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コアビリーフが人生を創る

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以前の記事で私はブスだということを強く思い込んでいた事例を紹介しましたが、今回もクライアントさんの許可を得て、潜在意識の深い思い込みに気づいた例を紹介します。

私はブスだ、と長年思い込んでいた理由が分かりました毎月1回セルフワーク講座を開催していて、先日は「ニーズ」がテーマの回でした。 ポジティブ投影からニーズや抑圧しているものを探ってい...

コアビリーフについて

私たちは無数の思い込み(ビリーフ)を持っています。
数万あると言われています。

その中でも潜在意識の奥深くにあり、人生や生き方、行動原理を大きく左右するビリーフを「コアビリーフ」と呼びます。

通常はこれに気づいていません。

つまり、私たちの人生、生き方、行動を大きく左右するプログラムがあり、無意識でそのプログラム通りに行動しているということです。

コアビリーフが分かると人生のからくりが解ける

これが分かると人生のからくりが解けます。

たとえば、損ばかりしている人。
なぜか私ばかり不幸な目に遭う。
私ばかり運が悪い。
私ばかり苦しい目に遭う。

そういう人は、「運」が悪いわけではありません。
そうではなく、コアビリーフによるプログラムでそうなっている可能性が非常に高いのです。

つまり、コアビリーフに気づいて外せば、人生、生き方、行動を大きく変えることができます。

コアビリーフは多くのビリーフの大元

コアビリーフは玉ねぎのようにいくつもの皮に覆われています。
コアビリーフから派生するビリーフがいくつもあり、それらの大元となっているビリーフです。

それゆえ、影響力が大きいのです。

つまり、コアビリーフを外すことができれば、周りにあるたくさんのビリーフも外せます。

コアビリーフを探すのは容易ではない

玉ねぎの皮を一枚一枚剥くように見つけていく必要があるので、コアビリーフを探すのはかなりの時間がかかります。

自分一人の力で見つけようとしたらよっぽど深い洞察力と素直さを持ち合わせていないと難しいでしょう。

潜在意識を掘り下げることができるプロ(カウンセラーの中でも限られると思います)がサポートしても長期間かかる場合もあります。1、2回で見つけられる場合もありますが。

仮に一瞬でコアビリーフを見抜けてもピンとこない

そして、そのようなプロセスはある意味必然です。
もし、何らかの能力があったとして、一瞬でコアビリーフを見抜いたとします。

潜在意識の深いところにあるものというのは、別の言い方をすれば、まったく気づいていないもの。
そのため、コアビリーフを当てられてもまったくピンと来ないのです。遠すぎて。

ハッと自分で気づくためにはある程度時間をかけて周りから少しずつ掘り下げていく必要があります。

だんだん自分の行動原理が分かってきて、コアビリーフにたどり着くと「謎が解けた」という感じになります。

コアビリーフは一つだけではない

コアビリーフは一つではなく、複数あります。
また、その複数が相互に絡み合ったりしているので、心の謎解きは奥が深いです!

Tさんの事例

幼少期にひどいトラウマを負う

Tさんは小学生のころ、父親からの虐待がありました。
夜から夜中の1時2時まで長時間の暴言と暴力があり、数年間続きました。
知能テストでは異常に自己価値が低く、脳波を測るとトラウマを負ったイラク戦争後の兵士の脳波と一緒でした。
中学のときは無気力で、高校のときは人としゃべれませんでした。

トラウマを克服するための人生を送ってきた

その後はトラウマを克服する人生でした。
武道に真剣に取り組みました。

奴隷状態から抜け出せない

問いかけをすると「私は奴隷」というセルフイメージがありました。
しかし、それを脱するのも恐く、自分で行動を起こすとパニックになり、耐えられません。

ポジティブな感覚が皆無

ワークでポジティブな感覚を刷り込もうと試みたところ、なんとこれまでポジティブな感覚になったことがないとのこと。
あるとしたらゼロ戦に乗って死ぬ夢。唯一それがポジティブだとのこと。

そのくらい心に深い傷を負っていたのでした。

奇跡的に早い変化が起きた要因

カウンセリングとしてはかなり難しいケースです。
ここまでの状態だと定期的に継続しても数年はかかると思われましたが、たったの10回で極めて早い変化をされました。

その要因として考えられるのは、本人が非常に真剣だったこと。また、ボクを心から信頼してくれたこと。
そのため、素直に自分の生き方を変える方向へ進んでいけました。

これまで溜め込んでいた殺意的な怒りの解放

深い怒りをたくさん解放しました。
かなり抑圧していたので、殺意的なエネルギーでした。
これを十分解放しました。

自分はダメであることに安心感を感じていたことに気づき、抜け出す

また、「自分はダメ」であることに実は安心感を覚えていることにも気づきました。
そして、本人の意思でそこから脱却することを選択してもらいました。

抑圧していたことにようやく気づきはじめる

はじめは自分が抑圧しているということに全く気づいていませんでしたが、自分の気持ちを抑えているという自覚が持てるようになりました。
気持ちにフタをしていたことに気づくと、子どものころの記憶をどんどん思い出しました。

いじめられた記憶もその中の一つです。
いじめが恐く、無視をされたくないから皆に気に入られよう、いい顔をしよう、無理をしようと決めたのでした。

マトリックス・リインプリンティングでトラウマを解放しました。

本当に欲しかったもの

本当に欲しかったものは、親から認められることだということに気づきました。

なぜそこまで我慢・抑圧をしてきたか

Tさんの人生を振り返ってみると、我慢・抑圧の人生です。
そしてトラウマを乗り越えるために一生を捧げてきました。

そもそも、父親から虐待を受けたときにもっと反発するという手段も取れたはずです。
もちろん怖かったでしょうし、反発すらさせてもらえなかったというのはあるでしょう。
しかし、ここにも深いビリーフが関係していたのでした。

幼いTさんにとって一番欲しかったのは親からの愛です。親から認められることです。
しかし、それをTさんは得られませんでした。

ビリーフが生まれた場面

ワークをしているとTさんは歯医者の場面を思い出しました。
たまたま同級生の女の子がいて、大泣きしていました。でも幼いTさんは泣きませんでした。
すると歯医者の先生が褒め、歯科助手も褒め、親も褒めてくれました。

このとき、Tさんに「我慢強い=愛がもらえる」というビリーフが深く刻み込まれたのです。

我慢すれば愛をもらえると思っていたからずっと抑圧してきた

だから、「我慢=善」として、父からの暴力も絶えたし、学生時代も、社会人のときも、さまざまな理不尽な目に遭いながらも我慢を選択してきました。
それを武道などで発散させていた側面がありました。

からくりが分かるとスッキリする

ここに気づいたことで、Tさんは深い安堵感を抱きました。
からくりが分かったことでスッキリされ、このコアビリーフが自分の人生を創っていたことを深く納得しました。

コアビリーフと周辺のビリーフ

心の奥深くで「我慢をすれば愛をもらえる」というビリーフがありました。
これは通常全く気づいていないコアビリーフです。

そして、その周辺にはいくつものビリーフ・恐怖がありました。

「自分を出すと嫌われる」
「感情を出していはいけない」
「自己主張をするのが怖い」
「Noが言うのが怖い」
「自分はダメな存在だ」
「女性から相手にされない」…

ビリーフから生じる人生の結果

そして、自分を出さず我慢する生き方をしているので、当然周りから利用されることが増えます。

「私は奴隷だ」
「私は理不尽な目にばかり遭う」
「私は損ばかりしている」
「世の中や他人が憎い」

これまでの人生のからくりが解けます。
なぜ、自分を出さなかったのか、反抗しなかったのか、なされるままにしていたのか。
それは単なる恐怖だけではなく、そうすることで愛をもらえると深いところで信じていたからでした。

ここに気づくだけで大きな変容が起こります。

そして、このコアビリーフを解き放ち、今後は我慢することで愛情を得ようとするのではなく、自分を愛することで自他ともに満たしていく生き方を選択しました。

コアビリーフに気づいてから手放すまでのステップ

しかし、コアビリーフはある意味これまでの人生を創ってきた「生きる指針」です。
それを手放すというのはそう簡単ではありません。
コアビリーフに気づいてから完全に手放すまでには新たなステップが必要です。

Tさんはここでも勇気を出してこの指針を捨てたのでした。

生きる指針を捨てるとポッカリ穴が開く

この指針を捨てるとハッピーな未来がやってくるとイメージしていましたが、そこで訪れたのはフワフワして地に足がついていない感覚でした。
決してポジティブなものではありません。

これはごく自然なプロセスであると言えます。
ある意味、コアビリーフを手放しつつあるので、そういう感覚になるのです。
今までの「生きる指針」がなくなると、ポッカリ穴が開きます。

ビリーフに頼らなくても済む安心感、自己愛を育んでいく

しかし、本当はコアビリーフがなくても生きていけますし、自分の中に根拠を必要としない安心感があれば何かの指針や正しさがなくても大丈夫なのです。

Tさんは今後のカウンセリングでそこを確立していくことになります。
自分の中に元々持っている愛やハートに気づいていくプロセスに取り組んでいきます。

素敵なパートナーに巡り合えた

はじめのテーマは婚活がうまくいかないことだった

そして、このころ、Tさんは結婚前提となる素敵なパートナーに巡り合えました。
実は一番初めのテーマは婚活がうまくいかないということでした。

自分を癒すとパートナーシップがうまくいく

話を聴いて、今の状態で仮に婚活がうまく行ってもパートナーとの関係で苦労することを話し、まずは自分自身を癒して、素の自分を取り戻し、その状態を愛してくれる人を探しましょうと提案しました。

そして、自分を癒していき、一緒に居て心から安心できる人に巡り合ったのです。
こんな人は生まれて初めてだとおっしゃっていました。

素晴らしいパートナーに巡り合えたこともそうですが、勇気を持って自分の内側に真剣に向き合ったTさんにお祝いと感謝の言葉を送りたいです。

ここまで本当によくがんばりました!素晴らしいです。
Tさんのサポートができたこと、光栄に思います。

そして、Tさんが本当の自分らしさを取り戻し、ハートで生きていけるようになるまでもう少しサポートできたらと思っています。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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