医師の川嶋朗さんは、生活習慣病やがんなどは、生活習慣の乱れのよる無理や人間関係のストレス、考え方、生き方の無理が原因になっていると考えておられます。
川嶋先生は患者さんに「無理をしていたことはありませんか?」と聞くと、やはり、身体や心に無理をしているようです。
なので、病気とは「心と身体が発するSOS」というふうにおっしゃっておられます。
このことに同意する医師も多いと思います。
病気の原因の大半がストレスだと言われています。
無理をすることによるストレスが病気を引き起こしていると考えられます。
ストレスは心からくるものだけではありません。
放射能や電磁波を浴びることもそうですし、化学物質の摂取もそうでしょう。
肉体への物理的な負担もそうでしょう。
日本人は特に無理をしている人が多いように思います。
ボクも昔はそうでしたが、無理をして他人に合わせたり、他人の要求に従ったり、
無理をして働いたりしていました。
今でもまだ残っていますが、「他人の期待に応えないといけない」というビリーフが強かったので、無理をしていました。
男性の方なら、長時間労働されている方も多いと思います。
ある程度無理をさせられるので、仕方がない面もありますが、
自己管理が大切です。
忙しい職種の人は寿命が短いというデータを見た記憶があります。
身体の声を無視して、無理をして猛烈に働くと、どこかで肉体からストップがかかります。
それはがんだったり、腰痛だったり、うつだったり、人によって違いますが、
病気がSOSサインとして現れます。
無理をする人は、SOSサインを見落とすか、無視するので、
取り返しがつかないところまで対処しないんですね。
大病にかかってしまったあとでは遅いので、
身体の声に耳を傾けることが重要です。
働くことによって、自分の価値を高めようとすると(無意識の働きです)、
ハードワークがやめられません。
身体はちゃんと声を発しているのですが、聴く余裕がない状態になっています。
無理をすることが悪いと言っているのではありません。
無理をすることも大切ですが、同じくらい無理をしないことも大切です。
無理をすることしかできない人が多いので、これからは無理をしないことを学ぶ必要があるでしょう。
特に無理をしている自覚がある人は意識的に無理をしないようにすることが、
将来後悔しないためにも大切なことだと思います。
ストレス、ビリーフ、身体の関係が多角的に学べる!「次世代の癒しシンポジウム」11/30(日)