしい
このエネルギーが潜在的にあると思います。
古い価値観への反発エネルギー
ある意味、東出昌大さんの不倫報道の過剰反応は、このエネルギーの表出と言えるでしょう。
私は、このエネルギーは必然だと思っています。
このエネルギーがなければ、新しい価値観に変化しません。
このエネルギーが表出することで、より男女対等、夫婦対等が「当たり前の価値観」となっていくからです。
逆に言えば、男女不対等の時代であれば、ここまで叩かれなかったと思います。
これだけ叩かれているということが、時代の変化を表していることで、むしろ好ましいことだと私は思います。
私の価値観は、対等を好ましいと思っているので。
私は、性質的には杏さんと似ていると思います。だからこそ、杏さんに同情し、杏さんを応援したいと思います。
しかし、私は東出昌大さんに対して怒りはありません。
怒りはないですが、東出昌大さんを思いっきり叱ってあげたいです。
思いっきり叱って、罪悪感を持たせたいと思います。
東出昌大さんの課題は何か?
東出昌大さんは、情が欠けています。
情があれば、妊娠中に浮気などしないはずです。相手の気持ちを思いやる心があれば分かるはずです。
でも、情が欠けていたので、平気で不倫ができたのです。
東出さんはあらゆる面で情がないと言っているわけではありません。あくまでもこの件に関して情がないという判断です
しかし、これは東出さんに情が資質的(先天的)に欠けているのではなく、本当は情があるのに情がない状態になっています。
そのため、東出昌大さんから情を引き出すことが必要です。
では、どうやったら東出昌大さんは情が生まれるでしょうか?
罪悪感を持つことです。
罪悪感を持つことで、自分がやったことの過ちを理解し、他者を思いやれるようになれます。
そのためには叩かれるのも必要なことです。
但し、人は過度に叩かれると、罪悪感を持つどころか、頑なに自分を守るしか方法がなくなります。
そうなると、必死に自己正当化します。
それは逆効果なので、過剰に叩くことも本質的解決から遠ざけることになります。
ここらへんがバランスの大事さになります。
一般向けの記事なので詳細は省きますが、カウンセリングであればもっと深いところを見ていきます。東出昌大さんの情の欠如は、愛情不足にあり、そこを満たすことをやります。結果、自己尊重と他者尊重が両方できるようになります。
杏さんの課題
では、杏さんの課題はなんでしょうか?
杏さんは東出昌大さんとは逆で、自己尊重ができていないのです。
自己価値が低いと言っているわけではなく、自分を大切にする度合いが低く、逆に他者を大切にしすぎています。
自分をないがしろにしています。
これが潜在的にあるのです。
ある意味、自分で苦労するほう、我慢するほうを選んでいます。
自分が譲歩しています。
自分の本音や異見を抑えています。
表面的な調和のために、自分を押し殺すという価値観で生きています。
ここが課題です。
今回の出来事で杏さんは自己尊重に向かっているでしょう。
そういう意味では今回の出来事は、自己尊重のための学びとも捉えられますが、学びのために払った代償が大きすぎますね。
ここまで苦しむ前に自己尊重を学んでほしい!と思います。
杏さんみたいなタイプの人には、心から幸せになってほしいと願います。
カウンセリングであれば、杏さんの自己尊重の欠如の背景にある原因を探り、そこに対処することで自己尊重と他者尊重のバランスを取り戻します。
杏さんは自己尊重が課題ですが、私がブログで自己尊重を説いているのは、杏さんタイプの人に向けて書いています。
東出昌大さんタイプの人にはまったく当てはまりません。
そういう人には逆で、他者尊重を説きたいです。
許しについて
ここで許しについて補足します。
許しについてはいろいろ記事を書いていますが、誤解しがちなので、この例を利用させていただきます。
東出昌大さんが浮気、そして家庭・子育てを大事にしないことを、杏さんが「許す」のはまずいですね。
それだと、相手は何も変わりません。
それは自己尊重のために許しちゃいけません。
許しは大切ですが、許さないことも同時に大切です。
何を許して、何を許さないのかを理解する必要があります。
一つのポイントですが、自分の課題克服の妨げになっていることは許すのは逆効果です。
もし、今回の件で、東出昌大さんが自己尊重に偏っていたことを理解し、他者尊重に目覚めて、杏さんへの愛に気づき、もう一度やり直したいと思ったとき、杏さんが東出昌大さんを愛していれば、彼の過去の過ちを許すことが求められるでしょう。
何でもかんでも許せばよいというものではありません。
杏さんのように情が強いタイプは、「許し力」が強いので注意が必要です。
許すことよりも、許し過ぎることのほうが問題になることが多いです。
「許す」「許さない」の違いがこの例でご理解いただければ幸いです。
自分ごとに置き換えて自分の課題を見つめてみよう
上記は私の意見・分析ですが、この問題を解き明かすために書いたわけではありません。
正直、当たっているかどうかはどうでもよいことです。
的外れかもしれません。
私たちは、杏さんの要素、東出昌大さんの要素のどちらも持っています。
私は杏さん要素のほうが強いので、自己尊重が課題でした。
でも、東出昌大さんの要素だってないわけではありません。
自分の課題に置き換えて、取り組んでみるといいですね。
世間を騒がしているテーマを分析することで、いろんなヒントが転がっています。
それを見つけるのは楽しいです。
パズルみたいなものです。
浅い解き方かもしれませんが、皆さんがパズルを解く上で参考になれば幸いです。
ちなみに宣伝ですが、2/16(日)に開催するセミナー「心の新理論シェア講座」で学ぶと、パズルがグッと解けやすくなりますよ!
パズルが解けると、自分の人生がどうしてこうなったのかが分かるので本当に面白いです。
逆に言えば、それが分からないと、人生を変えるための適切な努力の方向が見えないので、無駄な努力が増えてしまいます。
まずはパズルを解くことが大事だと痛感しています。
私はパズル解きが得意で大好きな分野なのでお役に立てると思います。
お話しできるのを楽しみにしています。