ボクもそうだったのですが、ストレスを抱えている人の特徴として、自分に厳しいというのがあります。
完璧主義の人です。
自分に厳しいので本来がんばり屋さんです。
がんばるので周囲からも評価されることも多いです。
自分に厳しくムチを入れるので結果もそれなりに出ます。
ただ、自分に厳しいのでどこまでやっても自分にOKが出せません。「もっと、もっと」とより上を目指してしまいます。常に満足できないので、いつも何かしらの不満を抱えています。
「人は進歩しなければいけない。努力をコツコツ積み重ねるべきだ」などと言い聞かせて、ひたすらがんばる道を進みます。
でも、どこまで行こうが満足しないので、恒常的に不幸せでストレスを抱えています。不満はストレスの原因になります。
まあ、成功しているうちはそれでもいいのです。なぜなら成功の恩恵もあり、それによってストレスも解消できます。
でも、いつも成功できるとは限りません。当然ながら失敗もあります。
失敗すると、自分に厳しい分、自分を責める度合いも強くなります。
「やっぱり私はダメなんだ」と自己価値を落とします。
自分に厳しいと、失敗を恐れるあまり、挑戦しようとしなくなります。
そのため、楽にクリアできる課題か、ほぼ不可能な課題にしか挑戦しません。ほぼ不可能な課題はダメ元なので失敗しても自己価値に傷がつきません。
そうすると、成長もしなくなります。
だから、自分に厳しい人たち、完璧主義の人は、二極化しがちです。
がんばり続けて疲れ果てるか、まったくがんばれなくなるかです。
どちらも苦しいです。だから、自分に厳しくしてもいいことにはなりません。
もっと、自分に優しくしていいのです。「自分に優しくすると、甘えが出る」なんて思うかもしれませんが、甘えが出たっていいじゃないですか。
自分に優しくするほど、自分を大切にできます。心地よい状態をキープできます。
すると、やりたいことが自然にできるようになります。
情熱を持ってやることは、自然な努力となるため、知らず知らずのうちに大きく成長しています。
結果的に、自分に優しくした方が、自分に厳しくしてムチ打つよりも、精神的にも楽で、成長面でもプラスなのです。
自分に優しくしてくださいね。あなたの合格ラインや基準点をもっと下げてください。
できれば、今のそのままのあなたに合格点を出してあげられるともっといいですね。