下記のブログ記事にご質問をいただきましたので、ブログで回答いたします。
よっしー様、こんにちは。
以前、HSP気質の人の人付き合い方法についてメールを出したAMです。
メールの返答ありがとうございました。
前から興味を持っていた、コミュニケーションの講座を受けようと決心しました。子供の頃から感情を出すことが苦手で、嫌な出来事や失敗して恥をかいたりする度に我慢してしまい、ストレスが溜まっていきました。
お笑い芸人や俳優さんなど、感情を自由自在に出している人が羨ましく思い、うまく自分を出せず自分の殻に閉じこもってしまう自分が情けなく思ってしまいます。EFT以外に、運動やカラオケなど感情解放できる方法がありましたら、ぜひ、教えていただきたいです。
ストレスを解消することだけで楽になるわけではない
このケースは、多くの人が陥りがちなので、ブログで回答させていただきました。
AMさんだけではなく、ご自身の事例に置き換えてみてください。
私たちは子どものころから多くの心の傷を受け、それが未消化なまま溜まっています。
心理学を学んで、それが苦しみの原因だと知ると、今度はそれを悪だと思い、なくそうとします。
心の傷を癒すことはとても大事なのですが、ただ癒せばいいというわけではありません。
心の傷を癒すうえでは感情解放がとても大切ですが、「感情解放さえすれば自然体で生きられるはずだ」というのは誤解です。
ストレス解消するとどうなるか?
ここで、仮にAMさんがカラオケで感情解放ができるようになったとします。
そうすると、どうなると思いますか?
ストレスは減りますよね。
で、どうなりますか?
我慢する癖は変わりますか?
自分の殻に閉じこもる癖は直りますか?
ここは、誰かがそう言っているとかは無視して、自分に当てはめてイメージしてみてください。
できれば体感覚を感じながら、ストレスが減れば本当に我慢する癖や自分の殻に閉じこもる癖が直るかどうかイメージしてみてください。
私の経験では、現状維持をするのが今までより楽になるに過ぎず、変わろうとしないです。
感情解放の使い方が重要
このときの感情解放は、現状から変わろうとするエネルギーを奪ってしまいます。
感情解放が悪いわけではありません。
感情解放ツールは知っておいたほうがよく、私自身も感情解放ツールに助けられていて、セミナーでもレクチャーしています。現代人には必須だと思っています。
ですが、ツールは万能ではありません。使い方によっては悪になりうるのです。
私は寒がりなので、カイロをよく使いますが、服の上から貼ると温まりますが、地肌に直接つけたり、睡眠時につけたりすると低温やけどの危険性があります。
カイロは善でも悪でもなく、使い方によって善にも悪にも変わります。
これは感情解放ツールだけではなく、すべて同じです。
どんなときに使ったほうがよいか、どんなときに使わないほうがよいかを知ったうえで、使う必要があります。
ハートは何?
子供の頃から感情を出すことが苦手で、嫌な出来事や失敗して恥をかいたりする度に我慢してしまい、ストレスが溜まっていきました。
お笑い芸人や俳優さんなど、感情を自由自在に出している人が羨ましく思い、うまく自分を出せず自分の殻に閉じこもってしまう自分が情けなく思ってしまいます。
これ、AMさんのハートは何だと思いますか?
「羨ましい」というのはハートを教えてくれます。
感情を自由自在に出したいんですよね。
「情けない」というのはハートを教えてくれます。
自分の殻に閉じこもらずに、自分を出したいんですよね。
このハートをやらなきゃ最終的には全く楽になりません。
ハート=自然な状態
AMさんにとって自然なのは、感情を自由自在に出して、自分を出すことです。
不自然なのは、感情を我慢して、自分の殻に閉じこもることです。
スピリチュアル的に言えば、ストレスは自然体に移行するための愛のメッセージだと言えます。
「感情を自由自在に出して、自分を出したい!」というハートをきちんと認識し、そうしようという決意が大事です。
ハートシフト抜きの感情解放はただのガス抜き
それ抜きで感情解放するのは、ただのガス抜きです。
愛のメッセージをかき消してしまうことと一緒です。
感情を出すのを我慢してストレスを溜めて、自分の殻に閉じこもっていることで、苦しかったはずです。
この苦しみを「活かす」のです。
「このアプローチは間違っている」と早く気づく必要があります。
だって、我慢していても、自分の殻に閉じこもっていても、ハッピーにはならないじゃないですか。
むしろどんどん苦しむ一方ですよね。
そこを早く学ぶ必要があります。
そして、自分のハートのほうを実行していく必要があります。
それをスムーズにするために、感情解放ツールを使ったり、感情について学び、出し方のコツなどを学んで使えばよいと思います。
感情解放ツールに習熟することは、感情の扱い方が上手になるということなので、感情を自由自在に出すとか、必要に応じて感情を抑えるとか、そういうことがもっとスムーズにできるようになります。
だから私は万人が学ぶべきだと思っています
しかし、単に今のストレスを抑えるためだけに使うというのは、感情解放ツールの負の使い方だと思っています。
ここは誤解を招きかねないのでしっかりお伝えしておきたいのですが、私は「今のストレスを抑えるな」と言っているわけではありません。
短期的に抑えざるを得ないときはどんどん使えばいいと思います。
特にお仕事などでは抑えないといけない場面はたくさんあるでしょう。
ですが、それはあくまで短期的な対応で、中長期的には価値観や生き方の変化に取り組む必要があります。
それを先延ばしにするために感情解放ツールを使うのは負であるという意味です。
感情を他人に出すのは逆効果
よく、感情を出せばいいと思って、怒りを他者に向ける人がいますが、それ逆効果です。
感情の間違った発散法です。
そうすると、状況が悪化して余計苦しくなります。
状況が悪化して余計苦しくなるということは、アプローチが間違っているということを学ぶ必要があります。
自分で考える癖をつけておかないと、いつまで経っても学びができず、苦しむ一方です。
人の話をうのみにしない、自分で考える癖をつけるというのは非常に大事です。そうしないとどんどん思考力や自己信頼感が落ちてきます。
ハートで生きるのが恐い
ここで、「ハートで生きる意義はよく分かった。でもそれが恐くてできない」という人がいます。
ほとんどの人がこう言いますね。
自作自演の恐怖
でも、私はそれを嘘だと知っています。
実際に恐いという感情は起こるので、そういう意味では本当ですが、恐怖の幻想におびえているだけで、実際の恐怖ではなく作り上げた恐怖におびえているだけです。
大人の私たちが、バブーバブーと赤ちゃんになったフリをして、「恐いよ~」と泣き叫んで、自分の殻に閉じこもっているだけです。
本当に赤ちゃんならば、そこから出ることはできませんが、私たちはその気になれば簡単に殻から出ることができます。
自作自演の恐怖です。
未消化な感情を認め、味わう
ですが、殻に閉じこもっていたいのです。
未消化な感情があるから。
「もっと認めてくれなきゃ、ここから出ない」と拗ねているだけです。
「どうせ何をやっても無駄だ」と逃げているだけです。
拗ねて、逃げて、自分を赤ちゃんにして、「恐い、恐い」と言っていることにまず気づく必要があります。
このときの未消化な感情の消化をうまく処理できるようになるには、感情解放ツールを学んでおくとよいですね。
ちなみにこのときの「恐い」は幻想の恐怖なので、ここを解放しようとするのではなく、「もっと認めてほしかった。悔しい。悲しい」「そのままの自分を受け入れてほしかった。悲しい」などの感情を分かってあげて、発散させてあげます。
そうすれば、自然に殻から出ますよ。
そもそも殻に閉じこもっていても幸せじゃないということは気づいているはずですから。
運動やカラオケなどで感情解放できる方法
EFT以外に、運動やカラオケなど感情解放できる方法が
ありましたら、ぜひ、教えていただきたいです。
この質問に答えるよりも何百倍も役立つことを答えたつもりです。
ここまで書けば、この質問に答える必要はないと思いますが、私は損な性格なのでこの質問にも答えますね。
運動やカラオケを単にやっても、感情解放にはなりません。
ただの気分転換に過ぎません。
運動やカラオケを感情解放のツールにしたいのであれば、感情を感じながらすることです。
たとえば、怒りがあったとして、その怒りを歌にぶつけると感情解放になるでしょう。
悲しいときに、悲しみの歌を気持ちを込めて歌えば、感情解放になるでしょう。
怒りを感じながらジョギングすると、感情解放になるでしょう。
毎回だと、運動やカラオケそのものの楽しみを奪ってしまいますが、たまにであればいいんじゃないでしょうか。
私は歌もジョギングもまったくしていないので、効果の検証はしておりません。
その他、私のオリジナルの感情解放ツールがあり、今はEFTよりもこちらを使っています。こっちのほうが私には早く簡単に解放できるので。
BERT(バート)という感情解放テクニックでメールマガジン購読特典としてやり方のPDFと動画をプレゼントしています。
最後に、AMさんが生き方を変えるのは大変かもしれません。
ですが、単にガス抜きして今までと同じことを繰り返していても状況は改善しません。
AMさんは殻を打ち破れる力があり、打ち破れる時期に来ていると私は思って、この記事を書いています。
ハートに移行できることを応援しています。
よっし~様
記事にしていただいて、ありがとうございます。
耳が痛かったです。
心にグサリときました。
なぜか昔から
自分を出すことは悪いことだと勝手に
思い込んでいて、被害者意識に囚われていました。
他人の評価や批判を過剰に恐れて、変なところで遠慮して、
いい人と思われようと卑屈になっていました。
感情を出す練習やコミュニケーション能力を上げて
自分を受け入れ、他人軸から自分軸にセルフイメージを
変えて、前向きに明るい毎日を過ごそうと思います。
大変親切な対応、本当にありがとうございました。
AMさま
こんにちは。よっし~です。
お礼のコメントをくださり、ありがとうございます。
痛かったと思います。
そこはごめんなさいね。
痛みをぜひ活かしていただければと思います。
これからは自分の殻に閉じこもるとどんどん苦しくなる時代です。
そして、自分を出すことが報われる時代です。
なので、私はこちらの方向性を強くお勧めしています。
徹底的に自分軸です。
自分がどうしたいかが大事です。
はじめが一番難しく、心も揺れ動くかと思います。
こういうときに感情解放ツールを使って、自分軸に戻してみてください。
ではでは。
よっし~(西川佳宏)