投影・ビリーフ

「私は価値がない」という前提を変える

心理カウンセリング、スピリチュアル、精神世界、自己啓発・・・、そういったところで説かれている共通したものがあります。

それは「自分の価値を高めることの大切さ」です。
「自己肯定感の高さ」「自己愛の高さ」「自己信頼・自己尊重の高さ」とも言えます。

自己価値を高めたい!
自己肯定感を上げたい!
自己愛を増やしたい!

このニーズは多くの人が持っているものです。

私がやっている心理カウンセリングでも当然これは重要視しています。

自己肯定感が低くなる理由

自己肯定感が低くなっている理由は一般的に「心のプログラム(思い込み)」「心の傷」で説明されます。

たとえば、身長の低さがコンプレックスだとしましょう。

「身長が低い=よくない」という世間の風潮、価値観があって、そこに多くの人が影響されます。
身長が低いことをバカにするようなネット投稿を見ると、「身長が低いことはバカにされることだ」と刷り込まれます。
さらに、実際に身長が低いことでバカにされて傷ついたり、好きな人から相手にされなかったことで傷ついたり、そういった心の傷がコンプレックス、劣等感、自己否定感を生みます。

心の傷は心のプログラム(思い込み)を強化するため、心の傷が多いほど、強い劣等感を数多く持つことになります。それだけ自己肯定感が低くなります。

この原理に従って、心の傷を癒やし、心のプログラムを解消することを心理カウンセリングで行っていますが、最近は必ずしもこの原理が当てはまらないと思っています。

元々は自己肯定感が高いのに低いフリをしている?

全員ではありませんが、元々「自己肯定感が高い」にもかかわらず、自作自演で「自己肯定感が低いフリ」をしている人が結構いると感じています。

そういう人は、心の傷で自己肯定感が低くなったのではないので、いくら心の傷を癒やしても自己肯定感は高くなりません。

そうではなく、「自己肯定感が低いフリをしている」ということに気づき、それを止めることが解決策になります。

そういう人は意識的には「自己肯定感が低いフリをしている」と言われてもまったくピンときません。
単純に「自己肯定感が低い」と思い込んでいます。自分が自己肯定感が低いことの証明は山ほど挙げられます。

でも、本当はそうでないことは深い意識では分かっています。

「もしかしたら本来は自己肯定感が高いのに、低いフリをしているんじゃないの?」

まずは、それを疑ってみてください。
疑わないと、発見できません。

疑って「本当かどうか」を探ります。自分に向き合います。

自己肯定感が高そうに見える人ほど実は低い?

一般的に自己肯定感が高そうに見える人、傷つきにくくて、鈍感で、平気そうな人。

こういう人は世間的には自己肯定感が高いと思われ、実際にその特徴があります。

しかし、内面の深いレベルでは、自己肯定感は高くなく、そこに気づいていないだけだと私は思っています。

つまり、エゴの本質を見抜けていないため、エゴの本質である「空虚」「無価値」が分からず、外側の価値を自分の価値と思えるため、自己価値が高いのです。

自己肯定感が低そうに見える人ほど実は高い?

逆に明らかに自己肯定感が低そうに見える人、傷つきやすくて、敏感・繊細な人(HSP)。

こういう人は自己肯定感が低いと思われ、実際にその特徴があり、自分でも自己肯定感が低いことを認めています。

繊細がゆえに、自分の本質を見抜きます。

ここでの本質はエゴを指していますが、エゴの本質である「空虚」「無価値」を直感で見抜いているがゆえに、そこと同化しているので、自分のことを無価値だと思うのです。

しかし、もっと深いレベルまで見抜けるようになると、本当の本質はエゴではなく、無条件に価値があるものだと分かります。

そして、それを無意識レベルでは分かっています。

だから、本当は自己肯定感は高いのですが、エゴの方に目が向いているため、自己肯定感が低いと信じて、それを演じているのです。

演じているとは思っておらず本気でやっているのですが・・・

繊細な人は直感で分かる

要は繊細で洞察力が高いがゆえに、エゴを見抜く結果、自分には価値がないと思い込んでいます。
エゴを見抜けなければ、幻の価値を自分の価値と見なせるので、自己肯定感を高く保てます。

繊細な人は、洞察力が高いがために苦しみますが、必要なのは洞察力を落とす(繊細さを落とす)ことではなく、もっと洞察力を上げる(繊細さを上げる)ことです。

そうすれば、本質は無限の価値があるということに気づくことができます。

無限の価値があるにもかかわらず、「価値がない」と嘆いていて、価値がないようにふるまっているのが実際に起こっていることです。

それを私は「自作自演で自己肯定感が低いフリをしている人」と呼びました。

繊細な人は「そうかもしれない!」と直感で分かるものです。

そういう人はぜひ取り組んでください。

自分の個性・資質を否定せず、認めて伸ばしていけば、できますよ。
大丈夫です。

一人で取り組むのが難しければ個人セッションなどでサポートしています。

前提を変えてみる

前半の話は少し難しかったかもしれません。
分からなくても大丈夫です。

「私は本当は自己価値が高いって思っているかも!」と直感が働いた人はそれだけで十分です。

そんな人にヒントをお伝えします。

もちろん、直感が働かなかった人にも役立ちますよ。

それは前提を変えてみるということです。

「私は価値がない」
その前提で生きています。

それを「私は価値がある」
その前提にしてみるのです。

前提を変えるのは抑圧?

心屋仁之助さんの本を読むとこのことがよく書かれています。

前提を変えてみる。価値があるフリをしてみるということです。

昔は「これって無理があるんじゃないの?」って思っていました。

よっし~
よっし~
「価値がない」と思い込んでいるのに無理やり「価値がある」と思い込ませるのは「抑圧」になってしまうのではないか?

そう思っていました。

ですが、本当は「価値がある」のに「価値がない」ように振る舞っているということであれば話は別です。

元通りに戻すことは全く問題ありません。

前提を変える本質は発想の変化

私は「価値がある」という前提を変えてみることの本質は、発想の変化にあると思っています。

「価値がない」ときの発想

たとえば、仕事の場合、「私は価値がない」が前提だと「価値を身につける」という発想になります。

「よい大学に入る」
「英語を勉強する」
「特技を磨く」
「資格を得る」
「専門知識を身につける」
「トークスキルを磨く」
「コミュニケーション能力を高める」・・・

こういう発想になります。

えっ、これって当たり前じゃん!

そう思うかもしれません。
それを当たり前だと思う人は、「私は価値がない」が前提なのです。

価値がないから、価値を身につけるという発想になるのです。

価値を身につけて、次に価値を活かそうという発想になります。

「価値を活かせる場所で働く」
「価値を活かすことが大切だ」
「価値を活かすことで新たな価値を与えられ貢献できる」

一見、よいことで当然なように思えますが、前提が「価値がない」ということから発想された考え方です。

「価値がない」という前提の人が価値を身につけるプロセスは「苦労、努力、がんばり」です。

せっかく苦労したのですからこれを活かさないと無駄になります。
そのため、「価値を活かす」という発想になります。

「価値がある」ときの発想

では、前提が「価値がある」ならどういう発想になるでしょうか?

「価値を身につける」という発想にはなりません。
だって、元々あるわけですから。

「身につけた価値を活かす」という発想にはなりません。
そこにこだわる必要はありません。何をやっても自由です。

「価値がある」のだからこういう発想になります。

「ただやりたいことをやる」
「それをやるのが(自分にとって)自然であることをやる」
「惹かれるものをやる」
「気が向いたものをやる」

「ハートで生きる」という発想になるでしょう。

前提が変わると捉え方が変わる

でも、価値があると信じようが、スキルや能力は身につける必要があるでしょ?

確かにその通りです。

ですが、「元々持っている」という発想であれば、「身につける」ではなく「引き出す」という発想になります。

「ないものを身につける」
「あるものを引き出す」

この違いは大きいです。

引き出そうとする発想であれば、前提は「ある」なのです。

ただ、今は見えなくなっているだけ、隠れているだけと捉えます。

捉え方が変わることが大きい

でも、ないものはない! 資質だから変わらないです!

そうおっしゃるのが目に浮かびます。

そこで「ない」と捉えるのではなく「あるけど出す必要がないから出していない」と捉えるのです。

「ない」は欠乏感だから外に目線が向く

「ない」と捉えると、「自分には(必要なものが)欠けている」という発想になります。欠乏感が出るので、外から補おうという衝動が働きます。目線が外側になります。

「ある」は今ない原因を内側に探す

「ある」と捉えると、「あるけど(なぜか)出せていない」という発想になります。そうすると、目線が内側になります。出せていない原因が自分にあると考えます

このとき「出せないのは自分が悪い」と捉えると自己否定になってしまうのでそうではなく「出す必要がない」「(今は)出すタイミングにない」「その役割は他の人に任せる」「出し方を工夫しよう」と捉えると苦しくなりません。

前提が変わると発想や行動が変わる

前提が変わると発想や行動が変わります。
それが大事なのです。

私にも相手にも価値があると考えると不快な捉え方がグッと減る

「私は価値がある」という前提であれば、「相手にも価値がある」という発想になります。

だって、「私にだけ価値がある」というのは不自然でしょ。

「私にだけ価値があって、相手には価値がない」それを証明するのは難しいと思いますよ。
「皆価値があり、私にも価値がある」のほうが合理的です。

「私にも相手にも価値がある」そういう発想だと、劣等感や優越感、嫉妬や批判がグッと少なくなるでしょう。

そして、必要以上に他人を助けずにすむので、境界線が引きやすくなります。

「ある」という前提になると、どんなふうに発想や行動が変わるか、ぜひ体験してみてください。


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よっし~(西川佳宏)
よっし~(西川佳宏)
心理カウンセラー/セラピスト(東京・浅草橋)。「心地よく、自分らしく、生きる」ためのサポートを提供。得意分野は人間関係の悩み、対人恐怖の悩み、感情・自己否定・マイナス思考の悩み、不安・恐怖の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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