皆さんのまわりにも「鈍感力」が優れた人っていませんか?
鈍感力とは
「鈍感力」という言葉、一時期流行りました。
渡辺淳一さんの本のタイトルで有名になった言葉です。
鈍感力というのは、細かいことにくよくよしない力です。
打たれ強さといってもいいでしょう。
鈍感力の優れた人
私が昔いた会社でも鈍感力の優れた人がいました。
普通、怒られたらへこむはずなのに、まったくへこまないんです。
怒られた直後は神妙な顔をしますが、すぐにケロッとしています。
それについてくよくよ考えることをしていないようなのです。
ある意味うらやましかったですね。
過度に敏感な人は生きずらい
ちょっとしたことで敏感な人は生きていくのに苦しいですね。
少し怒られたり、批判されると、すぐに落ち込んで、しばらくネガティブモードになってしまいます。
自分で勝手に妄想を膨らませて、いろんなバッシングを自分にし、そして苦しんだあげく、相手に強い怒りを向けます。
怒られたことや批判されたことを自分で過大評価してしまい、そこにとらわれ過ぎちゃうんですね。
鈍感力が行き過ぎるのもよくない
鈍感力が優れた人は、ほとんど気にしていないようなので一見良いように見えますが、行き過ぎるのも良くないです。
確かに、物事をあまり気にしない一面は良いのですが、気にしないがためにまわりに迷惑をかけたり、責任感がなかったりするので、そういう人はあまり好ましくなく映ります。
長所と短所は両面ですからね。
問題の大きい鈍感力
あと、問題の大きい鈍感力もあります。
それは、感じるのが苦痛なので、感情や感覚のセンサーを鈍くした鈍感力です。
幼少期にあまりにも酷なことが起こり、こころが耐えられず、感情のスイッチを切ってしまうようなストーリーを見聞きしたことはあると思います。
そこまで行かなくても、ネガティブな感情を感じたくないために、感覚を鈍くします。
そうすると、周りが色あせます。
理想の鈍感力とは
理想の鈍感力とは、感受性は強くても、ネガティブな感情に対する抵抗力が強いことです。
ネガティブな感情を抑圧するのではなく、対処できる力です。
すると、感受性は高いメリットは享受しつつも、怒りや批判に対してもあまり引きずることなくさらっと流せます。
感度が高くても苦しみません。
ネガティブな感情に対する抵抗力をつける方法
感情解放のツールを持つ
ネガティブな感情に対する抵抗力を身につける方法はいくつかありますが、手っ取り早いのは感情解放のツールを持つことです。
EFTは感情解放にもってこいのツールです!
感情解放の手段を持っておけば、ネガティブな感情があっても対処できます。
安心感があるとゆとりが持てます。
感情を味わう訓練
ネガティブな感情に対する抵抗力を身に着けるには、感情を味わうこともひとつの方法です。
ネガティブな感情を身体で感じ、それをただ感じることをやっていくと、そこまで怖いものではないことが分かってきます。
すると、ネガティブな感情に対する抵抗力がつきます。
訓練ですね。
敏感になってしまうメカニズム
自分にとって重要ではないことに関しては鈍感でいることはたやすいですが、自分にとって重要なことは敏感になってしまいます。
特に抑圧しているネガティブなことは、そこを触られると嫌なので敏感になります。
「傷つきボタン」とも呼べますが、傷つきボタンに触られると相手に対して強く怒りが出たり、ひどい自己嫌悪に陥ってしまいます。
特に自己価値を傷つけるようなボタンは反応が強く出ます。
そのため、傷つきボタンに触れてもらわないように自己防衛します。
防衛するということはどうしても相手の行動に敏感になってしまいます。
なので、自分の傷つきボタンを癒すことが本当の意味で鈍感力を高めることにつながります。
理想の鈍感力を身につける
セルフワーク講座やカウンセリング・セッションでは、心の奥底にある傷つきボタンを探して癒すことをやっていきます。
無意識で防衛しているので自分ではなかなか気づけないものです。
長期のセッションを通じて目指す境地は、理想の鈍感力を身につけることです。
理想の鈍感力が持てると、周りの言うことはあまり気にならず、自分が楽しいことがやりやすくなります。
ぜひ身につけたいですね。