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なぜ境界線を引けないと苦しいの?

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自分と相手に適切な境界線を引けることが、心地よい生き方をするうえで、とっても大切なポイントなんです。なぜだと思います?

境界線を引けていないと、不可能なことを必死にやろうとするから、いくらがんばっても報われないんです。だから苦しいです。

どういうことかというと、多くの人が誤解をしているのですが、「相手を変えられる」と信じているんです。
相手を変えられると思っているから、相手に怒鳴ったり、やる気にさせようとしたり、説得したり、懇願したり、コントロールしようとします。
この試みが成功するかどうかは、ケースバイケースです。相手が変わることもあるし、変わらないこともあります。ただ、ほとんどのケースで変わらないことの方が多いです。相手とは価値観が違うので、価値観を押しつけられると反発します。
強制的に相手を変えると、相手はその気持ちを強く抑圧するので、ネガティブな思いを抱えることになります。

変えることがなかなかできない「相手の領域」に踏み込んでしまって、相手を必死に変えようとしたって、成功するどころか、逆効果になる可能性の方が多いのです。
だから、いくらがんばっても報われないんです。

もし、自分と相手に適切な境界線を引けていたら、フォーカスを自分に向けることができます。
すると、変えることができる領域でがんばることやエネルギーを使うことができるのです。
その場合、がんばりが報われる世界なので、実りの多い人生になります。

また、投影の仕組みを知っていれば、相手に怒りを覚える部分は、自分の中の嫌な部分だということも分かります。また、相手に憧れる部分は、自分の中に欠けていると思い込んでいる部分だということも分かります。
それが、真実ならば(私は真実だと強く信じています)、自分を変えることができれば、相手も変えることができるということになります。
もっと詳しく言えば、相手が変わったように解釈をし、自分の行動も変わり、物理的にも状況が変わっていくということです。

そのような理解が得られれば、適切な境界線を引きやすくなると思います。
だから、投影の理解がとっても大切なんですね。

次回も引き続き、境界線のポイントについて書いていきます。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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